顔回の一期一会

時の徒然なるままに

初点

2015-01-12 10:11:53 | 好日

昨日11日は、初釜の日でありました。

お着物で盛装して、待合に入ります。

色紙が、目に入ります。

喜ばしい事が、沢山有りますように、

「壽山福満」 明道御老師のお筆であります。

 

 

お白湯を戴いた後、お席入りをします。

趣のある文字で、「日々是好日」、應明御老師のお筆、

縁起物の結び柳、円相の意味合いもあります。

 

 

床柱には、千両と鶯蔓が、一重切、内に蒔絵が施された竹花入れにありました。

 

 

今日の初点は、台子であります。

 

 

天板の上にある、中次棗には、お目出度い蒔絵が施されています。

梨地塗、吉祥小鎚であります。

 

 

 

上から写してみました。今年の干支羊も描かれています。

お菓子は、宮中でも使用されている花弁餅であります。

お炭から始まり、懐石、濃茶、後炭、薄茶となされて退席になります。

人間修行の場なのですが、なかなか難しいと常日頃感じております。

1年間の修行を心に念じて、帰路につきました。