昨日11日は、初釜の日でありました。
お着物で盛装して、待合に入ります。
色紙が、目に入ります。
喜ばしい事が、沢山有りますように、
「壽山福満」 明道御老師のお筆であります。
お白湯を戴いた後、お席入りをします。
趣のある文字で、「日々是好日」、應明御老師のお筆、
縁起物の結び柳、円相の意味合いもあります。
床柱には、千両と鶯蔓が、一重切、内に蒔絵が施された竹花入れにありました。
今日の初点は、台子であります。
天板の上にある、中次棗には、お目出度い蒔絵が施されています。
梨地塗、吉祥小鎚であります。
上から写してみました。今年の干支羊も描かれています。
お菓子は、宮中でも使用されている花弁餅であります。
お炭から始まり、懐石、濃茶、後炭、薄茶となされて退席になります。
人間修行の場なのですが、なかなか難しいと常日頃感じております。
1年間の修行を心に念じて、帰路につきました。