顔回の一期一会

時の徒然なるままに

中秋

2013-10-12 19:59:23 | 静寂

秋も深まりました。

そこここに、秋の訪いが感じられます。

とても日が短くなり、5時過ぎには、薄暗くなります。

雨の後の夕暮れです。

雲がとても綺麗で、彩雲かな???

彼岸花に似ているような、そうではないような不思議なお花です。

10月のお茶室は、円相(無尽蔵)のお軸です。朴堂御老師のお筆です。

円はどこまで進んでも丸くて、尽きることがありません。

お人の世界も丸く、丸く過ごせたらとても暮らしやすくなりそうです。

最近「おもてなし」という言葉をよく、聞く事があります。

お茶室も、然りでありまして、お客様に火を少しずつ

近付けるように、設えます。

少し肌寒い日も、畳の中央に火があるように整えます。

中置として、おもてなしをいたします。

五行棚で(木火土金水、宇宙の理を表しているようです)

このお棚を設えると、秋も深まりつつあると感じます。

お花は、残り少なくなって、シュウカイドウと金水引を水に繋げてあります。

浜小菊等野の花を、水に繋げるのもあとわずかとなりました。

これからは、寒さも日ごと深まります。

暖かい心で、おもてなしできればと思います。