秋も深まりました。
そこここに、秋の訪いが感じられます。
とても日が短くなり、5時過ぎには、薄暗くなります。
雨の後の夕暮れです。
雲がとても綺麗で、彩雲かな???
彼岸花に似ているような、そうではないような不思議なお花です。
10月のお茶室は、円相(無尽蔵)のお軸です。朴堂御老師のお筆です。
円はどこまで進んでも丸くて、尽きることがありません。
お人の世界も丸く、丸く過ごせたらとても暮らしやすくなりそうです。
最近「おもてなし」という言葉をよく、聞く事があります。
お茶室も、然りでありまして、お客様に火を少しずつ
近付けるように、設えます。
少し肌寒い日も、畳の中央に火があるように整えます。
中置として、おもてなしをいたします。
五行棚で(木火土金水、宇宙の理を表しているようです)
このお棚を設えると、秋も深まりつつあると感じます。
お花は、残り少なくなって、シュウカイドウと金水引を水に繋げてあります。
浜小菊等野の花を、水に繋げるのもあとわずかとなりました。
これからは、寒さも日ごと深まります。
暖かい心で、おもてなしできればと思います。