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原色の民族衣装まとい舞台に 五輪開会式でカナダ先住民(朝日新聞)

2010-02-13 21:01:00 | 先住民族関連
原色の民族衣装まとい舞台に 五輪開会式でカナダ先住民2010年2月13日21時1分


民族衣装姿の先住民らがカナダ選手団を出迎えた=上田幸一撮影

開会式ではカナダの先住民たちがパフォーマンスを披露した=上田幸一撮影

「歓迎の像」を中心に先住民族が集った開会式=上田幸一撮影
 【バンクーバー=宮嶋加菜子】「先住民との融合」を大きなテーマに掲げたバンクーバー冬季五輪。開会式会場の白銀のステージでは、青や黄の原色の布を縫い合わせたり、鳥の羽根を背中いっぱいにつけたりした民族衣装姿の先住民がリズムに乗って踊り、世界に存在をアピールした。

 会場に設置された五輪の輪の中からスノーボーダーが飛び出し、どよめきと歓声で始まった開会式。カナダ国旗の入場に続き、舞台に立ったのは先住民たちだった。

 バンクーバー五輪組織委員会と協力する先住民グループ「FHFN」のメンバーだ。登場の際には会場の照明が落ち、厳粛な雰囲気に。4本の巨大な「歓迎の像」がゆっくりと立ち上がると、カナダ全土から集まった先住民が次々とステージへ。太鼓の音に合わせたダンスに会場の観客も手拍子しながら体を揺らす。踊りの輪はどんどん広がり、そのまま各国の選手を迎えた。

 五輪の開催前には、先住民の文化や暮らしを紹介する多くの催しが市内で開かれた。

 FHFNは競技会場周辺にもともと住んでいた4民族の団体。チュワニー・ジョセフ代表は「我々の『物語』を世界が共有する最初の日だ」と話し、組織委に協力した意義を強調。

 同国内の先住民族は数百といわれ、「体制側に利用されるだけだ」と五輪への参加に批判的な民族もいる。同代表は「いずれは思いを分かりあえると思う」と話した。


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