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しるばあ~しーと

      kamekame3

元気でいたいです^-^。

漢詩(中国編)            ♪問梅閣  ♪春風 ♪雪梅  ♪竹里館    ♪胡隠君を尋ぬ

2012年02月25日 | インポート

  

 

  問 梅 閣    高  啓 作

春に 問う 何れの 処よりか 来たる  

春 来たって 何れの 許にか 在ると  

月 墜ちて 花 言わず

幽禽 自ずから 相  語る 

Ume_2

 

春よお前はどこから来たのか。

春は来て 今何処にいるのだろうか。

月は西の空に隠れ 梅の花は何も語らない。

ただ小鳥だけが静かに囀っているだけだ



     春  風    白居易 作


   一 枝 先 発 苑 中 梅 

   桜 杏 桃 梨 次 第 開 

   薺 花 楡 莢 深 村 裏 

   亦 道 春 風 我 為 来 

 

   


 春風が苑中の梅を咲かせ
 次第に桜 杏 桃 梨などの花を咲かせる
 一方 春風は里山でナズナ楡の実をつける
 そうした春の景色や
 公平に人を喜ばせることを詠った詩である

    
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     雪  梅     方 岳  作

 

   梅有り 雪無ければ 精神ならず        
    

 

   雪有り 詩無ければ 人を 俗了す 
 

 

   薄暮 詩成って 天又 雪降る
    


   梅と 併せ作す 十分の 春   

 

   



                             ΔΔΔ ΔΔ

           胡隠君を尋ぬ   高 啓 作

 

           水を渡り 復 水を 渡り

 

           花を 看 還 花を 看る

 

           春 風   江上の   路

 

           覚えず 君が 家に至 る

 


   




     
竹 里 館     王 維 作
 
 
     独 り 坐 す  幽 篁の 裏 
 
       弾 琴  復  長 嘯  
 
      深 林  人  知らず  
 
      名 月 来たって 相 照らす 








 

  烏江亭に題す  杜 牧 作

勝敗は 兵家も 事 期せず

羞を 包み 恥を 忍ぶは 是れ 男児

江東の 子弟 才俊 多し

巻土 重来 未だ 知るべからず

 

戦いの勝ち負けは 兵法家でも事は予測できないものである
長江の東の地の若者はすぐれた者が多いから
勢いを盛り返してくれば まだどうなるかわからなかったのに。


悲劇の英雄にはあの時あそこで死んでいなかったらという同情をこめた見方がつき物である

 

 

 

  涼 州 詩   王翰 作


葡萄の 美酒 夜光の 杯

飲まんと欲すれば 琵琶 馬上に 催す

酔うて 砂場に臥す 君笑うこと 莫かれ

古来 征戦 幾人か 回る

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

      春  望         杜 甫 作 


  国  破れて  山河  在り

  城  春にして  草木  深し

  時に  感じては  花にも 涙を 濺ぎ

  別れを 恨んでは 鳥にも 心を 驚かす

  烽火  三月に  連り

  家書  万金に   抵る

  白頭  掻けば  更に  短く

  渾べて  簪に  勝えざらんと  欲す

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

  遇成     朱熹 作
 

少年 老い易く 学成り難し

一寸の光陰 軽んずべからず

未だ覚めず 池塘  春草の夢

階前の梧葉 巳に 秋声

桐一葉 落ちて 天下の 秋を知る( 読み人知らず) ♪

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


   


    除 夜 の 作   高 適   作

 

 旅 館 の  寒 燈  独 り  眠 ら ず 

 

 客 心  何 事 ぞ  転 た  悽 然 

 

 故 郷  今 夜  千 里 を  思 う 

 

 霜 鬢  明 朝  又  一 年 

わびしい旅館の一室、ものさびしい灯火の下で、一人寝つかれない。

旅の愁いはいったいどうして、こんなにも悩ますのだろうか。

今夜は大晦日、故郷では家族の者たちが、遠く旅にいる私のことを思っていることであろう。

夜が明けると、白髪の老いの身にまた一つ年を重ねるのである。

 



                                      ♪

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 春  夜     蘇  軾  

春宵 一刻 値 千金    
花に 清香 有り 月に 陰 有り  
花管 楼台 声 細々
鞦韆 院落 夜 沈々

春の夜は 一刻が千金の値にも思われる

花には清らかな香り 月には朧雲がかかっている

先ほどまで高どので聞こえた歌や笛の音も静まり

中庭にはブランコがひっそり下がって夜はふけゆく。

 

 

                
               
             
              

  △  

 

 

春  望         杜 甫 作 


  国  破れて  山河  在り

  城  春にして  草木  深し

  時に  感じては  花にも 涙を 濺ぎ

  別れを 恨んでは 鳥にも 心を 驚かす

  烽火  三月に  連り

  家書  万金に   抵る

  白頭  掻けば  更に  短く

  渾べて  簪に  勝えざらんと  欲す

  山 中 問 答    李 白  作

余に 問う 何の 意 あってか 碧山に 棲むと   
笑って 答えず 心 自ずから 閑なり  
桃花 流水 杳然として 去る
別に 天地の 人間に 非ざる 有り 

         △

        △  

     △

 


睡眠不足だわァ

2012年02月24日 | ブログ
昨夜?今朝って言わなきゃ~かも
3時前に酷い音と振動で目が覚める ビックリしたああ~ そうだ昨日の筈の保線作業だわと思う 23日の夜保線作業との連絡がポストに入っていた。
昨夜雨が降ったので遅れてたのだろうな。
・・・・・
電車の通行中は作業ができませんので 終電車後の夜間作業で補修をいたしたく 沿線の皆さまにはお休みの時間をお騒がせして誠に申し訳ございませんが ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
・・・・・
・・・・・ これが1年を通じて数回の補修がある。
文句言ってもしようがないから黙って我慢 電車利用に便利と思いここに住み着いたのが運のつきだもんね。
夜間に働く人の身になれば通り過ぎるまでの我慢だと思ってみても いちど目覚めると眠れないよね。
そうこうしてるうちに 風が出てきた 凄い風でゴオ~~~ 家が震える感じがした~~。
それで眠れないよ。 だいたい寝たのは12時回っていたから 朝はチョッと頭が重い。
スッキリしたいと思い体操へ午前中に行く タップリ汗が出た^-^
午後はお稽古へ。 いまいち高いところが上手く出なかった 睡眠不足のせいかなあ。 人には言えないけど自分への慰め(言い訳だぁね)
肩もこってるよ。 早めにお風呂入って早く寝よう~かな。
Yukiwarisoumisumisou

ユキワリソウ(ミスミソウ)

雨上がり

2012年02月23日 | ブログ
朝からの雨はけっこう降っていた。
昼ごろ上がるとの予報が当たると思えないほど暗くて酷かった。
n?昼食とってると少し明るくなって雨あがった~ 見る間に明るくなって・・気分良好です。
鉢の梅も 蕾がほころび・・気のせいかな



短歌♪和歌♪俳句を楽しむ

2012年02月22日 | インポート

声を出して読もう*⌒ ー ⌒*  和歌 短歌

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  咲く花の 見る人 多し 散る花の
            あとを 訪うこそ 情け なり  けれ
                                  読み人知らず)

 

桜花 散りぬる風の なごりには 水なき空に 波ぞ立ちける

                                      紀貫之 作

。。。。。。。。。。。。

日本語のひびきやリズムを楽しもう *⌒ ー ⌒*  

。。。。。。。。。。。

      雲のゆくえ  島崎藤村 作


       庭にたちいでただひとり

   秋海堂の花をわけ            Syukai1   

   空ながむれば行く雲の

       さらに秘密を開くかな



       さらに秘密を開くかな

 

....

....

     俳 句    小 林 一 茶 作





   草の葉に かくれんぼする蛙かな



   我と来て 遊べや親のない雀

          Suzume

   やせ蛙 負けるな 一茶これにあり



   雪とけて 村いっぱいの子どもかな



   雀の子 そこのけそこのけお馬が通る


漢詩(日本編)             寒梅 ♪江上の船  ♪松島 ♪   九月十日  ♪海南行 ♪平泉懐古  ♪桜祠に遊ぶ 

2012年02月22日 | インポート






ΔΔΔ ΔΔ

  

    寒  梅     新島襄 作


    庭上の 一 寒梅

    笑って 風雪を 侵して 開く

    争わず 又 力めず

    自ずから 百花の 魁を 占む

Umebonsai

 

    ♪

 

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・・・・・・・・・・・・・・・

 

    江 上 の 船    嵯 峨 天 皇  作


一 道の   長 江   千 里に   通ず

漫 々たる  流  水   行 船を   漾わす

風 帆   遠く  没す  虚  無の 裡

疑うらくは是れ 仙査の 天に上らんと 欲するかと

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

松 島   釈 南 山 作



天 下  山 水  有 り

 

各 一方の 美 を 擅にす

 

衆 美  松 州に 帰す

 

天 下  山 水 無 し

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ΔΔ ΔΔΔ

 






九月十日   菅原道真 作

 

去年の 今夜 清涼に 侍す
愁思の 詩篇 独り 断腸
恩賜の 御衣 今此処に在り  
捧持して 毎日 余香を 拝す

  
道真が大宰府へ左遷 「罪人に準ずる扱い」 せられる僅か三ヶ月前の九月十日は恒例の宮中に於ける詩宴が催され その御題である「愁思」の八行詩を賦して献じ いたく帝の御意にかない 褒美として御着用の羽織を賜り君臣の暖かい情愛に花咲く一幕があった。
そして三月後 大宰府へ流謫の身となった
それから一年後の九月十日 当時の感激を新たに思い起こし 断腸の思いで恩賜の御羽織を捧げ持ち涙ながらに都の空を伏して拝むのであった。

詩中にあふるるものは只道真の忠誠心のみであって 一点の邪心もない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

海  南  行      細川頼之 作


   人生 五十 功 無きを 愧ず

   花木 春 過ぎて 夏 已に 中ばなり

   満室の 蒼蝿 掃えども 去り難し

   起って 禅榻を 尋ねて 清風に 臥せん

平 泉 懐 古    大槻 磐渓 作

三世の 豪華 帝京に 擬す   

朱楼 碧殿 雲に接して 長し  

只今 唯 東山の月のみ 有って

来り照す 当年の 金 色  堂     

                         Pika

奥州、藤原氏三代の繁栄は、豪華さを極めた。当時、平泉を今日の都になぞえ。

雲にも届かんばかりの朱塗りの楼台碧色の殿堂が長々と立ち並んでいた。

今は唯、そうした 豪華さも空しく夢となり 昔と変らぬものは、東山に出る、月のみである。

月は毎夜来たって当時からの 唯一の遺物である金色堂を照らしているのである。

Konnzikido

         金色堂

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桜祠に遊ぶ  広瀬旭荘 作

 

    花 開けば 万人 集まり

    花 尽くれば 一人 無し

    但だ 見る 雙 黄鳥

    緑陰 深き処に 呼ぶを

 

 花が開けべば 無数の人が群がり寄るけれど
 花が散ってしまえば誰一人寄りつくものも無い
 ただ一対の鶯だけが緑の蔭で仲良く呼び合っている光景を見た
 ああ人間の世界もあのようにありたいもの・・・・・との嘆息
      (人の情の希薄さを嘆いたもの)














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