春 風
白居易 作
一 枝 先 発 苑 中 梅
桜 杏 桃 梨 次 第 開
薺 花 楡 莢 深 村 裏
亦 道 春 風 我 為 来
春風が苑中の梅を咲かせ
次第に桜 杏 桃 梨などの花を咲かせる
一方 春風は里山でナズナ楡の実をつける
そうした春の景色や
公平に人を喜ばせることを詠った詩である
スノードロップ 花言葉 「希望 慰め」
こんなお話しがあります
アダムとイブが禁断の実を食べエデンの園から追放された時雪が降りしきっていた。 永遠に続くかと思われる冬に絶望し 泣きじゃくるイブを慰めるため天使がひとひらの雪に息を吹きかけた。 それは地に落ちて春の兆しのスノードロップとなりそして希望が生まれた。
ガランツス・エルウィジー
通称/スノードロップ 和名/オオマツユキソウ(大待雪草)
「雪のしずく」 という名前がぴったりの花「スノードロップ」 花弁が雪のしずく(ドロップ)のようです。
「雪の耳飾り」の名前も・・こちらの「ドロップ」は『イヤードロップ(耳飾り)』の意味で「スノードロップ」
純白の花は清浄の象徴とされカトリックの行事 聖燭節(2月2日)にはこの花が飾られます。
ドイツの言い伝えでは 雪には
はじめ色がなく花たちのもとを訪れて色を分けて
くれるように頼んだ
しかしどの花もそれを拒んだ。
ただスノードロップだけが自分の花の色を分け与えました。
雪はそれに感謝しスノードロップに春いちばんの花を咲かせる栄光を約束した。
スコットランドではお正月が来る前にこの花を見つけると 翌年「幸せになる」と言われています。
ロシアの詩人
劇作家マルシャークの童話劇 『森は生きている』で 主人公の少女は継母から
咲いているはずもない大晦日にスノードロップの花を摘んでくるように言い付けられました。
森の中で出会った12の月の精に助けられ少女は幸運をつかむのです
スコットランドでは「正月が来る前にこの花を見つけると翌年幸せになる」と言い伝えられています。「新年の前にスノードロップを見た者は幸福になる」 暮れもせまった頃探しに行って見ましょうか。
この花大好き
植える場所 秋~春は日当たりの良い 休眠期の夏はやや日陰になる場所が好きらしいです。