21日から、御殿場の馬術競技上でNobert Van Laak によるトレーニングセミナーが行われています。
この人はどういう人かというと、馬術の本場ドイツで5本の指に入るトレーナーで、一世を風靡したオットー・クレパンのCorlandus (Margit Otto-Crepin/FRA)や、アメリカ ロバート・ドーバーのAristocrat、Everestなどの馬を世に送り出した人で、日本の有名なところではGazpachoなどがいます。
私たち、ドレッサージュをやっている人間には憧れのトレーナーです

日本に来てくれるとは思っていなかったのですが、関係者の努力のおかげで今回のクリニックの開催となりました。
14頭の馬があつまり、連日30分刻みのスケジュールをこなしています。
うちからは息子のSとFlaming Lightが参加しましています。私たちもめったに見られない人のトレーニングなので、火曜日にスタッフ全員で見学に行きました。
体高170cmの馬、身長182cmの騎手の大型コンビです。

初めにSが乗って軽い運動をした後、トレーナーが乗ってくれます。
セオリーどおり、左右の柔軟運動から前後の収縮まで馬を飽きさせることなく、常に前進気勢を保たせて運動しています。
その結果、馬の自発的な後駆への負重があって、前駆が軽くなります。
私たちも、理屈はわかっているのですが、そこへ持っていくのは並大抵ではありません。
しかし、彼が乗るとうまが見る見る変わっていくのがわかります。軽やかに嬉々として動いてきます。
ほんとにセオリーどおり、特別トリッキーなことをするわけではありません。


師匠が乗ってくれたあと、弟子が乗ります。
透過性があり、軽やかになった馬は、さぞ乗りやすいことでしょう、、。

たぶんこの時は「もっと手を低く!」と言われているのだと思います。

なんだかうれしそうな弟子

さあ、今日から全日本が始まります。
皆さん、日ごろの成果を存分に発揮して、悔いのない演技をしてくださいね!