アイちゃんの両親は俗にいう「ショードッグ」です。
でも、ショードッグってなんでしょうか?
もし、みなさんがあたらしい子を迎えようとした時どうやって探しますか?
実物のワンコが見れるところ、、。それがドッグショーです。
わたしがアイの母犬を見たのは、2003年岐阜のショーでした。
確かマリオンと同じクラスでしたのでアダルトクラスだったと思います。
16、7頭出ていたと思いますが、審査が順番に行われていき、
最後のほうに、人がきてもワンコが来てもいつもしっぽを振って近づいていく
かわいいイエローの子がいました。
体形もさることながら、この性格が「あ~いいな。いつかはこんな子と暮らしたいな」と思っていました。
結果としてこの子がベストインスペシャリティーショー(BISS)となりました。
骨格がどうとか、構成がどうとか見ていたわけではありません。でも「やっぱりな」、、、という感じでした。
実際、アイをお譲りいただくにあたって千葉まで行って母犬に会ってきました。
実にやさしい母親の顔をしていて、おおきなおっぱいに仔犬をぶら下げながら、
私にニコニコ微笑みかけてくれました。やっと会えた、、、と涙が出てきました。
父犬は、有名なニイガタナンセイの新着のオスです。
この子は会っていませんがオスらしくて、ちょっとおちゃめな表情のこの写真に一目ぼれです。
ニイガタナンセイ犬舎は日本のラブラドール界を引っ張っている犬舎ですが
良い種オスを海外から入れてきてくれます。
私は馬をヨーロッパから入れたことがありますので分かりますが、欧米での日本の評判は決していいものではありません。人と人との信頼関係がなければ大事な犬(または馬)を簡単に譲ってはくれません。
信頼関係を築くまでにはそうとうなご苦労があったことと思います。
ドッグショーとは仔犬を迎えるための両親探しの場であるのではないかと思います。
気に入った子がいたらショーが終わったあとに、「とってもすてきな子ですね。さわってもいいですか」とマナーを守って声をかけてみてはどうですか?
自分の犬を愛している人なら快く見せてくれると思いますよ。
話がそれましたが、そんなこんなで4年の思いがかなってアイがやってきました。
この子がショーや競技会で活躍してもしなくても一生一緒に暮らしていきます。