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[ おたまじゃくし ] / 2005年07月23日
遅くなりまして、申し訳ありません。やっと書き込めます。
いよいよ来週の土曜日ですねぇ!本当に楽しみです!私たちも当日は休み、の予定ですので、前日から天文館に進出して大いに呑み、気分を盛り上げて鹿児島中央駅付近の劇場に乗り込むつもりです。くれぐれも飲み過ぎないように注意します。

私は、4月から南の島で機種転換訓練を受けていますが、やっと終わりが見えてきました。順調に進んだ場合、あと2週間で終了、原隊に復帰できそうです。(しかし、台風が・・・)
この訓練は、海上自衛隊の正式な命令に基づいて実施されているものであり、「ジャパプレに行きたいよー!」などと言って、勝手にサボって東京に行くなんてことはできません。タカシちゃんあたりから「おいでよ!」と呼ばれれば行くんですけど、そんなことはありえませんからねぇ。おとなしく訓練してます。ジャパプレに参加されるブログ常連の皆様、どうぞ楽しんできて下さい。

なんか、関東地方で地震があったようですが、大丈夫ですか?「亡国のイージス」公開を前に不吉な前兆、否、皆さんの期待の大きさが天変地異を呼んだのでしょうか?いずれにせよ、大きな被害がないことをお祈りします。

テレ朝の特番、すごかったですねぇ。観ましたよ!あの館山基地での撮影が大々的に取り上げられていました。10機ものSH-60Jを同時に飛ばすことは、1個航空隊では不可能、そこで、第21航空群隷下の101、121、123の各航空隊から航空機・搭乗員を派出して混成の編隊を編成することになりました。
10機編隊の撮影を行うためには、各航空隊間の細部調整、飛行ルート・高度などをはじめ、民間の撮影ヘリとのコーディネートなど、館山基地で調整を担当した若いパイロットは、さぞたいへんだったと思います。
彼は、私の教え子です。いつもこのブログにふざけたコメントを書き込む教え子と名乗るヤツとは別人です。
彼のお父さんも海上自衛隊の哨戒ヘリパイロットでした。真田広之氏の最後の撮影に協力してくれた第121航空隊に所属されていた昭和61年の春、伊豆半島石廊崎沖で訓練中に殉職されました。
彼は、小学生だったそうです。そして今、お父さんが勤務した館山基地で、同じ哨戒ヘリパイロットとして勤務しているのです。大学卒業時には、おそらく多くの就職の選択肢があったのでしょうが、あえてお父さんと同じ道を選んだということです。
彼のお父さんのみでなく、多くの隊員が海上自衛隊創設以来、不幸な事故で命を落としています。ミスが死に直結することになりかねないわれわれパイロットは、「命の重さ」ということを常に意識の片隅に置いて勤務しています。自分のミスで死んではいけない、クルーを殺してはいけない、自分や仲間の家族を泣かしてはいけない、ということを考えない日はありません。だからこそ、自らに厳しい訓練を課し、後輩や部下を厳しく鍛えるのです。
パイロットばかりでなく、艦艇乗員、陸上勤務員などすべての海上自衛官が自分の、仲間や家族の、守るべき国民の命の重さを胸に勤務しているのです。
特番の中で、「きりしま」の清井先任伍長がそんな話をしていましたよね?
異論のある方もいるでしょうが、おそらく現在のわが国で命の重さということを、いちばん考えているのは、自衛隊員ではないかと思います。
そんなわれわれ海上自衛官の想いを、真田氏はじめ出演者の方々が見事に表現してくれています。映画の中に海上自衛官の想いも併せてご覧いただければ幸いです。

さて、海上自衛隊の全面協力、知られざる協力をご紹介しましょう。
撮影協力が決定される以前から、「亡国のイージス」を担当した海幕広報室員、彼は、平成14年夏から海幕広報室に勤務していました。2年間の刑期じゃなくて任期の予定でした。
本格的な撮影が始まった昨年夏、彼は飛行配置に復帰する予定でした。しかし、撮影は、まだまだ続きます。
海上自衛隊の決断は素早かった!撮影終了まで、彼の転勤は、凍結されたのです!撮影の終了は、12月13日、「うらかぜ」の映像の素になる「いかづち」での撮影でした。彼が、飛行配置に復帰したのは、今年3月末でした。すごいですよねぇ!海上自衛隊、人事まで含めて全面協力していたんですねぇ!(谷原君のマネ?)

さあ、今夜は渡世人とまたまた呑んだくれます。皆さんも夏本番の週末、大いに呑みかつ食らい、夏バテなんか吹ッ飛ばして下さい。そして大いに「亡国のイージス」を語って下さい。では、来週、封切りの日、最後の書き込みでお会いしましょう。

(注:教え子君のお父さんに関する内容につきましては、本人の了解を得ております。)


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[ S?A?T?C? ] / 2005年07月23日
S?A?T?C?です。昨夕より「何だかおかしいな~」と思っていたところ、2年ぶりくらいに発熱しておりました。あぁ、ブログがまだ…と後ろ髪ひかれる思いではありましたが、年齢には勝てないと根性のないわが身を憂い、やっぱりダメだ!と薬を飲んで寝てしまったので書き込みが遅くなりました。誠に申し訳ございません。夜中に「たるんでるからそういうことになるんだよ。精神から鍛えなおし。0点」とP氏に言われている夢を見て飛び起きました。ぐっしょり汗をかいて、熱もすっかり下がっておりました。効いたのは薬ではなく、P氏の一喝だったなと思い、P氏に感謝しております。ありがとうございました。まあ、公開前の厄落としということで、お許しいただけましたら幸いです。

さて、いよいよ公開を来週に控え、いろいろなテレビや新聞、雑誌などで「亡国のイージス」の役者さんのインタビューを目にするようになりました。誰も彼もみんな本当にいい男ですよね。私も、映画が完成してから、様々な立場でこの映画に関わってこられた方々に取材し、お話を伺ってきました。今日は、そんな取材現場で出会ったスクリーンには映らないいい男をご紹介しましょう。

映画の主人公は真田広之さん演じる先任伍長でしたが、“阪本組の先任伍長”とも言うべきは製作現場プロデューサーの森谷さん。これだけの大きな作品になれば、製作現場には常に何百人もの人がいます。その人たちを一つの方向にまとめ、段取りどおりに撮影を進めていくことがその仕事。撮影の進行状況に加え、役者の体調や、天候などをとっさに判断し決断するそうですが、30年のキャリアのある森谷さんでも、イージスには経験値をはみ出している部分が多かったそう。そんな現場をスムーズに進めるコツを伺ったところ、「自分の中で優先順位をつけること。そして、頭で考えたことを五臓六腑にしみわたらせてから、口から吐くこと。そうすればきちんと伝わる」と。「人をコントロールしようなんて思っちゃいけないよ。自分をコントロールして、自分の変化から相手の変化を導き出さなくちゃ」という言葉には、数々の修羅場を潜り抜けてきたプロだからこその重みがありました。細身で長身、黒いスーツをビシッと着こなした迫力のあるヒゲの紳士を見かけたら、その方が森谷さんです。ジャパンプレミアで会えるかな? エンドロールで森谷さんの名前を確認してくださいね。

さて、もう一人。映画の製作に直接関与されているわけではありませんが、先任伍長つながりということでご紹介します。先任伍長はそれぞれの艦にだけいらっしゃるのだと思っていましたが、今回、海上自衛隊全体の先任伍長がいらっしゃることを知り、会ってきました。その名も防衛庁海上自衛隊先任伍長の佐賀さん。現職に就かれる前は、イージス艦きりしまの先任伍長も務められたという佐賀さんは、海の男歴(こんな言葉あるのか?)34年の大ベテランです。「艦に乗っているときは、すぐに何でもできることが求められるんです。ひとりが欠けても艦は動かないし、みんなが他の人のことも考えて仕事をしないといけない。一人ひとりが大切にされていると思わせることが、私の仕事ですね」。こんな気持ちで育てられているから、若い海曹さんたちの生き生きとした表情と出会えたんだな、と以前乗せていただいた護衛艦でのことを思い出しました。「僕たち船乗りは一度海に出たら半年帰れないこともあるでしょ。だから限られた時間を家族や恋人のために大切に使うんですよ。だから結婚するなら海の男だよ!」とのアピールも。いつもお世話になっている海上幕僚監部の広報室長の顔もダブり(私、個人的にかなり好きです!)、う~む、あと10年早くイージスが製作されていたら、私の人生も変わっていたかしら?などと、ありもしない妄想にとりつかれたりもしました。「いつでも艦に帰れるように、心も身体も準備しているよ」と笑う伍長は、「スマートで、目先が利いて几帳面。負けじ魂、これぞ船乗り」という旧海軍からの伝統の言葉をそのまま体現したような“潮気”たっぷりのいい男でした。

ここのブログに参加していただいているみなさんは、もうその男っぷりをよくご存知でしょうから、ここでは改めてコメントはしませんでしたが、ブログ上でいつも登場してくるP氏もM越さんもプロ中のプロのいい男です。

スクリーンの上にもいい男があふれていて、スクリーンの裏にもこんないい男たちがいる「亡国のイージス」。公開まであと1週間。どうぞご期待くださいね。
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