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素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

仮面ライダー555 第36話

2017-07-24 19:30:00 | 仮面ライダー555
巧がオルフェノクであることを知り、ショックのあまり逃げ出す真理。巧とウルフオルフェノクの姿が重り、閉じ込められていた記憶が再び真理の脳裏によみがえる。その後、スマートブレインに連れていかれた巧は、村上から、流星塾の同窓会を映したビデオを見せられる。そこに写っていたものとは・・・。


巧から逃げ出す真理。
追いかける巧。
真理をかばい、巧をにらみつける草加。

いいですね、このピリピリした展開。

さて。全てを捨てて真理をよみがえらせた・・・かに見えたたっくんですが、
案外しれっとした顔で、いままでどーり生活しようとしてます。いやいやちょっと待て。

挙句、真理に正体バレして逃げられるわ、
受け入れるからと言われて戻るも、本能的な部分で拒絶されるわ、
・・・それはたっくんの責任じゃねーかと思うんだ。
禁忌である死者の再生を行ったのだから、相応の責を負わねばならんと思うのだ。

なのにたっくんはズルズルと今までの生活にしがみつき、
結果、「巧を受け入れられない自分」を、真理も啓太郎も責めることに。

ところで「真理の再生」という先払い報酬を受け取ったのだから
引け目を感じてスマートブレインに義理立てするかと思いきや

「お前らを裏切っても、別に悪いとは思わねぇからな」

と堂々言い放つたっくん。そういやこの人、悪党属性だったね。

さて今回は「たっくん電話に出る」の回でもありました。
啓太郎に呼び出され、木場くんに呼び出され、草加に呼び出される。
木場くんとは、散々すれ違いを繰り返してきて視聴者をモヤモヤさせてたんですが、
同じオルフェノクだと認め合った瞬間に、全てが氷解するという。

「じゃあ、初めてオルフェノクになったのは、ずいぶん昔のことなんですね」
「あぁ、ガキの頃事故にあって死に損ねてな、そのときに」


つまり、番組開始当初からオルフェノクであったと。
そして、自分が戦ってきた理由を彼なりに分析する。

「もしかしたら俺は、オルフェノクである自分を否定するために、ファイズとして戦ってきたのかもしれない。
 わかるだろ? 人間を守るとかじゃなくて、本当の自分を打ち消すために戦ってきた」


すごいなぁ。いままでいろんな仮面ライダーを見てきたけれど、
そんな理由で戦ってきた人、初めてだ。びっくりした。

そんなこんなで、今回はとうとう木場くんがファイズに変身です。
かっこいい!おめでとう!

しかし。木場くんはオルフェノクなので当然ファイズにも変身できるけど、
草加も以前に変身したんだよな。草加も、じゃないのかなぁ。

仮面ライダー555 第35話

2017-07-21 09:20:00 | 仮面ライダー555
巧がオルフェノクだった。真理をよみがえらせるため真実の姿を晒した巧に呆然する啓太郎たち。雅人は、オルフェノクでありながらオルフェノクと戦う巧と勇治の行動を理解しかね、何かを共謀しているのではと勘ぐる


なんかもう。なんかもう。
真理が死んでから、世界がぐるりと反転したかのように、
取り返しのつかない展開になってしまった。

一番やばいのがアレですよ。
真理が帰ってくるんですよ。普通に。
なんなの、もう、完璧ホラーじゃん。めちゃくちゃ怖いじゃん。

ていうか。
ここまで応援してきた主人公のヒーローが実は怪人でした! とか、
ヒロインは確実に死んだんだけど、謎の技術で生き返りました! とか、
お子様的にはOKだったのか?(よけいな心配とは重々承知で)

もうさ、啓太郎視点で言ったら、

・バイトに来てた木村さんはオルフェノクに殺されちゃう
・真理ちゃんも殺されちゃう
・たっくんはオルフェノクだった
・真理ちゃんが生き返った!! ←New!

と。もう可哀相としか言いようがない。
そんなんさ、もう、ぜーんぶ見なかったことにして、目をそらして、
今まで通りの生活を過ごしたいと思うじゃない。
あれは全部悪い夢だったのさハハハハハ!って言いたくもなるじゃない。
草加が見下すように、それは確かに逃避なんだけどもさ。

村上社長とラッキー・クローバー。
彼らの力関係は、お互いの認識では若干のズレがあるような感じなんですけども、
相変わらず村上社長は、自分の下部組織だという認識でラッキー・クローバーの人事を決めて
冴子さんに文句言われます。お前勝手に決めてんじゃねーよ。

ただ、たっくんに関しては村上社長の認識が正解っていうか、
真理の命を「先払い」と表現していたように、
真理を生き返らせたっていう既成事実がある以上、たっくんはもうスマートブレインに従うしかないと思う。
これが草加だったら、それとこれとは別だぁ!とか平気で言えるんだろうけど。

そんな草加は。

「だいたい何か企んでいるのは君なんじゃないのか、嘘が多すぎるんだよ君は」

と、木場さんから言われます。ようやく、ようやくわかってもらえたぜ。
でも、何度も言ってるけど、もう本当に草加が主人公みたいだよな。

さて物語は新展開。
たっくん=オルフェノク、の詳細も全く不明な状態なんですが、
そこへきて、例の同窓会事件にもウルフオルフェノクが絡んでいたことが判明。
自分のすべてを賭けて救った真理が、自分の正体に恐れ逃げていく。

いやもう、それは仕方ないんじゃないかな。
オルフェノクだってことがバレたら、もうこのまま一緒に生活とか無理でしょ?
遅かれ早かれ、出ていくつもりだったんでしょ? ・・・などと思うわけですが。

うーむ。なにしろもう、死者を生き返らせるっていう時点でいろいろアウトなんで
ちょっともう、どうにも意見がまとまりませんな。

仮面ライダー555 第34話

2017-07-20 09:20:00 | 仮面ライダー555
巧の、啓太郎の、雅人の、そして流星塾の同窓生らの願いは届くことなく、真理は意識を取り戻さぬまま、この世を去った。残酷な結末に自暴自棄となった巧は勇治を呼び出す。一方、雅人は3本のベルトを交換条件にすれば真理の命を取り戻せる可能性があると、スマートブレイン社に向かった。


たっくんがいよいよオルフェノクに。

ていうか。「仮面ライダー555」なのに、ファイズが出てこないとか異例っすね。
ライダー史上初めてじゃないですか?

さて本編。
自暴自棄になったたっくんは、ボコボコに殴り倒してもらうために
わざわざ電話で木場さんを呼び出します。
え~、電話番号知ってたの? こないだの伝言ゲームは何だったんだよ、直接話し合えよ。

そもそも。殴られたいから相手を呼び出すって、
どうなんだろうね、不純じゃない? 相手に失礼じゃない?
でも。素面同士の殴り合いはいいなって思いました。

草加。

「俺にとって一番大事なのは、スマートブレインをぶっ潰すことだ」

草加にとっての最上位は真理だと思ってたんですが、
それを切ってまで、草加はスマートブレインを優先する。
確実に真理が生き返るという保証があったら、また話は違ってきたかもしれないけれど。

・・・ていうか。
流星塾のメンバーはどんどん殺されてて、今回もまた一人消されたっていうのに、
それには目もくれず、真理だけは必死で生き返らせようとするとか
なんだかなぁって気もします。
真理が大事なのはわかる。すごくよくわかる。でもほかのメンバーを軽視し過ぎだよね?っていう。

んで。たっくんも。
真理のために自身がラッキー・クローバーに入ることを決意する。
これも、うーん、難しい。大局のために一人を犠牲にして良いのか?って言われると困るんですが、
じゃあ一人のために大局を犠牲にして良い?って言われたら、いやいやダメだろ!とか思うわけで。

でもたっくんは、世界のために戦ってるんじゃなくて、あれ、じゃあ何のために戦ってるんだろ。
自分がやりたいから戦ってる、自分の信じる道をまっすぐ生きてるだけだと思うんですが、
そうだね自由に生きたらいいね!と言うには、あまりにファイズの力が強すぎて、
個人の信念だけで右に左に簡単に動けるレベルではないんだ。

ベルトの力を得た正義のヒーローって、難しいのな。

仮面ライダー555 第33話

2017-07-19 09:00:00 | 仮面ライダー555
スパイダーオルフェノクの手により真理は意識不明の重体に。病院で遭遇した巧と勇治、誤解はさらに深まるなか、両者の激突はこれまでにない壮絶さを増していく。雅人から連絡を受けた流星塾の同窓生、里奈、太田、三原。真理の病室で事の顛末を聞くのだが・・・。


干潟!

クレジットによると「潮干狩り場」だそうです。
こういうだだっ広い場所はそれだけでテンション上がりますね!
しかし、スーツのメンテナンスとかいろいろ大変そうではある。でも、いいよね!

そんなたっくんと木場さんの泥だらけの殴り合いを見て「いいなぁ」とつぶやき、
乱入して「邪魔するな!これは俺たちだけの戦いだ!」と二人から邪険にされ、
「やだなぁマジになっちゃって。いいよ、勝った方を僕が倒す」と勝負がつくまで待ってたのに
結局二人とも動かなくなっちゃって「・・・ばっかみたい」とつぶやく北崎。

比類なき強さを持つ者は、同時に孤独なんだなぁって、思った。
若さと、圧倒的な強さと、無邪気さと、諦めと、孤独と。このアンバランスな感じがいいなぁ。

まぁそんなこんなで、3つの王のベルトが巡り巡って
草加の手元に集まるという驚きの展開。

3つ集まったからって、何が起こるわけでもないんですね。
一人で3つ持っててもどうにもできないしな。腰はひとつしかないし。

直後、おもむろにカイザフォンを手にとって澤田に電話かけてるので、びっくりしました。
あれって通話機能がついてたんですね!!!

流星塾の面々。

「人間であるということが、そんなに大事なことなのかな?
 それにある意味では、君たちだって人間じゃない。
 何も知らないということは、幸せなことだよね」


流星塾のメンバーを指して「失敗作」とあざ笑う澤田。
成功作であると自負する自身がオルフェノクであることから、
他のメンバーは「オルフェノクになれなかった者」なのかなぁとか思うのですが。

「園田真理さんの体には、なにか特別な治療が施されたあとがある、ということです。
 以前彼女は大きな病気か怪我をしたことがあるはずです。
 そのとき、現代医療では考えられないような治療を受けて、彼女は命をとりとめている。
 何か知りませんか、そのことについて」


幼い頃の、「九死に一生を得た」体験のこと?とか思いましたが、
草加に心当たりがある様子から見ると、流星塾に入ってからの話なのか。
その「謎の治療」の結果が、澤田の言う成功作とか失敗作につながる?

うーん、もしかしてそれは、
オルフェノクではなく、オルフェノクの王を降ろすための計画なのではあるまいか?
それが流星塾設立の目的だったのでは?

予告で「真理は生き返る、俺が生き返らせてみせる!」という言葉もあって、
なんかエグゼイドを彷彿とさせる展開になってまいりました(個人の感想です)

たっくん。
「俺にはもう、ファイズである資格はない」とファイズギアを手放すたっくんですが、
次回いよいよオルフェノク化かな?

今回はいろいろと動き始めた回でしたが、
とりあえず、カイザで力負けした草加がデルタのベルトつかんで変身したシーンが胸熱でした。
やばいもう完全に草加が主人公。

仮面ライダー555 第32話

2017-07-18 09:00:00 | 仮面ライダー555
澤田を信用するなと言う雅人の言葉を、真理は受け付けようとしない。巧は雅人に、真理の言葉に賭けてみたいと打ち明ける。一方、澤田がソードフィッシュの攻撃から真理を守ったことを聞き、その行動を厳しくとがめる冴子。だが、澤田は冴子の干渉を拒絶。そして再び真理の元に向かう。


伝言ゲーム復路。

「そういえばたっくんから木場さんに伝言があったんだ。
 お前を信用した俺がバカだったって」


意外と正確に仕事をこなす啓太郎。
まぁ、正確にこなせば良いってものでもないけどな。
明らかにトラぶってる気配むんむんですやん。そのまま伝えたらNGな感じですやん。

そしてそれを受けた海堂。

「え~確か・・・あれ?
 ・・・バカだ、バカ。バカ」
「バカ?」
「バカ」


もうね、海堂は悪くない。海堂に頼んだ人が悪い。

さてたっくんは、草加の口車に乗せられつつも、
かつての木場くんとの絆を忘れられずにいます。あれ、すごく良かったよね21話
二人とも、実際に顔をあわせて言葉を交わした
そのときの印象を大事にすればいいのに!とか思うんですが、
まぁこの人たちは面倒な相思相愛カップルだからいいや。たぶん大丈夫。

というわけで。たっくんは澤田を信じる真理に運命を委ねる。

「今の俺なら、人間に戻れる。
 そして、俺を人間に戻してくれるのは、真理だけなんだ」


真理を想う澤田の表情の美しさよ。

しかし、澤田の言葉は「真理に救われて人間に戻りたい」ではなく
「人間と完全に決別するために、自分の手で真理を消す」だった。
うわぁ、そっか。でもそれはそれで熱いよね。

草加。
草加にとって最重要なのは真理の存在だと思うし、
澤田に会おうとする真理を引き止めたりとか、
真理が怪我した遠因となるたっくんを責めたりするのも、正直な気持ちだと思うんですが、
それを、木場くんの気持ちをコントロールするのに使うとか、
下衆だなぁ相変わらず(苦笑い)