巧がオルフェノクであることを知り、ショックのあまり逃げ出す真理。巧とウルフオルフェノクの姿が重り、閉じ込められていた記憶が再び真理の脳裏によみがえる。その後、スマートブレインに連れていかれた巧は、村上から、流星塾の同窓会を映したビデオを見せられる。そこに写っていたものとは・・・。
巧から逃げ出す真理。
追いかける巧。
真理をかばい、巧をにらみつける草加。
いいですね、このピリピリした展開。
さて。全てを捨てて真理をよみがえらせた・・・かに見えたたっくんですが、
案外しれっとした顔で、いままでどーり生活しようとしてます。いやいやちょっと待て。
挙句、真理に正体バレして逃げられるわ、
受け入れるからと言われて戻るも、本能的な部分で拒絶されるわ、
・・・それはたっくんの責任じゃねーかと思うんだ。
禁忌である死者の再生を行ったのだから、相応の責を負わねばならんと思うのだ。
なのにたっくんはズルズルと今までの生活にしがみつき、
結果、「巧を受け入れられない自分」を、真理も啓太郎も責めることに。
ところで「真理の再生」という先払い報酬を受け取ったのだから
引け目を感じてスマートブレインに義理立てするかと思いきや
「お前らを裏切っても、別に悪いとは思わねぇからな」
と堂々言い放つたっくん。そういやこの人、悪党属性だったね。
さて今回は「たっくん電話に出る」の回でもありました。
啓太郎に呼び出され、木場くんに呼び出され、草加に呼び出される。
木場くんとは、散々すれ違いを繰り返してきて視聴者をモヤモヤさせてたんですが、
同じオルフェノクだと認め合った瞬間に、全てが氷解するという。
「じゃあ、初めてオルフェノクになったのは、ずいぶん昔のことなんですね」
「あぁ、ガキの頃事故にあって死に損ねてな、そのときに」
つまり、番組開始当初からオルフェノクであったと。
そして、自分が戦ってきた理由を彼なりに分析する。
「もしかしたら俺は、オルフェノクである自分を否定するために、ファイズとして戦ってきたのかもしれない。
わかるだろ? 人間を守るとかじゃなくて、本当の自分を打ち消すために戦ってきた」
すごいなぁ。いままでいろんな仮面ライダーを見てきたけれど、
そんな理由で戦ってきた人、初めてだ。びっくりした。
そんなこんなで、今回はとうとう木場くんがファイズに変身です。
かっこいい!おめでとう!
しかし。木場くんはオルフェノクなので当然ファイズにも変身できるけど、
草加も以前に変身したんだよな。草加も、じゃないのかなぁ。