三原、雅人、巧の3人は、それぞれの決意を胸にライダーとなり、ラッキー・クローバーに立ち向かっていく。一方沢村刑事は、養護施設ですれ違った少女が、バスケ部大量死亡事件の唯一の生存者「長田結花」だと気付く。そこへ操作中止を言い渡す謎の男が現れ・・・。
オープニングのキャスト紹介でテンションだだ上がりである。
しかし、小川敦史さんはもうサングラスしてても圧倒的な存在感醸し出してるんですが
蓮さんがわからん。
どうやら水槽の中で呻いていたオルフェノクらしい。次回の活躍に期待。
さてさて本編。
「僕、たっくんのこと、怖くないから!」
という啓太郎が、もう全身全霊でたっくんを受け入れていて
やっぱり居場所があるって素晴らしいことだなと思いました。
紆余曲折あったけど、逃げなくてよかったよね
(散々「逃げなよ」と言ってたことは忘れた顔で)
そして。まさかの遊園地回リターンズである。
木場くんたち3人組+洗濯屋の3人組が再び集合したな~と思ったら
不機嫌ヅラの草加もいて、なんでお前も来てんだよ!って思った。
いや、来て当然なんですけども、「なんか邪魔なヤツも来ちゃったな」感がすごい。
さて、久しぶりに「啓太郎のメル友」たる結花ちゃんが登場。
リアルに片思いしてた結花に振られたからって、直後にメルカノの連絡とっちゃう啓太郎もハート強いぜ。
そしてこの、「啓太郎さんみたいな優しい人をふる女なんて、許せません」というくだり。
キバでめちゃくちゃ見たことあるぜ! 太牙が渡に言ってたセリフな!
この「当人ならアレでも、第三者ならきれいごとがいくらでも言えるぜ!」っていうのが
理不尽なんだがすごくよくわかる。笑った。
さて、たっくんの気持ちの踏ん切りがついたところで
物語は新展開です。そろそろラストに向かっていくのか?
新登場の南さん。オルフェノク関係の捜査を中止するよう圧力をかけてきて
スマートブレインの関係者かと思いきや、ラストにオルフェノクに対し「化け物め!」と吐き出す。
むしろスマートブレインとは敵対する、人間の味方、正義の組織のようです。
だが、その「正義」の組織が、人間態の結花を大勢で取り囲み銃を向け、
「怪物」として制圧、捕獲をもくろむ。
酷い・・・とは思うんだが、確かに結花は多くの人間をあっさり手にかけてきたオルフェノクであり
そういった意味では、捕獲して研究材料に使われても仕方ないのかもしれない。
だけどなぁ。ここまで人間らしい生活を送る結花を見てきてしまったから
南さん率いる組織の方が、純然たる正義には見えなくなってしまうのだ。うーん。
3本のベルト。
「王のためのベルト」と呼ばれていたのですが、
その実態は「オルフェノクの王を『倒すための』ベルト」だった。
びっくり。
結花。
前回の結花は、スカートをめくられて嫌がっていたのに
今回は、啓太郎を殴りつける少年に向けて
それを自分から思いっきりまくりあげる。
なんだろうな。
結花は人殺しだって何度もしてるし、修羅場もくぐり抜けてるし、
本当は、スカートめくられたくらいで叫んだりするような子じゃない。
前回「キャー!」と叫んで逃げまくっていたのは、相手を子ども扱いしていたからなんだよな。
だから、少年が度を越えて傍若無人にふるまったとき
結花は、自分が大人であること、こどもとは違う次元にいることを態度で見せ付け
余裕の笑みを浮かべる。
見ててちょっと嫌悪を感じたし、
久々に「そうだ、これ井上脚本だったな」と思い知りました。
こどもに対して「女」を武器につかい、ドヤ顔する結花がなんか嫌だし、
そういう「嫌な部分」を内包し、それを本人も自覚しつつも
普段は虫も殺さぬ清純な顔をして過ごしてるのが、結花なんだよなって。
うん。なんか、久々にこう、人間のナマの部分っていうかオリジナルっていうか
そういうものを見せられた感じです。衝撃だった。
それとはまったく関係ないんですが、
結花をラッキークローバーに招き入れようとする冴子さんと、拒否する結花の二人が
なんかこう、百合ユリしくて良かったです。