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素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

仮面ライダー555 第41話

2017-08-01 09:20:00 | 仮面ライダー555
三原、雅人、巧の3人は、それぞれの決意を胸にライダーとなり、ラッキー・クローバーに立ち向かっていく。一方沢村刑事は、養護施設ですれ違った少女が、バスケ部大量死亡事件の唯一の生存者「長田結花」だと気付く。そこへ操作中止を言い渡す謎の男が現れ・・・。


オープニングのキャスト紹介でテンションだだ上がりである。

しかし、小川敦史さんはもうサングラスしてても圧倒的な存在感醸し出してるんですが
蓮さんがわからん。
どうやら水槽の中で呻いていたオルフェノクらしい。次回の活躍に期待。

さてさて本編。

「僕、たっくんのこと、怖くないから!」

という啓太郎が、もう全身全霊でたっくんを受け入れていて
やっぱり居場所があるって素晴らしいことだなと思いました。
紆余曲折あったけど、逃げなくてよかったよね
(散々「逃げなよ」と言ってたことは忘れた顔で)

そして。まさかの遊園地回リターンズである。

木場くんたち3人組+洗濯屋の3人組が再び集合したな~と思ったら
不機嫌ヅラの草加もいて、なんでお前も来てんだよ!って思った。
いや、来て当然なんですけども、「なんか邪魔なヤツも来ちゃったな」感がすごい。

さて、久しぶりに「啓太郎のメル友」たる結花ちゃんが登場。
リアルに片思いしてた結花に振られたからって、直後にメルカノの連絡とっちゃう啓太郎もハート強いぜ。

そしてこの、「啓太郎さんみたいな優しい人をふる女なんて、許せません」というくだり。
キバでめちゃくちゃ見たことあるぜ! 太牙が渡に言ってたセリフな!
この「当人ならアレでも、第三者ならきれいごとがいくらでも言えるぜ!」っていうのが
理不尽なんだがすごくよくわかる。笑った。

さて、たっくんの気持ちの踏ん切りがついたところで
物語は新展開です。そろそろラストに向かっていくのか?

新登場の南さん。オルフェノク関係の捜査を中止するよう圧力をかけてきて
スマートブレインの関係者かと思いきや、ラストにオルフェノクに対し「化け物め!」と吐き出す。
むしろスマートブレインとは敵対する、人間の味方、正義の組織のようです。

だが、その「正義」の組織が、人間態の結花を大勢で取り囲み銃を向け、
「怪物」として制圧、捕獲をもくろむ。

酷い・・・とは思うんだが、確かに結花は多くの人間をあっさり手にかけてきたオルフェノクであり
そういった意味では、捕獲して研究材料に使われても仕方ないのかもしれない。
だけどなぁ。ここまで人間らしい生活を送る結花を見てきてしまったから
南さん率いる組織の方が、純然たる正義には見えなくなってしまうのだ。うーん。

3本のベルト。
「王のためのベルト」と呼ばれていたのですが、
その実態は「オルフェノクの王を『倒すための』ベルト」だった。
びっくり。

結花。
前回の結花は、スカートをめくられて嫌がっていたのに
今回は、啓太郎を殴りつける少年に向けて
それを自分から思いっきりまくりあげる。

なんだろうな。
結花は人殺しだって何度もしてるし、修羅場もくぐり抜けてるし、
本当は、スカートめくられたくらいで叫んだりするような子じゃない。
前回「キャー!」と叫んで逃げまくっていたのは、相手を子ども扱いしていたからなんだよな。

だから、少年が度を越えて傍若無人にふるまったとき
結花は、自分が大人であること、こどもとは違う次元にいることを態度で見せ付け
余裕の笑みを浮かべる。

見ててちょっと嫌悪を感じたし、
久々に「そうだ、これ井上脚本だったな」と思い知りました。
こどもに対して「女」を武器につかい、ドヤ顔する結花がなんか嫌だし、
そういう「嫌な部分」を内包し、それを本人も自覚しつつも
普段は虫も殺さぬ清純な顔をして過ごしてるのが、結花なんだよなって。

うん。なんか、久々にこう、人間のナマの部分っていうかオリジナルっていうか
そういうものを見せられた感じです。衝撃だった。

それとはまったく関係ないんですが、
結花をラッキークローバーに招き入れようとする冴子さんと、拒否する結花の二人が
なんかこう、百合ユリしくて良かったです。

仮面ライダー555 第40話

2017-07-31 16:55:00 | 仮面ライダー555
ファイズブラスターの力で現れたファイズ・ブラスターフォーム。真紅の身体から繰り出される超攻撃に、北崎は初めての敗北を味わう。変身を解いた巧に、戻ってくれるよう頼む真理。しかし雅人はそれを許さない。そして、澤田が巧の前に現れる。人間であろうとするもの、オルフェノクになろうとするもの、2人の運命は
・・・。


3ライダーの同時変身!

「俺たちはみんな、オルフェノクによって命を奪われた。
 だが、そこからすべてが始まったんだ。
 全てはスマートブレインの陰謀だったんだ。
 やつらは人工的にオルフェノクを作る実験体として、俺たちを選んだ。
 俺たちは記憶を奪われ、肉体にオルフェノクの機構を埋め込まれた。
 そして、よみがえった」


みんな、死んでた。
意外。真理だけは死んでないと思ってたのに。

しかし、流星塾は「選ばれた子供たち」を集めて私塾を創設するとか
めちゃくちゃ手間かけてる企画なんですよ。
その貴重な卒業生たちを、あっさり殺してしまうなんて、そんな勿体ないことするかな。
単純に実験体にするだけなら、その辺の人をさらってきた方が(以下自粛)

わざわざ人為的にオルフェノクを作り出そうというんだから、
「オルフェノクを殺した人間がオルフェノクとして覚醒する」確率は極めてレアなんでしょうが、
しかし、あの人数集めても覚醒したのが澤田だけだし、
その澤田も、期限付きの体だったというわけで、
オルフェノクに進化できる可能性って、本当に低いんだな。

いやしかし。一度死んだ人間が、オルフェノクの機構を埋められた結果、
普通の人間として生活できるレベルに生き返るって、普通にすごくない?
その技術だけで、いろいろ夢が広がるんじゃない?

「澤田・・・お前がどう変わろうと・・・」

たとえオルフェノクになったとしても、俺たちは同級生だ。
みたいなことを、言うんだろうなぁと思ってたわけですが。
一瞬目を伏せて間をおいたのち、

「お前の罪は、許されない!」

と続けたので「まじかよ!」ってなりました。
そう言いながらも、ラッキー・クローバーに無謀な戦いを挑んで後がない澤田を
逃がしてくれるんじゃないかな?って期待してたんですが。

澤田。死んだし。
草加が殺したようなもんだし。いくら限界だったとしても、とどめを刺したのは、草加だよね。
それは、人殺しなんじゃないか。

いや、もちろん澤田は一度、真理を殺してる悪党だし。
怪人(オルフェノク)を倒すのは仮面ライダーの使命だし。
倒されても仕方ないと言えばそうかもしれないけど、でも。
でも、仲間を殺すのは、やっぱりダメなんじゃないか草加?

三原くん。
「家に帰りたい」と何度も言っていたので、この人には帰る家があるんだろうか、
家族を作って家庭を持てたんだろうか、そのわりに描写がまったくないなぁとか思ってたら
なかった。彼らが今まで持ちえなかった「自分を待っていてくれる家庭」を
夢見て、あこがれているだけだった。

「でも、帰る家なんてどこにもない。だからみんな、一生懸命生きているんじゃないかな。
 一生懸命生きれば、いまここにいる場所が、自分の家になるから」


仮面ライダーではちょくちょく「自分の居場所」について語られますが、
まずは自分が輝くこと、そのとき、そこが「自分の輝ける場所」になる。
これはもう、こどもでもおとなでも、大事なことですよね。

仮面ライダー555 第39話

2017-07-27 09:30:00 | 仮面ライダー555
ローズオルフェノクの圧倒的な力にやられる巧を助けようと、雅人に連絡する里奈。雅人は勇治と現場へ駆けつける。カイザとファイズに変身した2人はローズと互角の戦いを繰り広げ、クリムゾンスマッシュを放つが、ローズは姿を消した。一方、真理は真実を確かめるべく、雅人にあの日の出来事について話すように迫る。


ギャバンだ・・・。(アギト23話以来2回目)

ギャバンの蒸着は0.05秒で行われるんですが、
オペレーターの「転送します」みたいな台詞、どんだけ早口で言ってるんだろうって
いつも疑問に思ってました。「転送します」の「て」の時点で全て完了してるのかな。

本編。

「たとえオルフェノクであっても、人間の心を失わなければそれでいい」

と木場さんは言いますが、
でも序盤で我を忘れて元カノを殺してましたよね?とも思ったり。

ただ「澤田のように」とひきあいに出されてましたが
澤田は、人間の心を失ったわけじゃないと思うんだ。
人間の心を捨てたいのに、捨てられないからに苦しんでいるんだよ。

「なぜ君は俺を恐れない!?
 俺は何度でも君に襲い掛かる、君が生きている限り」
「・・・私だって怖い。澤田くんはもう、私の知ってる澤田くんじゃないってわかっているから」


そう言われて目を伏せる澤田。
何度も襲い掛かり、挙句に命を奪っておきながらも、
澤田はまだ、真理に信じて欲しかったんだろうなと。

でももう、真理は澤田を信じていない。当たり前だけど。
殺されるかもしれないと恐れつつ、巧のために、必死で澤田の前に立っている。

オルフェノクになって、人間の心を失うことができたら、
そうだったらどんなに良かったかと、おそらく澤田は思っている。

北崎。

「ごめんね、今日は気が乗らないんだ」


美しい。存在が美しい。

最強は最強なんだけど、触れるものすべてを砂に変えてしまう能力のせいで
なにひとつ、この世界に痕跡を残すことができない。
最強の力を持っていて、望めば世界のすべてを手に入れることも叶うんだろうが、
いとしい人を抱きしめることもできないし、
至上の美味を味わうこともできない。
紙飛行機ひとつ、飛ばすことすらできない。

力だけしか持てないことの無意味さ、だよな。

結局、同窓会の日の真実は、

・塾生の一人がすでにオルフェノク化していた
・全て仕組まれていた ← スマートブレインと通じていた?
・塾生を皆殺しにした ← オルフェノクを生み出そうとしていた?
・そこへウルフオルフェノクが乱入し、倒されてしまったため、
  監督役だったドラゴンオルフェノクが塾生殺しを代行した
・同窓会以降生きていた塾生たちは、オルフェノク?
・真理が殺されたかどうかは不明だけど、澤田にあっさり殺されたので
  オルフェノク化していない可能性(ファイズギアの起動もできないし)

ってこと?

仮面ライダー555 第38話

2017-07-26 20:30:00 | 仮面ライダー555
無抵抗のウルフオルフェノクにとどめを刺そうとするカイザ。そこに間一髪、勇治・ファイズが割って入った。一方、人間の姿に戻った巧は、冴子により連れ去られてしまう。巧を倒す決意の雅人と真理たちは激しく対立する。


遊園地の回って、ノルマ?

さてたっくんは引き続き、「おまえの仲間になるくらいなら死んだ方がマシだよ!」と啖呵きりつつ
死ぬわけでもなく、仲間になるわけでもなく、ただ漠然と付近をさまよっています。

んでもって、なんとデルタに変身!予想外の展開。
ファイズは変身者に縛りがないので、いろんな人が変身するのが本当に楽しいですね。

結局のところ、関わった人たちを見捨てることができず、
みんなのそばを離れられずにいるんだけど、
そのための立ち位置を、自分で見つけられずにいる模様。
えぇぇ、じゃあ木場さんちに行ったらいいじゃん、とか思うわけですが。ダメ?

さて、同窓会事件の犯人はウルフオルフェノクで確定かと思ってたんですが、
真理の記憶がさらに明確になり、真犯人は北崎のドラゴンオルフェノクであったことが判明。
ドラゴンだったのか。強い強すぎる。
っていうか、こういう腕を見ると「ご飯食べるにも難儀しそうだな」と思います。

ウルトラマンの怪獣にもこういうのいるよね。ツルギデマーガとか。
オルフェノクは人間態にも変身できるから良いんですけど、
怪獣の場合、そこまで戦闘に特化されてると、普段の生活は大丈夫なのか、
ちゃんとご飯は食べられているのかと余計な心配をしています。田舎のおかあさんか。

あと、村上社長も変身。ローズオルフェノク。
バラの怪人と言えばバルバですよね。

今回の怪人。
バーナクルオルフェノク。フジツボだそうです。
いや見た目で「だろうな」と覆いましたが、なぜにフジツボ。

あと草加。
真理を平手打ちしちゃうのは明らかにアウトなんですけども、
澤田を信頼したばかりに殺されて、奇跡的に生き返って、
それでもなおオルフェノクを信用しようとする姿は
「お前なぁ!お前なぁ!」って言いたくなる。わかる。草加の気持ちはわかる。
まぁ平手打ちはアウトだけどな。

ところで海堂が助けた男の子なんだけど。
あれか、例の「九死に一生を得た」体験のこどもなのか。
そういう星を持つ人間を見つけるために、あちこち放火・爆破を繰り返してたってこと?
悪党だな(いまさら)

仮面ライダー555 第37話

2017-07-25 09:30:00 | 仮面ライダー555
真理の悲痛な叫びが響き渡る中、ウルフオルフェノクと勇治・ファイズの戦いが始まる。とまどう勇治だが、やがて巧の言った「「もしもの時はこのベルトを使って俺を倒してくれ」という言葉を思い出す。そこへ雅人が到着、ウルフは姿を消す。


「お前、死にたいんだってな」

という草加のセリフが、なんかもう「格好良い」とかそういうのを飛び越えて
すごい、とにかくすごかった37話です。

「木場、俺は、どうすればいいんだろう・・・」

と迷い子モードのたっくんですが。
どうするもこうするもねーよ。どっか遠く、九州とかにでも行けばいいじゃんよ!
とか思うわけです。逃げて解決する問題じゃないけれど。

何度も言ってるように、うだうだ悩むくらいだったら
真理の命の代償に、たっくんは消えるべきだったと思うんですよ。
かけがえないのない仲間たちとの絆、たっくんが一番大切にしているものと
引き換えても足りないほどの禁忌だよ、死者の復活なんて。

ていうかさぁ。
取り返しのつかないことをした自分に罰を与えるために木場くんを呼び出したり(34話
殺してもらうために木場さんにファイズのベルトを渡して立ち向かって行ったり
木場さんに甘え過ぎじゃない? 木場さんの気持ちも考えてあげてよ!
・・・などと思うのであった。死ぬのに人の手借りてんじゃねーよ。

一方。草加。
もしかして草加が、同窓会の日に現れたウルフオルフェノクなんじゃない?
などと思ったりもします。うーん、でも「ウルフオルフェノク」が複数存在したとしても
形態が全く同じになる確率は、果てしなく低そうではある。

それでも。
草加が同窓会の日の詳細を覚えていないこと、
ウルフオルフェノクの姿を知らなかった(巧の変化した姿を見ても反応がなかった)こと、
同窓会の出来事について触れられるのを異様に恐れること等、
あの事件の黒幕が草加であっても不思議ないんだよな。

登場当初から除菌シートで手を拭きまくってた、潔癖症な草加の描写が、
実は、血にまみれた自分の手の記憶を消そうとしてたってのが、うわぁでした。うわぁ。

「・・・でも、一応全部聞かせてくれないかな。
 そうすれば、きっと君も楽になれると思うから」


真理の記憶を聞き出そうとする草加の、あくまで「これは君のためだから」というスタンス。
いやぁ勉強になります! 草加のこういう言霊使い的なところ、本当にすごい。

夜戦のファイズ&カイザ。
いやもう本当に、こんなんいまさら言うまでもないんですが、
夜戦のファイズの美しさよ!!

ところで、木場さんファイズはなんとなく「たっくんのファイズと違う」って感じがするんですが、
中の人はどうなっているんだろう。
やっぱりウルフに高岩さんが入ってて、木場さんファイズが伊藤さんなんだろうか。

海堂。
助けたこどもに御礼を言われるのが嫌で嫌で逃げ回っていたのに
いざ会ってみたらものすごい勢いで罵倒されて。
なのに、罵倒されたからこそ気になって、呼ばれてもいないのにわざわざ会いに行っちゃうとか
もー海堂の海堂らしさっていうか、憎めないところが全面に溢れてて、いいですよね。

ところでウィキペディア見たら37話には染谷将太が出ているとのことで、
え~どこだろ? 流星塾の同窓会シーンかな?と見直したけど全然わかんなくて
ググったら、子役だった。子役!いや確かに年齢考えたらそうだけどさ!