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素晴らしき茜空の会

主に特撮番組の感想文。ブログタイトルは仮面ライダーキバに登場する「素晴らしき青空の会」より。

仮面ライダー555 第31話

2017-07-17 21:45:00 | 仮面ライダー555
デルタのミサイル攻撃で辺り一面が炎に包まれるも、辛くも逃げ延びた巧と勇治。だが、2人の心は再びお互いへの不信感にさいなまれていく。それが巧妙に仕組まれた雅人の罠であるとも知らずに。一方、真理は澤田にはまだ人間の心が残っているはずだと、巧に主張する。


こう見えて実は2周目なんですが(自分でもその設定をよく忘れている)
1周目の記憶ですごく心に残ってるのが
「なんで!そんな大事なことを!よりにもよってこの3枚目ペアに伝言ゲームさせるかなあぁぁ!」
ってことです。それがこの回でした。うおおお感慨深いな!

「じゃあ。ひとつだけ頼んでもいいかな。
 乾くんに伝言を伝えて欲しい。君は、本当に僕をだましたのか。
 このままじゃ本気で戦うことになってしまう。何かわけがあるなら教えて欲しい。
 そう、伝えてもらえないかな」

   ↓
「は!そういえば木場のヤツから乾巧に伝言があったっけな~」(※内容は不明)
   ↓
「えっと・・・そんなんじゃ、生きていけないって・・・」

どうして!!! そうなった!!!

「お前を信じた俺がバカだったと・・・そう伝えてくれ」

もうさ、面倒臭いからお前ら直接話し合えよ!!!
とか思うわけです。
これですね。これこそが井上脚本の「居酒屋2時間コース(飲み放題付き)に突っ込め」っていうヤツです。
まぁいいや、もうこの二人は面倒な相思相愛カップルという認定でいいや。

真理とのデートを夢見る澤田。
もう。デートさせてあげようぜ!!!

草加。

「ふっ・・・悪いけど、君には仲間を作って欲しくないんだ。
 君に、いま以上の力を持ってもらっては困るんでね」


思わせぶりです。

「俺と君とは、友達というわけではないが、少なくとも今まで一緒に戦ってきた仲間だ。
 そんな俺より、木場勇治の方を信じるというのかな? だとしたら、ガッカリだ。
 さびしいよ」


ってさぁ。草加も今はそれなりの仲間っぽい行動とってるけど、
序盤はひどかったよね?
信じてもらえないなんてガッカリ~とか言う資格ねーぞ!

ところでなんだか妙に存在感のある今回の敵キャラは
ググったところ、鳥人戦隊ジェットマンの裏次元伯爵ラディゲさんだそうです。
ジェットマンもいつかちゃんと見たいな。

wikipediaによると
「近所の子供からは通るたびに石を投げられ、さらには実の息子からもしばらく絶交され、
 脚本家である井上敏樹を恨んだことがあったという」
とあって、もう本当に井上御大は伝説に事欠かないよな(笑)

刀を壁が床にひきずりながら獲物を追い詰めるの図、大好物です!

仮面ライダー555 第30話

2017-07-14 08:00:00 | 仮面ライダー555
遂に互いの正体を知ってしまった巧と勇治。だが、デルタの厳しい攻撃が続き、言葉を交わすどころでは無い。後日、巧は結花を、勇治は真理を呼び出し、それぞれ相手の人間性を確かめるが・・・。


草加がたっくんと信頼関係築いてきたんじゃない?
・・・からの。草加ド外道モードですよ。

なるほどなぁ、
仮面は「中の人を見せない」「仮面の人格と中の人格を分離させる」という効果があるんですが、
正体がわかったとき、逆に「仮面をかぶるだけで、その人にすり替われる」という効果もあるのか。
この手は鎧武でも使われてましたよね。

仮面ライダーは「変身者とライダーが1対1対応」というパターンが多いので
なかなか使える舞台がありませんけども。
・・・ていうか。ファイズに変身できるのはオルフェノクだけじゃないの?
「おいおい草加に変身できるのかよ」と思ったら、いともたやすく変身してて
顎が外れそうになった。

「じゃ、死んでもらうかな」
「無理だな。君が俺に勝てるはずはない。失敗作である君が」
「・・・失敗作? なんのことだ」
「思い出したんだよ。オルフェノクとして覚醒したとき、
 同窓会の日、何があったか」


草加を失敗作と呼ぶ澤田は、おそらく成功例であると自覚していて
その彼が、強力なオルフェノクとして覚醒しているということは、
「失敗作」と呼ばれた草加は、オルフェノクのなり損ない?

難なくファイズに変身してるくらいだから
オルフェノクの一種なんだろうな。

いまエグゼイドにドはまりしてることもあって、
「人間を超越した存在」を自称してるオルフェノクも、
死して生き返った「この世にあるべからざるもの」なんじゃないか?って印象がある。
色を失った灰色の体、生者を襲い仲間を増やし、あるいは灰に返すその所業は
死者と呼ばれる方がふさわしい気もします。

死んだ人間が生き返るなど、ありえない。
だとすると、オルフェノクも地に還るべき存在なんじゃないかと、思ったりします。

ともあれ。草加や真理が信じる「父さん」は、悪者チックですよね。
彼の変身する「ゴートオルフェノク」  西洋では古来より、ヤギは悪魔の象徴とされてるし。

草加の変身したファイズが
襟元をただすような草加の無意識のクセを見せるのが、いいよね。

「都合が悪いんだよ。君と乾くんが仲良くなっては、いろいろとねぇ・・・」

草加は、何か目的をもって行動してるんだな。なんだいったい。

仮面ライダー555 第29話

2017-07-13 09:00:00 | 仮面ライダー555
流星塾の同窓生、そしてデルタの正体であった、木村沙耶の死。悲しみに涙を流す真理。慰める雅人、言葉を失う巧。一方、デルタギアを奪った澤田は、ラッキークローバーの一員として正式に認められる。北崎は、誰が一番最初に裏切り者オルフェノク、勇治を倒す事が出来るか勝負しようともちかける。


木場くん&たっくんの正体バレが、ついに・・・。

さて本編。

「あのときは答えてやることができなかった。でも今は、その答えが見つかりそうだ。
 俺はオルフェノクをぶっ潰す、一人残らず! それが俺の答えだ」


これは、リアルタイムでエグゼイド:花家大我、アマゾンズ:鷹山仁も宣言してるので
お前もか、という感じです。
流行ってるなぁ「この俺が、一人残らずぶっ潰す」(五・七・五のリズムで)

冗談はさておき。えーっと、劇場版がこの29話の前日公開なんですよね。
その劇場版では、たっくんがオルフェノクだと暴露されてるんですよ。
じゃあここは、そういう前提で見ちゃっていいの? 最後に自分を・・・ってことでいいの?
たっくんは、自分がオルフェノクだって自覚があるんだっけ?

並み居るおばちゃん達に圧倒されつつも
天使スマイルで対応する木場くん。
こんな笑顔で接客されたら常連確定である。
木場くんは確実におばちゃんキラー属性だよな。

円卓の六人。
意外とこの六人そろうの初めてだったりする?
ここんとこ流星塾がメインで話が展開してたので、
木場くんとたっくんのからみを見るのも久しぶりな気分です。
この腹の探り合い、ワクワクするな!

「じゃあ、みんなの意見を聞いてみましょう。
 オルフェノクの中にも人間の心を持った者がいる、
 そう思っている人は、手を挙げて」


木場くんの、この学級委員長な進行(笑)
しかし一見、穏やかで公平な態度をとってますが、
六人中三人はオルフェノク、つまり必ず挙手してくれると確信したうえでの
多数決ですからね。なにげに腹黒い。

海堂は27話、「何か欲しいものはあるか?」という木場くんの問いに
死んだ魚の目で「すこんぶ」と答えていて、
今回も基本死んだ目で酢昆布食べてて、良かったです。
いや、なんで死んだ魚の目になってたんだっけ。影山ラビットの一件か?

水落ち。
ファイズ水に落ちすぎじゃない???
良いんだけど、別に良いんだけど、無茶しなくていいんだぜ?

この後、海堂と結花が川を流されてくシーンもあって、
女優さんにも容赦ないよなって思う。
だって一条さん、川落ちシーンでおなか壊したとか言ってなかったっけ?

「北崎くんは、オリーブ抜きのマティーニ・・・ね?」

14話で「オリーブ抜きのマティーニ? 北崎さん、来てたんですか?」というシーンがあったんですが、
実際に登場した北崎が明らかに未成年だったため、

「どうぞ飲んでください、僕のおごりです」
「いつもありがと」


と、「実はこれ、冴子の好きなカクテルだったんです」という説明シーン。
アギトのときも「男女どちらでも良いように木野薫という中性的な名前にした」と仰っていましたが
案の定、北崎のキャラ設定も書きながら考えたんだろうな。いいよねそのスタンス。

仮面ライダー555 パラダイス・ロスト

2017-07-10 08:25:00 | 仮面ライダー555
遠くない未来、どこかの国の物語-。そこでは、世界の大半は、すでに人類の進化形〈オルフェノク〉に支配されていた。死せる者たちの街では。存在を許されない生ける者たち。細々と隠れて暮らす人間たちのグループの中に、少女・園田真理はいた。真理は主張する-「巧=ファイズ」という救世主の存在を。だが、そんな夢物語を信じる者は誰もいない。スマートブレイン社のライダー部隊1万人に、人間殲滅命令が下る。「総員!変身せよ!」TVシリーズの主要登場人物と世界設定だけを踏襲し、ストーリーを換骨奪胎し誰もが楽しめる普遍的なエンターテインメント映画!


「どけ・・・俺が歩く道だ」

かっけえぇぇぇぇ!!!!

というわけで完全初見の劇場版ですが、
どうやら私はこういう「世紀末っぽい退廃した無秩序な、力が支配する世界」が
苦手っていうか、なんかイマイチ乗り切れないようです。カブト劇場版とか、剣の小説版とか。
なんだろう、相性の問題かな?

この劇場版も、物資不足で明日のことさえわからない不安な状態だし、
圧倒的多数のオルフェノクに囲まれた中で、もはや全滅寸前という、
どうにもテンションあがらない状態だったんですけども。

でも、面白かったですよ。
「別の世界線をえがく」っていう、ある意味やりたい放題な感じが、すごく良かったです。
個人的にツボだったのが仮面舞踏会な!

仮面舞踏会ですよ! 仮面ですよ仮面!
正体を隠して戦う井上脚本ライダーらしい、仮面で素顔を隠してのダンスですよ。
いいよねこういう展開。ときめく。またなにかで仮面舞踏会をやってもらえないものか。
※仮面ライダーは特撮アクションです。

その他ツッコミ入れたいポイント。

なぜか巧が「ミナと過ごした幼少時代の記憶」も持ってて、
どういうことかと尋ねる巧に答えるミナの「父が知り合いの医者に頼んで・・・」という言葉。
いやちょっと待て知り合いの医者、さくっと倫理に反することしてんじゃねーよ。

ミナのカバンから出てくるファイズのアイテムの大きさ。
ドラえもんのポケットかい!っていうレベルのでかさ。

この展開はミナちゃんここで用済みかなぁ・・・とか思って見てたら
巧をかばって銃弾に倒れるミナ。
巧を狙撃しに来たのに、ミナが倒れるのを見て舌打ちして消える水原。
まさに教科書どおりな展開が気持ち良いくらいです。笑った。

「私、人間もオルフェノクも関係ないって言ったけど、
 水原が言ってたでしょ? 巧がオルフェノクかもしれないって。
 あのとき、すごくいやな気分だった。だから、嘘つきかもしれない」


このセリフを聞いたときの、木場さんの表情が好きだなぁ。

結花ちゃんのクレインオルフェノク飛翔態の美しさ。
この足はCG使わないと再現できない形なんですが、
そんなところが異形さムンムンで大好き。
ホースオルフェノクもテレビ版とは微妙にデザイン違いますよね。

「おい!結花!俺はまだお前に本当のことを何も言ってねぇ!
 好きなんだ、ずっと、お前が・・・」


結花ちゃん&海堂ペアに関しては、この世界線が最高ですね!
なんかすごいもう、結花ちゃん良かったね!と大喝采を送った。

そしてこの半人半妖の姿。たまりませんよ!
美術さん(?)いい仕事をされていらっしゃる!

一万人のエキストラロケ。
よくこの人数が集まったよね。しかも大人ばっかりで。
そして、やっぱり「大勢の人間が実際にいる」からこその、
観衆の存在感。歓声の圧倒感ですよ。素晴らしい。

こういうのとか、まさにショーみたいな感じで、エキストラの人も楽しかっただろうと思いますが、
意外とこのコロシアムのシーンが長くて(見てる分にはとても楽しく満喫できました)
撮影大変だったろうなぁ、一日がかりだよなぁと、余計な心配をした。

巧のオルフェノクばれ。

劇場版ならではの先行披露ですね。
このウルフオルフェノクの脚も、好きなタイプです。
もちろんCGなので、動きも人間離れしてて良い。素晴らしい。

巧がオルフェノクかもしれないと思ったらいやな気分になった、という真理ちゃんが
最後に「だって、巧は、巧だから!」と叫ぶ。
その言葉に。偽の真理の言動にだまされていた木場さんが
真理の気持ちの真実を知り、命をかけて真理をすくうという、伏線回収の素晴らしさ。かっこいい。

ラスト。
村上社長の手駒かと思われていたスマートレディが
実は「さらに高次の存在」の直属であり、村上社長をデリートするというまさかの展開。
いやぁ、機械でぺしゃんこにするとか、子供向けとは思えない描写です。

そして、その村上社長へ向ける視線の冷たさが、たまらん。
ところで劇場版を見るにあたってキャストのチェックしてたら
このスマートレディ、龍騎の島田奈々子嬢だったんですね。気づかなかった・・・。

なんかもうサクサクと人が死にまくりでしたね。草加も早々に死んじゃったし。容赦なし。
別の世界線だからこその、やりたい放題作品でした。楽しかったです。

仮面ライダー555 第28話

2017-07-07 09:15:00 | 仮面ライダー555
流星塾の同窓生・澤田がオルフェノクに覚醒したことを知り、動揺する真理・雅人・里奈。澤田はオルフェノクとしてもっと強くなるために、真理の命を奪おうと考える。澤田を信じたい真理を背に、雅人はカイザに変身し、澤田へと襲い掛かる。


オープニングに藤田玲さんのお名前が!

すごく顔が幼い!若い!と驚いていたら、
北崎さんの年齢設定は16歳で、撮影時の藤田玲さんは14歳だそうです。(wikipedia
マジか、この異様な存在感を、14歳の少年が演じてるとか、マジか。

雰囲気はクウガのダグバを彷彿とさせます。
北崎さんは、もっと年配の男性を想像してたな。
なんとなく、アギトでながらく謎の存在だった木野さんを連想してたから。

ラッキー・クローバーの有力候補、澤田くん。人を魅了し狂わせるほどの力をもたらす存在、デルタ。
恐ろしい力の持ち主が二人も現れて、これは困ったね?などと思っていたら
澤田くんをあっさり捻りつぶすほどの実力者、北崎さんが
デルタのベルトを手中にするという、まさに鬼に金棒モード。
うわぁ、勝てる気がまったくしないぞ。

とにかくもう、北崎さんすげぇ!すげぇそして大好き!ってひたすら圧倒される回でした。

木村沙耶。

「乾さんは何のために戦っているんですか?
 戦うことで、誰かを救うことができると思いますか?」
「真面目に答えなくちゃいけないのか?」
「・・・・・・」
「・・・10年後答えてやるよ。俺がもし、生きてたらな」


のちほど伏線回収しに来るかもしれないので、メモ。

彼女の散り際も迫真の演技で、名のある役者さんなのかと思ったら
こちらも撮影時14歳とか書かれていて、本当にもう訳がわからなくなっている。(wikipedia
声優さんみたいな印象的な声だなぁと思っていたら、若い子の声だったのか。

啓太郎のセリフによると「18歳」「真理ちゃんの2コ上」とのことですが。
・・・っていうか、真理って16歳なのか! いま初めて知った驚愕の事実だよ。

えーっと。そしたら、すごく切りの悪い展開ですが(いつものことだけど)
このあと劇場版に行っちゃっていいのかな? いきますよ?