すくらっぷ・ブック

ex)audioblaze,frost flower

自分でやることと、してもらっていること。

2006-08-08 16:11:07 | diary
えー、各方面から誕生日プレゼントをいただきました。
この日記を見てくれている人、見ていない人も感謝します。

昨日歯医者に行ってきましたが、
すごく痛くされました。
また明日行くことになってます。
すごく痛くされるのが分かっているのに、
また行かなきゃいけない。
まるで十三階段を昇っているような感じです。

最近、自分の中にある常識をひどく疎ましく思うときがある。
ダムの水位はいっぱいいっぱいなんだけど、
水門を開放できない状態になってる。
性格上の問題なんだろうし、
自分がいっぱしの常識人だとはけっして思わないが、
最近はそれでも邪魔だなぁ、と思う。
打ち破りたい気持ちと、常識の葛藤が激しいのです。

もう少し楽観主義になれればなと自己嫌悪。
自己嫌悪するあたりで既に楽観ではないが。
反省は大いに結構ですが、ブレーキをかけるだけのもんでもないし、
ましてや、スタートラインに立たなくするためのもんでもないしね。

今はある程度準備されたもんに慣れすぎたと思ってる。
昔、吹奏楽団に入ろうとしたとき、
手段は二つあって、ひとつは全国大会レベルの楽団に入って、
自分も全国大会メンバーになる。
もうひとつは、自分で楽団を作る。
もちろん一人だけで作れるわけではないので、
発起人ということではあるが、
人数もパートもままならないところから始める。

ぼくは後者を選びました。
なんでもそうだが、できあがってるところに入るのは、
どうにも性に合わない。
「いやー、全国大会出たんだよね~」なんて恥ずかしくて言えるか。
昔、高校のOBバンドを作ったときには6人から始めた。
その後、紆余曲折を経て、一応演奏ができる人数まで固まった。
とある理由から、その楽団を辞めたあと、
何回か演奏会をしていたようだ。

その頃は、練習場所の確保、人材確保、スケジュール調整、
楽譜の準備、他団体との折衝、会計とか、
そんなことに時間を費やしていて、
録に練習なんかしていなかった気がする。

今と変わりませぬ。

この間、はじめてスウィングガールズ見たけど、
あそこで描写されてんのもそんなだなーと思った。
やれ、楽器がないとか、指導者がいないとか、
演奏場所がないとか、メンバー足りないとか、
出場手続きとか。
もちろんそんなことがあって、初めて演奏できるわけ。
水面では優雅な白鳥も、水面下では必死にもがいているわけですよ。

話は戻って準備されたものに慣れすぎた話。

フジに行ってから、某大型BBSなんかで感想見ると、
トイレが少ないだの、喫煙者のマナーが悪いだの、
まぁ、ネガティブな感想が結構ある。
どうなんでしょ、インフラはかなり充実したと思うんだけどな。
昔は、グリーン⇔ホワイト間の橋なんて半分しかなかったし、
入場ゲートからオアシスへの橋もなかった。
トイレはもっと少なかったし、ボードウォークだってなかった。
02年の時はアバロンとヘブンのドリンクが全て売り切れという事態もあった。
死ぬほど暑かった年で、往復一時間以上かけて、ホワイトまで飲み物を買いに行った覚えがある。
みんな死にそうになってた。

例えば、フジロックの大前提には「不便を楽しめ」っていうのがある。
日高代表はその時のドリンク売り切れという事態に触れ、
「水がなければ、川の水を飲め」と言った。
確かにその意見はまぁ、どうかなと思うところだが、
来場者側に、全てが準備されているという勝手な意識があるのは否めない。来場者がしてくる準備といえば、もっぱら出演者の予習だけだ。
煙草に関しても、もしマナーが悪いと思うんなら、
その場で本人を諭せばいいじゃない。
もちろん、シチュエーションによる。
中には、歩きながらタバコ吸ってるのは禁止したほうがいいなんてことを言う非常識なバカもいたが。
山の中で節度を持っている喫煙者はとぼされる理由もない。
逆に、嫌煙者も全てが整備されていると思っている。
そんなやつらがゴミを捨ててくんだろうね。
自分がなんもしなくても、周りがしてくれる、するだろう、なんて思ってるはず。
一昨年くらいまでは、世界で一番クリーンなフェスと呼ばれていたのに、
今では、おそらくその影もないだろう。
orgあたりでも、このことは結構記事になってて、
ゴミを何とかしましょう!、って声高に訴えてた。
でも、これでまた綺麗なフェスが戻ってきたとして、
それは、先に言われていた世界一クリーンなフェスとは、
ちょっと違うものになっちゃうんだろうと思う。
一度失ったものの代償はでかいよ。

またちょこっと脱線したけど、
最後に自分に何かが残るのは、
結局自分がどれだけのことをしたか。
その多さによると思う。
あとは、感謝の気持ち。

この二つを常に心に。

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