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acco ZONE

コトバにしなきゃ伝わらないこともある
コトバにしなくても伝わることもある
accosのつらつら日記

【♪】Carmen と Farandole / Bizet (指揮:佐渡裕)

2017年03月05日 | 
Bizet 「Carmen」 指揮:佐渡裕


Bizet 「Farandole」 指揮:佐渡裕



Carmenの初っ端
指揮棒がポーンって飛んでって
指揮者が舌ペロってやってるのが
とてもチャーミング

しかもその後
一息ついたところで
ファゴットの二人がくすくす微笑み合ってて

そういうのも含めて良い



Farandoleは
やっぱかっっっこいいなぁ

テンポを保つのと
縦のラインを揃えるのが難しそう

演奏してみたかったな

【映画】その夜の侍

2017年02月21日 | 映画
映画『その夜の侍』予告編


2012年 日本
監督 赤堀雅秋

★★★☆☆



元々舞台劇だった作品が
映画化されたそう


堺雅人の原点は
やっぱり舞台なのかなと
改めて感じた


登場人物は
みんなどこかが
決定的に欠けていて

みんなどこか
狂気じみている


犯罪の現場では
加害者側も被害者側も

こんな風に思考が働いて

あるいは

こんな風に働かなくなって

救いようがない心理に陥っていくんだという
実際の現場を見せつけられたようで
恐ろしくなった



妻をひき逃げされた夫が
出所したひき逃げ犯に復讐することだけを考えて
日々生きてるんだけど


いざ復讐ってなったときに


復讐とはどういうことなのか

生きるってどういうことなのか


本人がそれに気付いたんだろうなって感じさせる場面があって

ここが一番大事なところだろうなというのは
何となくわかったんだけど

曖昧な描写になってたので
やや消化不良

【映画】Dangal

2017年02月20日 | 映画
Dangal | Official Trailer | Aamir Khan | In Cinemas Dec 23, 2016


2016年 インド
監督 Nitesh Tiwari

★★★★★


実在のレスリング選手
Mahavir Singh Phogatを
題材にした作品



自分が果たせなかった金メダルの夢は
息子が叶えてくれると信じていたマハヴィール


しかし
生まれてくる子どもたちは
全員女の子


レスリングは男のスポーツだ

と思っていたマハヴィールは
泣く泣く夢を諦めることに


しかしある日


長女のGeetaと次女のBabitaが
男の子をボッコボコにするという出来事が起こる


娘たちにレスリングの可能性を見出した彼は
彼女たちをメダリスト育て上げるべく
厳しい特訓を始める


という実話に基づくストーリー



主演のアミル・カーンは
役作りが徹底していることで有名で

この作品では
20代と60代の役を演じ分けるために

まず体重を30キロも増やして
60代のシーンを撮影し

トレーニングで絞りに絞って
20代のレスラー時代の撮影を行ったとのこと


さすがだ



そして
忘れてはならないのが
母親役のSakshi Tanwar

素朴で芯の強そうな雰囲気が
まさに実在する「おかあちゃん」という感じで
彼女の自然な演技がすごく活きていたと思います



メインキャストたちは
レスリングの経験が全くないらしいけど

試合のシーンは
すごく臨場感があって
実際の試合を見ながら応援している気分でした

映画館内も口笛が吹き荒れ
大盛り上がり


こういうの久しぶりだった



年頃になって
練習以外のことに
気が向くようになったからか
試合で勝てなくなっていたギータが
マハヴィールに電話するシーンは
印象に残ってる


不器用な父親と
葛藤に苦しむ娘の演出に
グッときました



製作と配給に
ディズニーが絡んでるから
既に他の国でも放映されてるらしいし
もっといろんな国で放映されそう



アミル・カーンが出る映画は
しっかりインドらしさもありつつ
メッセージ性も強いから
面白い作品が多い


今後の作品にも期待

余所者の自覚

2017年02月18日 | つらつら
数年ぶりに
再びチェンナイに戻ってきた



デリーからチェンナイに


言語は
ヒンディー語からタミル語に


主食は
ローティーから米に


飲み物は
チャイからコーヒーに


同じものもあれば
全く違うものもある



しかし
インドはインド



インドにいる限り
私はアウェイの立場に立ち続けることになる


アウェイをホームにしていくか

はたまた

アウェイ風を存分に吹かせて
開き直って生きていくか



現時点ではどっちつかず



余所者として
どうやって生活していくか

これは
ずっと突きつけられる課題


地道に試行錯誤していくしかない


それにしても
どこにも属さないって
心細いもんだね

お金がない

2016年12月05日 | インド
そうです

文字通り
お金がないんです


2016年11月8日

インド政府は
何の前触れもなく突然

500ルピー札と
1000ルピー札の無効化

及び

新500ルピー札と
2000ルピー札の発行を発表



その日から実質
500ルピー札と1000ルピー札が使えなくなった

政府系の病院とか
ガソリンスタンドとかでしか使えない


手元にある分は
銀行で両替するしかない
それも上限金額アリ


ATMにはお金がないから
(近所のATMは全滅)
窓口で引き出すしかない


これまで
銀行口座持ってなかった人たちも
口座開くしかなくなって
並ぶでしょ

おかげで銀行はどこも
長蛇!長蛇!長蛇!の列


しかも
窓口ですら
現金がないとか言うんだよ



大混乱ですよ


現金がないんですよ




政府はかっこつけて
汚職と脱税の根絶の為だ!


とか何とか
言ってるけど

しわ寄せは結局
我々庶民に来てるわけ


たしかに
汚職も脱税も
やってる人の数
ハンパないんだけどさ

混乱を甘く見積もり過ぎたし
とにかく計画が雑!!!


政府と密な大企業のトップとか
一部の悪党たちには
前もって知らされてたみたいで

数か月前から
ブラックマネー消化のために動いてて

庶民が大混乱の中
涼しい顔してるわけさ


そして
銀行と電子マネー関連の企業は
相当ウハウハ


こういうところは
何だかなぁ!と思う



幸い私は

賄賂ももらってなかったし

脱税もやってなかったし

へそくりもなかったし

焦って両替しなきゃいけないほど
手元に現金もなかったから

実は
それほど困ってないというのが
正直なところ


「現金使えませんありません」の状態でも

カードと電子マネーで
実際何とかなってるし

何とかなるんだ!と
驚いてもいるんだけどね


このキャッシュレス化ってのも
今回の目的の一つとか言われてて

これはねぇ
急速に実現されてるのを
身を以て感じる


今の時期は
結婚式シーズン真っ只中なんだけど
ご祝儀も電子マネーで払う人が多いらしい

インドで暮らす人々は
こういうところは柔軟だし
楽しめる素質を持っているようですね



そうは言っても
リキシャとかバスに乗ったり
マーケットで買い物するときは
やっぱり現金のみ


何だかんだで
ちょこちょこ要るんだよねー



というわけで

旧紙幣無効化の発表から約一か月

この間
銀行から
一度もお金を引き出さなかったため

手元にある貴重な現金が
底をつきつつあります

そろそろ
長蛇の列に並ぶしかなさそうです


あー