■バレエ／体を柔らかくする

先日のお稽古前にストレッチをしていたら、まわりにいたバレエ仲間に「どうしてそんなに柔らかいの？」「どうしたらそんなに柔らかくなるの？」と言われました。と書くと、すごく柔軟性があるように聞こえますが、そんなこと全然ありません。開脚も徐々にならして、ぐいぐいやらないと180度も開かないし、反るのは苦手でがんばっても人並み。なかでもアン・ドゥオール（足を外側に開く）は、多分「どうしてそんなに柔らかいの？」「どうしたらそんなに柔らかくなるの？」と言ってくれた仲間より固い。。足首をロールさせて、なんとかそれらしく見せているだけなんです。

私は、カイロプラクティックの先生のサディスティックな施術のおかげで体が矯正されたのと、凝り固まっている部分をとってもらったので、最近は特に体が伸びやすくなりました。
先生曰く、ゆがんでいたり、凝り固まっている部位が体をロックしていたりするそうです。
例えば、足を前にあげるのには、背中の骨盤の上あたりをゆるめるといいんだそうです。
確かに、そのあたりから、ぐにょ～んとゴムがのびるような感じで足があがります。
そんなノウハウを全部教えてくれれば助かるのですが、そうすると先生も商売にならないので、そうそうは教えてくれません。
治してもらった時、それとなくコツを教えてもらおうとすると、むふっと笑い、「無理しないでね～」と言って去っていきます。

これから、湯船が恋しくなる季節ですね。
セレブな広いバスタブをお持ちの方はだめですが、庶民的な足をのばして入れないバスタブをお持ちの方にお勧めのストレッチがあります。
湯船に浸かっていると体がほぐれますよね。
片足はまげたまま、背中もまるまったままでOK。
ルーズにバスタブに浸かった体勢のまま片足を手で持って、手前にあげていきます。
体を緩めた状態なので、ぐいぐいとストレッチしても、つらくないはずです。
もうひとつお勧めは、ストレッチしている時、息を吐くことでです。
ただ、これは意識的なことで、本来の目的は体をゆるめるために息を吐きます。
伸びないのを伸ばそうとしている時、力んでしまいますよね。
息を吐くことで、その力みをとるのですが、私の経験では、息を吐くこと自体で力んでいると、ただ力んで伸ばそうとしている時と同じ感じがします。
そしてとどめですが、欲張らないことです。
例えばスプリット（前後開脚）。
バレエの場合、後ろ足の甲を手前に出しますが、その状態でストレッチしようとすると、アン・ドゥオールの苦手な私は、体にダブルロックがかかったような状態になってしまいます。
それで、スプリットのストレッチの時は、前後に足を開くことだけを意識してストレッチしています。アン・ドゥオールはかえるさんストレッチとバーレッスン！

こんな感じが、私にはよかったです。
体が固くて悩んでいる方の役に立てばいいのですが。。