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屋上防水

2014年02月27日 | 管理全般
昨日、投資家様からのご依頼で、投資用マンション(築6年)の物件調査に
いってまいりました。そこで見た、屋上の写真が↓こちらです。



事業の中心的なお考えは、インカム(毎月の家賃収入)で長期的な視野で問題がないか
等を調査することが、今回のご依頼です。

屋上付近の共用廊下の壁面に塗装の劣化や白化現象が確認できます。
嫌な雰囲気を感じつつ、屋上も確認することにしました。



屋上の塗装には、シート防水・ウレタン防水・FRP防水・アスファルト防水などがあります。
約5年程度の周期でトップコート(防水層を保護する役割をする)のメンテナンスを実施する
ことで、安定した防水効果を維持することができます。

しかし、当該物件に、防水層がなく、防水塗装のみの仕上がりになって
おり、コンクリートの下地がすでに露出している状況でした。



現況には、様々な原因が考えられますが、屋上・外壁などのメンテ
ナンスは定期的なメンテを実施すれば、費用も低額で行うことが
できますが、10年以上放置した場合では、防水層自体が劣化し、再施工
などを実施する必要がある場合には、金額も数百万円になってしまう
場合があります。

屋上の防水の寿命は、環境などによって変化しますが、

・シート防水(13年程度)
・ウレタン防水(13年程度)
・FRP防水(13年~15年程度)

・単価的には、シート防水が比較的に安価で、FRPが高くなります。
・防水の寿命は、メンテナンスを実施した場合の目安です。
 施工する場合は、施工単価のみ重視するのではなく、施工会社もしっかり吟味する必要があります。

今回の物件は、改修コストを最小にするため、あらゆる検討をしてみる
予定です。何事も予防が大切です。












goo | コメント ( 1 )
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コメント
 
 
 
勉強になります。 ((四国;井上)
2014-03-03 19:25:08
貴社には管理でお世話になっている者です。
当物件は、私の物件と同じく築6年ですが、規模が違って大規模マンションのようです。屋上防水の重要性につき、私も参考にさせて頂きます。

築6年で、これほどの劣化とは、海の近くか、工事の安価過ぎる仕上げであったのでしょうか。実際に、面積当たり、どの程度の費用が必要か、またぜひ、このブログでも紹介してください。おそらく どの収益物件所有者も、こうしたリフォームには並々ならぬ関心を寄せていると存じます。
御活動、今後も期待しています。よろしくお願いします。
 
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