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川井の方へ

2022-05-06 22:03:39 | 温泉

朝ゴミを出すために外の階段を下りたら、足下になんかの小動物の死骸がある。モグラかな? と、よく見るとネズミのようである。なんでネズミの死骸がこんなところに! ここでのたれ死んだというより、何者かがここに運んで、置いていった風情である。一体誰が? このような置かれ方はネコが獲物を捕ってきたときに見せに来るような感じである。猫の恩返しか? いやいや、近所のネコに恩返しをしてもらうほどのことは何もしていない。それとも、うちの飼い猫「サチ」への贈り物か?

ネコの必須栄養素を解析していくと、それは見事にネズミの組成と一致するという。なのでネコの最良の餌はネズミらしい。

多分ちょっと大きめのアカネズミ。

謎は深まるばかりだが、ゴミ捨てついでに袋に放り込み、そのままゴミステーションへ。

最近は目覚めるのも早く、掃除だの洗濯だのも済ませてしまったので、ふと思いついて川井方面へ行ってみることにする。その前に、ナレーションのお仕事があったので、それを済ませて出発は11時頃。

「里の駅おぐに」は、閉校した小国小学校跡地に整備された、売店と食堂、観光情報ステーションを兼ねた施設だ。106号線は、途中に自動車専用部分が入り込んでいて、まあそのおかげで宮古までは近くなったのだが、途中に立ち寄る場所は、道の駅やまびこ館くらいである。

里の駅おぐには、側道をさらにかなり奥に入り込んでいくため、ちょっと立ち寄るというよりは、そこを目的に行かないと、ちょっと行かないようなところであろう。そんなわけで、そこを目的に行ってみようと思った次第。

この他、宮古に行く途中に必ず目に入り、興味深いが、これもなかなか立ち寄れない「横沢温泉 静峰苑」にも行ってみようと考えた。ここの温泉は、源泉は冷泉で沸かしているのだが、成分的にはちゃんと温泉である。

昼を里の駅おぐにで食べることにして、106号を東へ。

途中、完成なった「梁川ダム」の看板が目に入る。お? そういやまだ来ていない。帰りにちょいと見てこよう。ここは工事前、猛禽類調査などで水没前の集落を歩いたりしていたところ。クマを飼っていた沢口さん家はすでにダム湖の下だろうか?

手打ちそばの天盛りを食す。そばは歯ごたえ抜群で、ちょっと少ないかなと思ったけれど、満足感は高い。

どこかでちょいと昼寝してから横沢温泉を目指そうと思って立て看板の地図を見ると「タイマグラキャンプ場」の文字。ここも話題にはよく上るがなかなか足を踏み入れない場所である。ルートを見ると、キャンプ場を経由して横沢温泉に抜ける道がある。

それならばと、タイマグラを目指す。所々でしかすれ違えない川沿いの細い道を奥へ奥へと車を走らせる。途中、何台かの車とすれ違う。案外往来があるようだ。同じ場所で2回、バックで道を譲る。帰りは同じ場所で、今度は譲ってもらった。

キャンプ場まで行くと、結構テントが張ってある。携帯の電波も入らない奥地である。1980年代に初めて電気が通ったという秘境がこのあたりである。デジタルデトックスをするために来てもいい場所である。とりあえず駐車場で昼寝。

横沢温泉に抜ける道は20日まで通行止めであった。というわけで、同じ道を戻って、同じ場所で道を譲られた。

静峰苑は、早池峰登山の基地になったりする一軒宿。風呂はわりとこぢんまりした内湯のみだが、かなり暖まる。今日は今年一番くらいに暑かったというのに、温泉でも温まりまくる。風呂上がり、休憩室の畳に寝転んでくつろいでいると、電話が鳴った。何となく聞こえてきたのは、今日泊まれるか? という問い合わせのようで、それに対する答えは、今日は満室とのことだった。おお、満室! オレが風呂に入ってる間は人の気配はなかったが、これから宿泊の客は来るのだろう。

帰り際に「ここの水は全部冷泉ですか?」と聞くと「いや、水道水も使ってます、あ、でも、お風呂は全部・・・」

風呂で飲んだ水は冷泉だったようだ。飲めるところだったら温泉は飲んでおきたい。腹具合が良くなるのである。しかし水道水って、ここまで水道は来ていないと思われる。使っているのは恐らく沢水かなぁ。とかなんとか考えながらの帰り道、夕暮れにちょっと早い梁川ダムに寄って写真を撮ったくらいにして帰路。

行ってみたいと思っていながら、なかなか足を運びにくいところを3カ所も制覇できた。これも朝のネズミの功徳であろう。


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