■ドイツの原発全廃の意向。でも意味あるの?
先の東日本大震災の原発事故以降、国内外で反原発の世論が高まっているのはご承知の通り。
当事者の日本でも菅総理の思いつきパフォーマンス?で浜岡原発を突然停止したのはつい先日の話。
もちろん、原発に替わる同等の電力が確保できればそれに越したことはないが、そう簡単ではないから難しく、安易に結論を出せない所以。
さてそんな折、ドイツにおいて原発を全て廃止する事を閣議決定しました。
ほほぅ、それで足りなくなった電力はどうする?と思ったら
ドイツは原発を廃止した後の電力の不足はお隣のフランス等から原発で作り出された電力を購入すると言う。
へぇ?これって意味あるの???
何か馬鹿げた話のような気がしますが。
もしドイツ国境近くで原発事故が起きて放射性物質が洩れ出たとき被爆の可能性は変わらんのでは?
それともドイツ国境近くに原発作るのを反対運動するの?
自分らが譲ってもらう電力なのに?
まぁそれ以前にも考えなければならないのは電力などのエネルギーは安全保障上の重大事項であると言うこと。
自力で電力を賄えず、多大に電力を隣国に委ねると言う事は、隣国の意向によって左右される事が懸念されるということです。
「あ?そんな事いうと電気止めちゃうぞ?」って言われたらどうしましょう。
ドイツは何時、送電を止められるのか全くわからない状況になり、隣国に外交上の主導権を握られてしまう危険が大きくなるのです。
巨大な外交カードを隣国に渡すことになるのをどう考えているのでしょうか。
日本は第二次世界大戦前に、列強より石油などパイプラインを止められてしまい、国内産業などがどうにもならない状況に追い詰められ、それが大きな原因で戦争の道を余儀なくされた苦い歴史があります。
奇しくもドイツは当時の日本の同盟国でありますので、遠い国ながらも心配です。
日本も反原発の意識は当然広がってます。
だからと言って安易な原発廃止は注意が必要に思います。
もし、売国民主党の思惑でドイツに倣って電力を隣国の反日国家・中国韓国等から購入するなんて事になったら。。。
そんな馬鹿な事はしないと思いますが民主党の場合、無いとは言い切れない怖さがあります。
以下、ニュース転載。
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ドイツ、2022年までに原発を全廃 閣議決定へ
2011.6.6 20:10
【ロンドン=木村正人】福島第1原子力発電所事故を受け、ドイツのメルケル政権は6日、遅くとも2022年までに国内にある17基の原発をすべて廃止する方針を閣議決定した。同事故後、主要国(G8)での脱原発決定はドイツが初めて。イタリアでは原発再開計画を事実上、凍結しているほか、スイスも34年までに脱原発を実施する方針を決めている。
ドイツ政府の臨時諮問機関「倫理委員会」は「21年までの脱原発が可能」との報告書をまとめた。これを受け、一時停止中の老朽化原発7基をそのまま廃止、2013年から21年にかけ残り10基を段階的に廃止する方針を閣議決定。このうちまだ新しい3基は電力不足に備え22年まで残すという。
メルケル首相は3日、ベルリンの首相官邸で国内16州(特別市含む)の州首相と会談、22年までの脱原発を約束。同首相は再生可能エネルギーを推進する方針を示し、風力発電については州政府と民間企業を支援することで合意した。
しかし、ドイツの電力会社は「メルケル政権が今年から導入される原発設置事業者への核燃料税を廃止しないのは違法だ」としてドイツ政府を提訴する構えを見せ、原発政策の急転換に反発している。
現在、原発8基を一時停止しているドイツでは原発推進国のフランスやチェコからの電力輸入が倍増しており、「フランスがドイツとの国境近くに原発を新設すればドイツが脱原発を進めても意味がない」との声が上がっている。
しかし、仏週刊紙ジュルナル・デュ・ディマンシュ(5日付)の世論調査によると、フランスの回答者の計77%が「原発を即時または段階的に廃止すべきだ」と考えていた。同国でこれほど脱原発の声が高まるのは異例という。フランスは電力需要の8割を原発に依存している。
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フランスがダンピングするかも知れません。
各国は一番安い電力を購入しています。
フランスがダンピングするかも知れません。
そうなんですか。それは知りませんでした。
フランスのダンピングで原子力の安売り合戦?
ちょっと怖い気がしますが。。。
多分、韓国から電力買わないと思いますけど
民主党なら分かりません。。。