4月から約2ヶ月(+α)、先輩とともに9人の新入社員の面倒をみることになった。
(学校でいうところのいわば担任と副担任、という感じだろうか。)
そんな事情もあり、その新入社員達のプロフィールを眺めながら、「そういえば、僕は入社した当時どんなことを考えていたんだっけ」ということを、なんとなく振り返ってみる必要性を感じて、自分が書いたエントリーシートや学生最後の頃に綴っていた文章を、探し出してきて読みかえしてみたり。
そんな時、京都での最後の日(その日は、いつものあの店を貸し切って飲む予定だった)に向けて、僕が書き残していたメッセージが、見つかった。
いつかここにも書いたとおり、結局その京都での最後の日は、東京で病院のベッドの上にいたわけで、その日にその店のらくがき帳(その店には、都度都度お客さんが好きなことを書き記す「らくがき帳」があった。今でもたまにその店で当時のそのノートを読みかえしてみたりする。まぁ、若気の至りというか、恥ずかしい限りの青臭いコトバが、そこには並んでいる)に書こうと思って準備していた文章や、その店のスタッフ一人一人に宛てたメッセージカードは、結局人の目に触れることなく、そのまま僕の部屋に埋もれていた。
(そういえば、その日は確か、「東京に向かって黙祷しつつ乾杯」なんて勝手にみんなで盛り上がった・・・なんて話を、後から聞いたような気がする。看護婦さんに頼んで、「夜中だけどその日だけは」って、病室に電話を回して貰ったりもしたっけ。)
・・・そこには、確かに、その旅立ちの日に向けてそれなりに一生懸命考えて、新しいスタートを切ろうとしている自分が、いた。
入社当初は、結局日々をとにかく生き抜くのが精一杯な状況に追い込まれて、そんな決意とかそんなことを意識している間もなく怒濤の日々に突入してしまったわけで、そう、だからそんな初心のことなど、まったく実感がないのはむしろ当たり前のことなのかも知れない。(その頃から丸6年、本当に休まず走り続けてきたような感じだもんなぁ・・・。)
しかし、見つかったそのメッセージには、おそらくとても純粋でまっすぐな、感謝のコトバが並んでいる。
それまで自分にいろんな意味で影響を与えてくれた人々に対する感謝。
そして、京都で起こった様々な出来事に対する感謝。
笑顔で僕を送り出してくれようとしていた全ての人々に対する感謝。
そして、それをチカラに、前へ進んでいこうとする僕の決意が、そこには綴られていた。
思わず、忘れていた宝物を、もう一度取り戻したような、そんな気にさえなる。
そうだね、例えばそんな気持ちで入ってくる新入社員達に対面したときに、僕はどんな姿を、見せてあげることが出来るだろう。
10歳近く年下の彼ら彼女らには、今の僕がどんな風に映るのか。
・・・なんだかそれも、楽しみだね。
(学校でいうところのいわば担任と副担任、という感じだろうか。)
そんな事情もあり、その新入社員達のプロフィールを眺めながら、「そういえば、僕は入社した当時どんなことを考えていたんだっけ」ということを、なんとなく振り返ってみる必要性を感じて、自分が書いたエントリーシートや学生最後の頃に綴っていた文章を、探し出してきて読みかえしてみたり。
そんな時、京都での最後の日(その日は、いつものあの店を貸し切って飲む予定だった)に向けて、僕が書き残していたメッセージが、見つかった。
いつかここにも書いたとおり、結局その京都での最後の日は、東京で病院のベッドの上にいたわけで、その日にその店のらくがき帳(その店には、都度都度お客さんが好きなことを書き記す「らくがき帳」があった。今でもたまにその店で当時のそのノートを読みかえしてみたりする。まぁ、若気の至りというか、恥ずかしい限りの青臭いコトバが、そこには並んでいる)に書こうと思って準備していた文章や、その店のスタッフ一人一人に宛てたメッセージカードは、結局人の目に触れることなく、そのまま僕の部屋に埋もれていた。
(そういえば、その日は確か、「東京に向かって黙祷しつつ乾杯」なんて勝手にみんなで盛り上がった・・・なんて話を、後から聞いたような気がする。看護婦さんに頼んで、「夜中だけどその日だけは」って、病室に電話を回して貰ったりもしたっけ。)
・・・そこには、確かに、その旅立ちの日に向けてそれなりに一生懸命考えて、新しいスタートを切ろうとしている自分が、いた。
入社当初は、結局日々をとにかく生き抜くのが精一杯な状況に追い込まれて、そんな決意とかそんなことを意識している間もなく怒濤の日々に突入してしまったわけで、そう、だからそんな初心のことなど、まったく実感がないのはむしろ当たり前のことなのかも知れない。(その頃から丸6年、本当に休まず走り続けてきたような感じだもんなぁ・・・。)
しかし、見つかったそのメッセージには、おそらくとても純粋でまっすぐな、感謝のコトバが並んでいる。
それまで自分にいろんな意味で影響を与えてくれた人々に対する感謝。
そして、京都で起こった様々な出来事に対する感謝。
笑顔で僕を送り出してくれようとしていた全ての人々に対する感謝。
そして、それをチカラに、前へ進んでいこうとする僕の決意が、そこには綴られていた。
思わず、忘れていた宝物を、もう一度取り戻したような、そんな気にさえなる。
そうだね、例えばそんな気持ちで入ってくる新入社員達に対面したときに、僕はどんな姿を、見せてあげることが出来るだろう。
10歳近く年下の彼ら彼女らには、今の僕がどんな風に映るのか。
・・・なんだかそれも、楽しみだね。