山口県を舞台に“汚れちまった道”は浅見光彦の視点から、
“萩殺人事件”は浅見光彦の友人松田将明視点から描かれています。
浅見光彦は失踪した夫を探してほしいと頼まれ山口へ向かいます。
友人の松田はお見合いをしに山口へ向かい、途中立ち寄った萩で殺人容疑をかけられてしまいます。
別々の場所で起きた事件が次第に絡み合って行くのですが、
別々のミステリーとしてきっちり成り立っている。
両方とも、とても面白かったです。
ミステリーを楽しむのが最大の目的ではあるのですが、
浅見光彦に魅了されたジャーナリストの浅見への言葉が、
そうそう!それを味わいたくて読んでいる!と思ったセリフ
気難しい人物を一週間で陥落させたのか…と言われ、
何て言うのか、風が吹いたみたいなものでしょうと応えた主人公に、
「そうかもしれん。あんたは風を吹かせる極意を持っているんだな。それも爽風だ」
(中略)しかもそれを武器にしようと思わないところがいい。
そう、途中もだし、読み終わっても、爽やかな風が吹いてるような気持ちになれる時があって
その感覚を味わいたくて読んでいる。。。
ドラマでは絶対に伝わってこない部分だと思います。
ドラマ化されて、見た目的には、作者イチオシの俳優さん2名…榎木孝明さんと中村俊介さん
…現在兄役と弟役で出ている俳優さんが合っていると思います。
ただ、見た目的には割と遠い位置にいるけれど、。。。まず背丈が絶対に足りてない!ってのもありますが(笑)
雰囲気だけは一番近かったのは、約30年前に最初に見た水谷豊さん。
とは言っても、誰がしても、どんな浅見光彦になっているか見てしまいます。
4,5年ほど前に出版されているので、図書館でも借りやすいと思います。
2冊一緒に借りて、読んでみるのも一興かと!
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