猫を抱いて象と泳ぐ

小川洋子さんの本、全く読んだことなくて、
映画にもなった『博士の愛した数式』を、
「何か１冊、今まで読んで面白かったのってありますか？」とお尋ねして、教えてもらいました。

映画、見損ねたままだったので、ちょうどいい機会だと暑い盛りの頃に読みました。
読んでみて、ああ、うん、映画になるだけに面白い！
面白いって言葉で面白さは伝わらないのだけれど、
なんだか心がポッとあったかくなる感じの面白さ、じんわりとくるうれしい感じ。


その時に、まだ読みかけだけれど、この本もいい感じと教えてもらったのが
『猫を抱いて象と泳ぐ』
　著：小川洋子

なんだか、メルヘンチックなタイトル。
温かできれいな海を猫を抱いた少年が象と泳いでいるのを想像してみる。。。


ボードゲームって、その人の性格が現われるなんてよく聞きます。
将棋しかり、囲碁然り、チェスしかり、麻雀もそうだと耳にしたことがあります。
ボードゲームに限らず、ゲームをすると見えない性格や傾向が出てしまうものです。

このタイトルのようなゲームをする人は、どんなにか優しく温かい心でいるのか…

この本も、心がじんわりと温かくなって、
きれいに洗い清められたような、そんな心持になれました。



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