河野洋平元衆院議長は31日、東京都内で講演し、安倍晋三首相が憲法改正で自衛隊の根拠を9条に明記する案を提起したことについて、「9条は触るべきではない。国民も納得しているからこのままでいい」と反対する考えを表明した。
また、「現実を憲法に合わせる努力をするのが先だ。安倍政権の下で憲法問題をやるなんてあり得ない」と語り、性急な改憲発議にも反対姿勢を示した。
時事通信 5/31(水) 19:12配信
河野元衆議院議長は、東京都内で講演し、安倍総理大臣が憲法を改正して2020年の施行を目指す意向を示したことについて、「現実を憲法に合わせる努力をするのが先だ」と述べ、憲法改正には反対だという考えを示しました。
この中で、河野元衆議院議長は、安倍総理大臣が憲法を改正して2020年の施行を目指す意向を示したことについて、「憲法を現実に合わせて変えていくのではなく、現実を憲法に合わせる努力をするのが先だ。憲法改正には全く同意できない」と述べ、憲法改正には反対だという考えを示しました。
また、河野氏は安倍総理大臣が憲法9条を改正して、自衛隊の存在の明記を目指す考えを示していることについても、「理解のしようがない。9条は触るべきではなく、このままでいい。自衛隊を軍隊と言うべきとか、憲法に書き込むべきだという意見があるが間違っている」と述べました。
そして河野氏は「現行憲法を『借り物だ』と非難するのではなく、その憲法で70年も平和な日本を作り上げてきた。日本人はそしゃくして使っており、現行憲法は大事にすべきものだ」と述べました。
NHK
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