風を紡いで

旅の記録と料理、暮らしの中で感じた事などを綴っています。自然の恵みに感謝しながら…。

はっぱ

2006年09月15日 | 自然(花 虫 樹etc)
はっぱは 虫たちのえほん
小さな虫たちが
ひょうしを 見たり
うらを 見たりしていると
光の指がきて
中のページを ひらいてくれる

ブドウだなの下で
ぼくは よく見せてもらう
テントウムシや
アリたちの中にまぜてもらって

そこは 森のおくよりも
海の底よりも
青いひみつの国
宝石の池がちらばるまわりを
いくえにも いくえにも
かけめぐる まよい道

その道のどこかから
いつも 見えないなにかがよぶ
ーここにおいで ここにおいで
 きてはだめ きてはだめ

「まど・みちお詩集」より


夜明け前の青い朝は、不思議な光に満ちています。
ぎらぎら燃え滾る真昼の太陽は、熱い力を届けてくれます。
ゆらゆらゆらぎの午後の陽射しは、心あそばせてくれます。
青と赤がとけあうパープルの夕には、満ち足りた時が流れます。

妖精たちの営みが繰り返される時間帯
あなたはどこにかくれているのでしょう…ね!?
コメント (4)
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