風を紡いで

旅の記録と料理、暮らしの中で感じた事などを綴っています。自然の恵みに感謝しながら…。

PAULのパンは思い出の味

2005年06月14日 | 2005年仏サンジェルマン デ プレ
3月初旬のフランス・パリ。
サンジェルマン・デ・プレ界隈…
本場のフランスパン(※1)を味わおうー
娘と二人で老舗のパン屋さんめぐり。

そのひとつ、PAUL(※2)。
朝早くに行って見ると
会社員、主婦、お年寄り、若い女性、カップル
並んでる、並んでる…よ。

さっそくは列に入り…あれこれ注文
道行くパリジャン眺めては
テーブル席でのモーニングタイム
たっぷりサラダがうれしいね。

※1 フランスパンは、日本での言い方。バタール、バゲット、パリジャン…といろいろ。
※2 東京(八重洲店・東京名店街店・六本木1丁目店・アトレ四谷店・高島屋S・C玉川店・マルイ北千住店)と大阪(本町店・大丸心斎橋店)に支店があり、本場の味を楽しめます。
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(9)1、2分の差は大きかった

2005年06月14日 | 2005年コッツウォルズ母娘旅
ロンドン・ヒースロー空港から高速列車に乗り、パディントン駅へ着いた。
ここで、乗り換えてモートン・イン・マーシュに、午後6時頃には着くはず?
そして、今夜の宿(B&B)に午後7時までには辿りつく予定だったのに…。

ところが、予定は未定で、思うようにいかないのが世の常というもの。
余裕を持って時間配分をしたから安心…とばかりに、ついのんびりムードになっていたのがいけなかった。
(その緩みが、あとで大変な思いをすることに…)。


「Brit Rail…、あの列車でいいのよね」
「そうだね。確認して時間も調べてくるよ」

娘にカバンを見ててもらい、インフォメーションを探した。
売店で聞いてから、インフォメーションに行ったが、何人も並んでいる。
いつ順番がまわってくるか分かったものじゃない。
割り込む訳にいかないので、しかたなく時刻掲示板を探すことにした。

人が群れている一角が目に入り、近づくとカウンターがあった。
30代ぐらいの女性3人が、テキパキと応対していた。
その頭の上には、デジタル時刻表が掲示されている。
モートン・イン・マーシューの文字が表示されていないので、1人の女性に聞いてみた。

「2、3分後にもう一度来てください」と言われてしまった。


娘のところに戻り、一緒に掲示板を見ていることにした。
英国人に混じって…2人でデジタル文字をじっと見つめていた。

「あ、お母さん、モートン・イン・マーシュあった!16時18分…8番ホームだ!」
「どこ…?。ほんとだ!急がなくちゃー」

8番ホームに向かって私が走る…。
その後を追って、娘が走る!
一昔も前の古い布製のボストンバッグをガラガラ鳴らしながら…
彼女は必死に走った!

「待って~」
「あ~ 行っちゃうよぉ~」
「うそ~!? 行っちゃったよぅ~」  

列車は待ってくれない。バスなら可能性もあるが・・・。
無常にも目の前を走り去って行った。
1、2分の差…ほんとにちょっとの差なのに―。
その差は、実に大きいのだった! (つづく…)
                      
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