ジーコ W杯の記憶と提言 「まずは初戦だよ」ザ。ワールドより
「あえて言うとすれば、W杯で重要なのは緊張状態の中で、いかに精神を安定させるか。日本にはそのマネージメントが必要だ」
昨年のコンフェデ杯のイタリア戦において、日本は前半途中まで2-0と優勢に試合を進めながら、その後ハーフタイムを挟んで10分ちょっとの間に3失点し、最後には決勝点を奪われて結果は3-4の逆転負け。自身が率いたドイツW杯でも同様のことが起こったという。
「初戦のオーストラリア戦は試合終了まで残り8分となり、1-0で勝っていた。しかし、1点を取られたら立て続けに3失点してしまった。失点すると精神的に浮き足立ってしまう。これが日本の欠点だ」
では、どうすればその課題を克服できるのか。ジーコはもろ手を挙げて、お手上げだと言わんばかりに「その答えがあるなら私が知りたかったよ」と苦笑いした。しかしすぐに表情を直し、少し間をおいてこう答えた。
「きっと国民性なのだと思う。他の国では考えられないのだけど、なぜか失点に対して過剰な恐怖感や失望感がある。ゴールを奪い合うスポーツなのだから、得点できることもあれば、失点もする。すべて思い通りにはいかないけれど、それがサッカーなんだ。この当たり前が経験として分かれば、日本はもっと強くなる」
「あえて言うとすれば、W杯で重要なのは緊張状態の中で、いかに精神を安定させるか。日本にはそのマネージメントが必要だ」
昨年のコンフェデ杯のイタリア戦において、日本は前半途中まで2-0と優勢に試合を進めながら、その後ハーフタイムを挟んで10分ちょっとの間に3失点し、最後には決勝点を奪われて結果は3-4の逆転負け。自身が率いたドイツW杯でも同様のことが起こったという。
「初戦のオーストラリア戦は試合終了まで残り8分となり、1-0で勝っていた。しかし、1点を取られたら立て続けに3失点してしまった。失点すると精神的に浮き足立ってしまう。これが日本の欠点だ」
では、どうすればその課題を克服できるのか。ジーコはもろ手を挙げて、お手上げだと言わんばかりに「その答えがあるなら私が知りたかったよ」と苦笑いした。しかしすぐに表情を直し、少し間をおいてこう答えた。
「きっと国民性なのだと思う。他の国では考えられないのだけど、なぜか失点に対して過剰な恐怖感や失望感がある。ゴールを奪い合うスポーツなのだから、得点できることもあれば、失点もする。すべて思い通りにはいかないけれど、それがサッカーなんだ。この当たり前が経験として分かれば、日本はもっと強くなる」