ＮＨＫスペシャル「グーグル革命の衝撃」

ＮＨＫスペシャル「グーグル革命の衝撃」、みました。

「グーグル検索の上位１５位以内に入っていないと、その会社・サービスはこの世に存在しないのと同じだ」

とか

「私たちの行動の８０％は検索から始まるようになる」

など ナレーションのコメントがちょっと怖すぎたかな (^ ^;) 。

確かに実際そうなり始めているとヒシヒシと感じてる。番組の構成上「光と影」って感じにしなければいけないのもわかる。だけど もう少し明るい方にスポットをあててもよかったんじゃないかな。

自分はグーグルはあくまでも巨大なツール、インフラだと思っている。

蛇口をひねれば水がでたり、コンロでは火力が使えたり、お湯が沸いたり、スイッチひとつで明るくなったり、ボタンをプッシュすれば遠くでも話しができたり。それらはすべてインフラのおかげ。もちろん新幹線も高速道路もインフラ。ぼくらはそのメリットを享受しているのだ。

グーグルは知識のインフラ、情報のインフラだと思う。歴史の浅い民間企業で、広告というビジネスモデルをもち、巨額な利益を上げているから なんとなく釈然としない感じをもつかもしれないけど、インフラを手掛ける企業が巨大な利益を上げているのは今に始まった話ではない。それだけ社会的責任も重い。「歴史の浅い民間企業」という点も、「それがＩＴ革命のスピードなんだ」ということで納得できる。だから革命なのだと思う。

番組ではサンフランシスコの病院が検索で上位表示を取るために努力している事例を紹介していた。確かに上位表示は重要だ。それは絶対に否定しない。
だけど、もしその病院がいいサービスを提供していなければ、怠慢な病院経営をしていれば、一人の患者が個人のブログで「行ってみたけど、ぜんぜん親切じゃなかった」と書けば、もう一人の患者が「私もそう思った」とコメントすれば、グーグル上位表示の意味は霧散してしまうだろう。
グーグル上位表示は「万能薬」でもなんでもないし、むしろこれまで以上に「基本が大切」ということになると思う。

大切なのは「江戸時代から明治時代に変わったくらいの大変革が起きているという時代認識」と「変革を生き抜くための教育」だと思う。変化を良いことととらえ、「新しいインフラを有効に活かすための知恵と知識を身につけること」だ思う。

グーグル、インターネットを上手に活かすべき。そう思った。
いずれにしてもビジネスマンは必見。社員の皆さん、みたよね？録画したから、みてない人は言って下さい (^ ^;) 。