監督=フランコ・ゼフェレッリ
音楽=ドノヴァン、リズ・オルトラーニ、ケン・ソーン
出演=グレァム・フォークナー、ジュディー・ボウガー、アレック・ギネス
中世ヨーロッパの歴史上に有名な実話。「アンジのフランチェスコ」をベースとして展開する物語。戦争に参加したフランチェスコは、人が殺し合う戦場に生きる道を失い、故郷に半死人となって帰ってきた。その彼の精神を更正させたのは、ライ病患者にパンを与える美しい娘クレアに出合ったことと、屋根に遊びに来た小鳥に、生きることの貴さと喜びを発見したことであった。やがて彼は傷つけ合ったり殺し合ったりしない、真の平和の世界を築こうと友人たちでグループを作り行動する。これは今日のヒッピーに通じる愛と平和の運動だ。世の大人、体制側から多くの迫害も受けるが、彼の澄みきった瞳とその誠実な言動は最後には多くの賛同者を加えて、その波紋は大きく広がって行く。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/de/79233b694eb14f36e6ac096bedb78878.jpg?1559657255)
音楽はドノヴァン、そしてイタリア版はリズ・オルトラーニ。ドノヴァン音楽ではケン・ソーンが音楽監督をしており、演奏はヴィック・ルイス指揮のロイヤル・フィル。このレコードはサントラではなく、サントラのスコアに、ケン・ソーン自身が書いたものを若干ペンを加えたもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/de/79233b694eb14f36e6ac096bedb78878.jpg?1559657255)
音楽はドノヴァン、そしてイタリア版はリズ・オルトラーニ。ドノヴァン音楽ではケン・ソーンが音楽監督をしており、演奏はヴィック・ルイス指揮のロイヤル・フィル。このレコードはサントラではなく、サントラのスコアに、ケン・ソーン自身が書いたものを若干ペンを加えたもの。
ヴィック・ルイスはわが国では、まずなじみのない人だが、1940年代の後半から自分のビッグ・バンドを率いて活躍した大ヴェテランである。1919年ロンドンに生まれ、3歳からギターを習い、10代の時にジョージ・シアリングとグループを結成した。やがてデキシーランドースイング・ジャズ狂となり、バンドを結成している。ケン・ソーン、ジョニー・キーティング、ジョン・ダンクワースらが育ち、また彼の親友、後輩としてドノヴァンやジョン・バリー、ドン・ブラックらがいるというイギリス音楽界の大物が、この人ヴィック・ルイスなのだ。
https://youtu.be/G-Y_Ydja4vA
https://youtu.be/G-Y_Ydja4vA
リンク先のYoutubeはサントラですね。
私はオルトラーニ盤を持ってますが。やはりドノヴァンの歌のインストカバーがありました。
「ドノヴァン音楽ではケン・ソーンが音楽監督をしており」ということは、あの主題歌はドノヴァン=ケン・ソーンの共作で、全編の劇伴はケン・ソーン版がもあるということなのでしょうか。
元のままのサントラも素朴でいい一方、ケン・ソーンが手を加えた版もしっかりしていてホームコンサートにも使えそうな感じかと。
イタリア版の音楽はいかにもな仕上がりですが、ドノヴァン&ケン・ソーンの方がイギリス色濃厚なのは何とも楽しい気がします←賛辞のつもり