7J3AOZ's Hamlife

コメントは実名(ないしアマチュア無線のコールサイン)でお願いします。匿名のコメントは削除する事があります。

QRQ - yet another CW trainer

2012年02月06日 17時55分35秒 | アマチュア無線


「Sparky's Blog」の記事で紹介されていた、Fabian Kurzさん(DJ1YFK)が製作・公開されているCWコールサイン早聞き練習ソフトウェア「QRQ - yet another CW trainer」を試して見ました。

このソフトウェアはLinux、Unix、MacOS X、Windowsに対応していますが、筆者はWindows Vista(Home Basic)にインストールして見ました。インストールは簡単で、ダウンロードしたファイルを実行し、指示に従うだけです。

ただ、スタートメニューに登録されたプログラムをそのまま実行すると、日本語版のWindowsではコードページ(※1)が日本のままなので、ソフトウェアが文字化けしてしまいます。


インストール後、スタートメニューから普通に起動した画面。見事に文字化けしちゃってます(笑)

これを解消するには「chcp」コマンドを使います。このコマンドは、コンソール(コマンドプロンプト、いわゆるDOSプロンプト)のコードページを切り替えるコマンドで、「chcp 437」で英語に、「chcp 932」で日本語にコードページが切り替わります。

コマンドプロンプトからコードページを英語に切り替えた上で、「QRQ」の実行ファイルである「QRQ.EXE」を実行しても良いのですが、面倒くさいので(笑)、テキストエディタ(メモ帳など)でバッチファイルを作り、そのバッチファイルからソフトウェアを起動するようにすれば良いでしょう。バッチファイルは下記のようになります。

chcp 437
qrq.exe
chcp 932

起動後、自分のコールサインを入力し「Enter」キーを押すと、コールサインの早聞き練習が(いきなり(笑))始まります。聞き取れたコールサインを画面下部の入力フィールドに入力し「Enter」キーを押してください。なお、聞き落とした場合は「一度だけ」、ファンクションキーの「F6」で聞きなおすことが出来ます。

入力したコールサインが完全に正しければ、画面上のリストには何も表示されずに得点が加算されますが、間違っている場合は、画面上に正しいコールサインが左側、入力したコールサインが右側と言うフォーマットで表示されます。また、間違った文字は小文字で表示されますので、自分が不得意な文字の傾向把握に役立ちますね。

また、正解すると相手局の打鍵速度が上がり、間違えると打鍵速度が下がります。さらに、速度が早くなるほど、正解時に得られる得点も高くなるようです。

なお、ファンクションキーの「F10」を押すことにより、練習を終了して初期画面に戻ることができます。


「QRQ」でコールサイン早聞き練習中の画面。いきなり2回も間違えているのはご愛嬌ですね(笑)

50局分の練習が終わった後、何かキーを押すと初期画面に戻ります。

なお、初期設定で速度が早過ぎると言う方は、初期画面でファンクションキーの「F5」を押すと設定を行う事が出来ます。設定終了後、ファンクションキーの「F2」を押して設定を保存する事を忘れないようにしてください。ファンクションキーの「F10」を押すと初期画面に戻ります。


「QRQ」の設定画面。

ソフトウェアを終了するには、初期画面でファンクションキーの「F10」を押してください。

日本では、同様のソフトウェアとして今泉さん(JI0VWL)が製作・頒布している「CW Freak」がありますが、しばらく開発が止まっているようです。このソフトウェアは(たぶん)Windows7でも動作すると思われますので、みなさんもぜひ一度お試しください。

※1 コードページについて、詳しくはこちらを。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする