小さなナチュラルローズガーデン

木々の緑の中に、バラたちと草花をミックスさせた小さなイングリッシュガーデン風の庭。訪れた庭園や史跡巡りの記事もあります!

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の旅・群馬編

2015年11月12日 | 旅行記

今年の11月は雨が降ることが多いですね。でも、雨上がりの小春日和はやっぱり気持ちいいですね。
先週、そんな暖かで穏やかな日にサイクリングがてら、かねてから行きたいと思っていたNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の大河ドラマ館に行ってきました!

大河ドラマ館は前橋市にある群馬県庁・昭和庁舎内にあります。昭和庁舎の前でご見学の小学生たちや、東京方面から観光バスでみえた団体様ご一行にも遭遇しました。

大河ドラマ館の入場料は500円ですが、庁舎内部に豪華セットが組まれて思った以上に充実した内容だったので満足できました。特に大沢たかおさん、井上真央さん、優香さんが、撮影で実際に着用された衣装が展示されているのが素敵でした♡
撮影小道具も展示され、優香さん演じる寿(ひさ)さんが、アメリカに旅立つ新井領一郎氏に贈った兄・吉田松陰の形見の短刀も見られて感動しました。
残念ながら館内は撮影禁止でしたが、唯
一、県令執務室セットの中だけは記念写真を撮ることができました。大河ドラマ館の詳細はこちらをご覧ください。
http://www.gunma-hanamoyu.com/drama.html
お車でお出かけなら、隣の県庁本庁舎に2時間まで無料の駐車場があります。

大河ドラマ館を見学した後は、県庁の北側にある秋の前橋公園をお散歩しました。前橋公園に県庁側の入口から入ると正面に、「花燃ゆ」明治編のヒーロー、楫取素彦(かとり もとひこ)の碑が見えます。
いちばん背の高い碑が「前群馬県令楫取君功徳碑」で、楫取素彦氏が群馬県令(群馬県最初の知事さん)の職務を終えた後、楫取氏を慕った県民がその功績を称えて建立したそうです。
またいちばん右端に写っている碑は、群馬県の初代県会議長さんを務めた宮崎有敬という人の功績を称えた碑です。碑文は宮崎氏を尊敬した楫取素彦氏によるものです。宮崎氏は伊勢崎藩の出身で、お屋敷も意外と我が家に近い所にあった人なので嬉しいです。
楫取氏の碑も宮崎氏の碑もかつては県庁裏の高浜公園にあったものを、大河ドラマ効果!でこちらの目立つ所に移動してきました。

前橋公園の碑のある広場に沿った高い土手を石段で登ると、眼下に、さちの池~利根川~榛名山という素晴らしい景色を望むことができます。明治38年に開園した前橋公園は前橋城の城跡に造られた歴史ある公園で、土手はお城にあった土塁の名残のようです。
さちの池(幸の池)は昭和34年に平成天皇と美智子妃殿下の御成婚を記念して造られた池で、空から見ると鶴舞う形の群馬県の形をしてます!

碑のある広場から歩行者用のトンネルをくぐって前橋公園の更に奥に進むと、こんな素晴らしい日本庭園が待ち受けています!なんと入場無料というのも嬉しいです♡

この豪華な日本庭園は奥に見える建物=臨江閣(りんこうかく)を視点の中心に据え、池を中心に水系を巡る回遊式庭園だそうです。確かに、お庭の緑と水の流れがとっても綺麗な庭園でした。風情ある四阿で、せせらぎの風景を眺めながら憩う時間はまさに至福のひとときでした。

回遊式庭園の楽しみ方として、ビューポイントを探しながら池の周りや谷川を散策すると、こんなハッとするような見事な光景に出会うことがあります!今頃はモミジの紅葉も見頃になっていることでしょう。他の季節でも、四季折々、素敵な景色を愛でることができそうでこれからも通うのが楽しみです♡

日本庭園からは隣接する臨江閣に入ることができます。臨江閣は楫取素彦ゆかりの近代和風木造建築で、明治17年9月に楫取氏はじめ前橋市有志らにより群馬県の迎賓館として建てられたそうです。

臨江閣は明治26年の明治天皇ご行幸の際は行在所として使われ、こちらの本館二階いちばん奥の間には、大正天皇が皇太子時代にご滞在されていたそうです。
当時は利根川が建物のもっと近くを流れていたので「江(かわ)を臨む」、臨江閣と名付けられたということで、左側の窓からは現在でも利根川、浅間山、妙義山を望めまた壮観な眺めです。

大正天皇ご滞在のお部屋に、こんなアンティークの雛人形が飾られていました。この雛人形は前橋の方がご所有されていたもので、大正天皇の御結婚披露宴にお呼ばれになった際、引き出物として頂いたたいへん貴重なお品だそうです。



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