小さなナチュラルローズガーデン

木々の緑の中に、バラたちと草花をミックスさせた小さなイングリッシュガーデン風の庭。訪れた庭園や史跡巡りの記事もあります!

ローズウィーク真っ盛り、薔薇は7~8分咲きに

2019年05月16日 | ガーデニング

ハレルヤ。薔薇が見頃となった先週末のオープンガーデン初日から5日が経過し、現在、我が家の庭の薔薇は7~8分咲きになりました。明後日18日(土)のオープンガーデン公開日にはいよいよ満開になりそうです!

今年の開花期間中は雨が少なくまた夏日が続くこともなくバランスの取れた天候に恵まれ、早咲きの薔薇もまだ散らずに残り遅咲きの開花を待っています。写真左の白薔薇は「アイスバーグ」。左の真紅の薔薇は早咲き「クリムゾン・グローリー」。花壇にはデルヒニウムやチドリソウも咲き出し薔薇の脇役を果たしています。左奥のオベリスク仕立て、やや遅咲きのナエマは房咲きの真ん中の花が咲き出しました。このナエマが見頃になる頃は、我が家のローズウィークもクライマックスになるのでしょう。

 

咲き乱れる「ローズ・ポンパドール」。18世紀のフランス国王ルイ15世の公妾として、歴史をも動かしたポンパドゥール侯爵夫人の美貌を彷彿とさせます。

 

淡いピンク、小ぶりのカップ咲きが何とも可愛らしいオールドローズ「マダム・ピエール・オジェ」。1878年作出、オールドローズの中でもブルボン系の代表種といわれます。ところで、本日の庭の写真はすべて我が家の庭のヘッドガーディナーであります、マダム・コズピエール・オジェの撮影した作品になってます。いつもの私の写真とはまた違ったアングルで捉えられ、小さな花、小さな庭でもこんなビューポイントもあったのか!といった新しい発見もありました。

 

センター花壇ではイングリッシュローズ「ウィリアム・モーリス」が頭角を現してきました。幾重にも繊細に重なるアプリコットピンクの花びらはまさに芸術的な美しさ。19世紀イギリス「モダンデザインの父」、ウィリアム・モリスの名から命名されたに相応しい薔薇です。


ハイブリッドティ「イブ・ピアチェ」。花びらの端にフリルのついたローズピンクのカップ咲き。これがやがてロゼット咲きの大輪に変化し芳しいダマスク香を漂わせます。フランス、薔薇の名門メイアン家の傑作!


雨上がりのフロリバンダローズ「ステファニー・グッテンベルク」。周りがアイボリーホワイト~中にかけてソフトピンクの花びらがふんわりして可愛いらしいアンティークタッチの薔薇。コンパクト系なのがまた愛らしく、花壇の前に植えてあります。


ルピナスや小花の植えられた木陰の花壇。奥に咲いたライラックピンクの薔薇はイングリッシュローズ二代目の「メアリーローズ」。一代目はここに大きなシュラブで茂ってましたが残念ながら半枯れしてしまい、当二代目はその挿し木がここまで育ったものです。


薔薇と競演するシランやマムといった下草系の草花。小さなナチュラルローズガーデンではその名の通り、小さな庭の中にこのような草花たちや薔薇たちが野にあるように、より自然に咲いているように見えるような植栽をモットーとしています。


アーチに絡まるイングリッシュローズ「ガートルード・ジェイキル」(左ローズピンク)と「つるサマースノー」(右白)。「つるサマースノー」は何年か前のオープンガーデンで庭を訪れた方から、挿し木でいただいたものがここまで成長したものであります。純白の花々が初夏の庭に涼し気です。

 

 


オープンガーデン 公開日2日目(5月12日)

2019年05月14日 | ガーデニング

オープンガーデン初日に続いて2日目のレポートです。センターのピンクの薔薇はフロリバンダローズ「夢香」。ジャーマンアイリスのブルーを背景にして引き立ってます。右の白薔薇は「マダム・アルフレッド・キャリエール」

 

奥のアプリコットピンクの薔薇はイングリッシュローズ「ウィリアム・モーリス」。手前の濃いピンクはフレンチローズ「ローズ・ポンパドール」。今年の春に積んだアンティークレンガの縁取り効果で、思った以上に薔薇の見栄えも良くなりました。

 

「ローズ・ポンパドール」。その名はロココ時代に伯爵夫人が好んだ色彩「ポンパドールピンク」から命名されたといいます。花色が咲き始め(カップ咲き)の鮮やかなポンパドールピンクから、開くにつれ、やや乱れたようなロゼット咲きの淡いラベンダーピンクに変化してゆきます。

 

リッチピュアイエロー(山吹色)のカップ咲きが美しい20世紀の名花、イングリッシュローズ「グラハム・トーマス」。お花の匂いを嗅ぐと淡いティーローズの香りがします。

 

センター花壇の手入れに勤しむ、小さなナチュラルローズガーデン・ヘッドガーディナー「マダム・コズピエール・オジェ」


オープンガーデン 公開日初日(5月11日)

2019年05月14日 | ガーデニング

2019年5月11日~12日、オープンガーデンいせさき公開日は両日とも初夏の陽射しにからっとした風の爽やかな天候に恵まれ、樹々の緑の中に主役の薔薇たちは全体的に4~5分咲きにまで開花して見頃となりました。

今年は伊勢崎市もソメイヨシノ開花後に雪が降り、それからは夏日があったとしても去年のように一挙に夏のように熱くなりませんでしたので、薔薇が一斉に咲いてしまうようなことはなく開花は徐々に進み、早咲き~遅咲きへと開花期間もゆったりしているように思えます。また朝夕は気温も下がるせいか、咲き始めのお花の色はまるで秋薔薇のように濃くて美しく今までとは違った表情を見せてます。
オールドローズのマダム・アルフレッド・キャリエールなんて、白薔薇なのに随分と微妙にピンクがかって咲き出したのには驚きました。
周りのデルヒニウムはじめ宿根草や草花たちも花もちが良く、薔薇と一緒にコラボできたのも緩やかな気候のおかげ・・・薔薇の咲く頃、イギリスの気候もちょっとこんな感じなのか知ら?

オープンガーデンのお庭の公開のためには今まで祈りつつ取り組んでまいりましたが、そうした気候に恵まれたのも神様からのご恩寵と受けとめ感謝でありました。
オープンガーデン庭主の皆様のお庭のお手入れに励ましと助け、ご祝福がありますように、そして公開日は天候に恵まれ市民の皆様がいいお花見ができおくつろぎの時間を過ごせますように、またお庭やお花のお話を通していい交流を持てますように・・・庭仕事を終えては夕方毎日のようにお祈りしてきました。

2日間の公開日はおよそ400人近くのお客様方が、我が家の小さなナチュラルローズガーデンにお越しくださいました。お越しくださった皆様、小さな庭にお出かけ頂いてありがとうございました。

ハイブリットティ「クリムソン・グローリー」。1935年ドイツ、コルデス社作出。命名された通り真紅の大輪花から、ダマスク香の濃密な香りが漂います。


緑の中に一輪、大きく輝くように咲いたアンティークタッチのバラ「キャラメルアンティーク」


フロリバンダローズ「オールド・ポート」。我が家の庭には珍しい純紫色とイングリッシュローズのようなロゼット咲きが大人ロマンティックな薔薇。


爽やかなイエローとロゼット咲きが可愛らしいアンティークタッチのバラ「サンライト・ロマンティカ」。隣の白薔薇は「ボレロ」









 


咲き始めた薔薇たち

2019年05月06日 | ガーデニング

GW後半の関東地方は比較的陽気のいい日が続き、我が家の庭の薔薇たちもちらほら開花が始まりました。上の写真はフロリバンダローズの「夢香」。「フルーティな甘さにレモンの爽やかさのある華やかで調和の良い香り」と評された、名前の通り夢のようないい香りがします。今年は100個近くの蕾が付いたので、来週辺りはロマンティックガーデンの主役となりそうです。


建物外壁に誘引したオールドローズ「マダム・アルフレッド・キャリエール」。1879年、フランスのJ.Schwartzによる作出。パールピンクの可憐なロゼット咲きの花々が風に揺れると、あたかも清らかに舞う美しい乙女の姿のようです。


12年前に薔薇の庭を始めた時からあるフロリバンダローズ「マチルダ」。枝はすでに朽ちた古木のようでも、少女のような淡いパステルピンクの花が可愛らしいです。1988年、フランスの名門メイアン社作出。


夕方、雨上がりの庭に咲き競うジャーマンアイリス。


2019 オープンガーデンいせさき

2019年05月01日 | ガーデニング

令和元年おめでとうございます。薔薇たちの蕾も膨らみ今年もオープンガーデンの季節が到来しました。うちの庭「小さなナチュラルローズガーデン」の開催日は5月11日、12日、18日の3日間、時間はいずれも午前10時~午後5時となっております。現在、薔薇の開花が迫ってますので、来週の開催日は丁度見頃となりそうです! とても小さな庭でありますが、市民の皆様にくつろいでいい時間を過ごして頂けますように願ってます。どうぞいらっしゃってください。

写真は2011年5月の庭の風景です。ロマンチックガーデンにまとまったこの年は震災がありましたのでオープンガーデンは自粛しました。写真にある外壁のつるバラはこの後残念ながら絶えてしまい、現在は2代目ピエール・ドゥ・ロンサールが新たな開花を待っています。

淡いピンクのバラはイングリッシュローズのウィリアム・モリス。今年も健在で多くのシュートの先に沢山の蕾をつけて、我が家のシンボルローズになってます。