小さなナチュラルローズガーデン

木々の緑の中に、バラたちと草花をミックスさせた小さなイングリッシュガーデン風の庭。訪れた庭園や史跡巡りの記事もあります!

JAZZとバラの日々・・・

2016年06月25日 | アート・文化

梅雨の雨がやんだ今日のよき日は、伊勢崎市文化会館で開催された ISESAKI SMC BIG BANDさんの 9th Jazz Concert を聴きに出掛けてきました♪
SMCさんは、北隣りのお屋敷にお住まいのマダム・H夫人のお兄様である Suhさんにより創立され、「大好きな Big Band Jazz で地域社会に貢献しよう」を合言葉にご活動されている Big Bandです。

また今回のブログは、我が家のバラの庭と Big Band Jazz との不思議な関係を合わせてお話したいと思います。

マダム・H夫人のアトリエの窓辺に飾られた素敵なロマンドール。こちらのアトリエの中でバンドメンバーの方がパート練習をされている曲のフレーズが、我が家の庭にもたまに聴こえてきます♪

今回のコンサートでは、追われている身?のミステリアスな Keikoさんによる落ち着いたMCとヴォーカルはじめ、新メンバーの方々、そして今までのメンバー方々、ともにご活躍が素晴らしく驚きました!
バンドマスターは創立者Suhさんから、楽団長のNさんにバトンタッチされて、ステージ上には新たなる旅立ちを始めたバンドのお姿がありました。


第1部で演奏されたグレン・ミラー作曲、スウィングジャズの名曲「ムーンライト・セレナーデ」

第1部のスウィングジャズは、オリジナルに近いスタイルで再現されていたのが嬉しかったです。特に「ムーンライト・セレナーデ」の甘美でロマンティックなメロディーが開始されるとゾクゾクっときてしまい、鳥肌が立つ思いで私も鳩になって投影された月に飛んで行ってしまいそうでした。


A String Of Pearls 、The Queen Bee の優雅なサウンドにほれぼれし、The Chicken ではバンド一丸となったエキサイティングな演奏に感激でした!
あっという間に第2部となり、Waltz For Debby のアルトサックスが可愛らしく印象的で、いつまでも聴いていたい思いでした。
My Romance の甘く切ないギターサウンドを聴く頃には、若かった頃の儚い想い出までが走馬灯のように頭によみがえり、青春や人生を思いました。
ステージ上のバンドの皆様お一人お一人にもそれぞれの人生があり、練習を度重ねてきた珠玉の演奏と、今日の晴れ舞台をお迎えになった皆様の笑顔を前にすると、こちらもとてもHAPPYな気分になれ LIFE IS WONDERFUL!という感動がありました。 


バラの咲く頃、オープンガーデンの日には、Suhさんと奥様はじめ、バンドの皆様が我が家の庭にも訪れてくださいました。
JAZZとバラの日々・・・ここから先は私ごとですが、こんな季節になると妻と出会った頃をよく思い出します。

それは12年前の5月、バラの見頃の頃、三鷹の駅で待ち合わせした妻とバスに乗り、神代植物公園のバラ園に向かいました。
クリスチャン系の結婚紹介室を通して出会った彼女と会うのは、その日が3回目で、そろそろ正式に交際を申し込むか否か考えている時期でもありました。
到着したバラ園はシンメトリックに設計された沈床式庭園に、どこを眺めても色とりどりの美しいバラが満開でえも言われぬ光景でした。
花が大好きな彼女なので、お花見で嬉しそうな彼女の写真をたくさん撮りました。写真を撮りつつも、交際を申し込むのはどうしようかと迷ってましたが・・・。

ベンチで一休みして撮った写真の確認のため液晶画面の画像を見ると、綺麗なバラの花々を背景にした彼女の姿は、まるでお嬢様のように笑顔が可愛らしく、この人とならと心の中で決めました。 
はじめて彼女と手をつないで庭園を散歩しながら、将来を天の神様にゆだねてました。バラのカフェテラスでお茶をして、その時、「結婚を前提に交際してくれませんか?」と尋ねると答えはOKでした♡

夕方になると庭園奥のステージでは、たしか明治大学のビックバンドの演奏が始まっていました。
あいにく小雨がぱらついてきて、私たちはステージから遠いパーゴラの下のベンチで雨やどりしました。
しだいに気温も下がり寒くなってきてしまい、そうして「ムーンライト・セレナーデ」のスローナンバーが聴こえてきて、二人で肩を寄せ合い語り合い幸福な時間でした。
雨のバラ園とスウィングジャズの音楽の中に、彼女との恋が芽生え、それが二人の新しい人生の始まりでした。

 それから12年後の現在、自宅の庭にはバラが咲き乱れ、お隣のマダム・H夫人、K夫人のお庭もバラのお花で溢れ、アトリエからは華やかなJAZZのフレーズが聴こえてきます♪
朝、窓辺にたたずむ妻が、「雨の中に、モナコがよく咲いたよ。」とか、「シティー・オブ・ヨークのシュートがスゴい勢いだよ!」とかその日の庭の状況を伝えてくれます。

神代植物公園のバラ園。過去のあの日あの時が、今の生活すべてを予見していたようで、あたかも神様の摂理のような何とも不思議な気分になります。

何より、今回も素敵なコンサートにお招きくださってありがとうございました。
マダム・H夫人とやさしいご主人様、SuhさんはじめSMCの皆様、またオープンガーデンを通して出会った皆様との出会いを心から感謝してます。

皆様とのつながりが私たちの宝物ですから、これからも本当に大切にしてゆきたいです。どうぞよろしくお願い致します。
皆様のご健康が守られ、演奏活動、お庭づくりの祝福をお祈りしてます。