宮城野貨物のブログ

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扇町4511?→六原2010

2021-08-09 22:55:34 | 貨車

前々回の記事に書いた、上越線不通期間中に5665レに連結されたタキ5450形の発駅はどこか?という件。時期としてはそれより後(2006年)になるが、仙台港駅で入換中のタキ125481の車票の写真があったので載せておく。

上の写真の拡大。遠ざけたり近づけたり傾けたりして薄っすら発駅コード4511と読めないだろうか?
(発駅名も2文字っぽいので酒田港ではなさそう・・・)
ということで、2004〜2005年にかけての上越線不通期間に5665レに連結されたタキ5450形も、同じく扇町発だった可能性がある。

行き先は、通常の継送ルートであれば六原か北沼と思われるが、ほかに扇町発では上越線経由で向浜への輸送もあったようで、これが東北本線を迂回していた可能性も否定できない。(酒田港から持ってきた方が断然手間が少ない気がするが・・・)



   
当日の5665レの組成(写真は再掲)及び仙台港での入換風景。この日はタキ5450形の間に回送と思われるタキ1000形が挟まる組成であった。DE10次位(1両目のタキ5450形)が上のタキ125481、2両目のタキ5450形は車番不明。仙台港駅の入換では、タキ5450形の間に挟まっていたタキ1000形を留置されていた石油タキ車列に移し、そのあとタキ5450形同士を連結している。

関西化成品輸送のタキ5450形は、新専貨末期においては酒田港発・扇町発の両方で用いられたようだが、インターネット上の写真を見る限り、酒田港拠点車は第三者使用のプレート有り、扇町拠点車は無し、という傾向が見えてきた。
その傾向を当日の5665レの組成に当てはめてみると、1両目のタキ5450形はプレート無し、2両目はプレート有りというのが写真から見え、前者が扇町発、後者が酒田港発であるとすると、同じ液化塩素車ながら不連続な組成になっていることも納得がいく。
(あくまで推測の域を出ないことをお断りしておく。)

新専貨末期(2004〜2008)に筆者が東北筋で見たタキ5450形の所有者は関西化成品輸送、日本石油輸送、日本陸運産業、東ソーである。上述のとおり、関西化成品輸送車は酒田港、扇町の両方で用いられていたようである。また、東ソー車はその所有者から酒田港拠点と推定できる。日本石油輸送と日本陸運産業については、これもインターネット上の情報を基にした推測で恐縮だが、酒田港拠点の運用にはほとんど見られず、逆に扇町拠点では多くの車が運用されていたようである。
したがって、
東ソー・関西化成品輸送(第三者使用プレート有り)・・・酒田港発
関西化成品輸送(第三者使用プレート無し)・日本石油輸送・日本陸運産業・・・扇町発
と推測することはできるかもしれない。

(余談)
逆に酒田港発のタキ5450形は迂回輸送時にどう継送していたのだろう。北沼なら迂回臨貨終着駅の八戸貨物から1駅で単純だけど、もし六原だったら八戸貨物→盛岡タ→陸前山王→仙台港→陸前山王→六原と継送していたのだろうか?(返空は六原→八戸貨物を1本の列車で行けるけど)

(写真は全て 2006-9-3撮影)


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