宮城野貨物のブログ

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2021年 旧沼垂・新潟港駅付近

2024-03-31 18:59:50 | 廃止線・休止線

2021年6月、旧沼垂・新潟港駅付近の廃線跡を散策した時のようす。
上の写真は国道113号に沿って北埠頭方面に伸びていた線路の跡を撮影したもの。国道113号の海側(写真左側)の駐車場が不自然に広く、廃線跡とわかりやすい。
国道の反対側には沼垂駅の案内標柱が残る。


昭文社「日本地図帳」(1983)より。
竜が島(二)付近の日本石油製油所のあたりが沼垂駅。その海側の竜が島(一)付近で線路が三方向(万代島方向、中央埠頭方向、北埠頭方向)に分岐している場所は新潟港駅構内と思われる。新潟港駅の駅中心はどこなのだろうか。



1枚目の写真に写っている上屋付き倉庫。裏手に新潟東洋埠頭の社屋があり、また、上屋にも東洋埠頭のものと思われる消えかけた社章が見て取れることから、同社の倉庫であると思われる。
昭和58年版全国専用線一覧表によれば、新潟港駅には専用者・東洋埠頭、第三者利用者・宇部興産の専用線(総延長キロ0.2)が接続している。この倉庫はUBE三菱セメントのSSに隣接していることから、当該専用線はこの付近にあったと思われる。かつては上屋の下に線路が引き込まれていたのだろうか?


沼垂駅の案内標柱。ちかごろ復刻で話題になっている「上沼垂色」に似た配色である。
(写真は全て 2021-6-27)