なんてことはない

つまらないことことですが

野良猫のこと

2016年02月09日 | 日記
去年の初夏、庭に三毛猫が来た
子猫がようやく独り立ちしたかのような
痩せた猫であった。

七輪の炭火でイワシを焼いていたので
その焼けた美味しい匂いを嗅ぎ付けたのだろう
可哀想だからイワシの頭をあげようと思ったが、近づくと逃げる
また近づいてくるから行くと逃げる
だから仕方なく足元に投げてあげたら
ガツガツと食べた。

ある日の夜のこと
家の裏でイタチのあの特有な不気味な鳴き声がした
唸り争う鳴き声である。
追い払おうと外に出ると2匹は逃げた

1匹は遠くへ見えなくなった
もう1匹は少し距離を保ったまま
だが懐中電灯で目が光るだけ
姿はよくは見えなかった。

不思議とその日から
庭のイチゴの実は食べ荒らされなくなった
明日は食べ頃だな、と思うと、その実は次の朝には無~い
それであの鳴き声はイタチでなくハクビシンであることに気が付いた。
そして、戦っていたのはあの痩せた三毛猫である
はっと、そう気が付いた
逃げ方のその違いを思い出して気づいた。

それ以来、この三毛猫が遊びに来ると
ご褒美にご飯をあげた
いわゆる猫マンマ、ぶっかけご飯
それを食べて帰っていく。

それからまた暫くして庭を荒らしていたモグラも居なくなった
屋根裏を走り回っていた迷惑なネズミもいなくなった。

捕まえたネズミも私に見せてくれた。
それで、嬉しくなって、ご褒美に鶏肉を焼いてあげた
とっても美味しそう食べるのを見て私も嬉しくなった。

しかし、その日から鶏肉がないと寂しそうな目で私を見上げる
そんな目でみられると・・仕方なく、毎日焼いてあげているのである。

今では、あれほどガツガツ食べたイワシの頭は食べない。
当然、ぶっかけごはんなど口にしない。
すっかり焼き鳥のグルメとなり
焼き過ぎていると・・一口も、食べない。
そのうち腹減って食べるだろうと思っていても、食べない。

これじゃ、だめだよ、と残念そうに私を見詰める・・

今夜も、また、まいちゃうよ。



昼間はこんな感じで草むらで寝てますが、夜はすごいんです。去年の夏の写真


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