なんてことはない

つまらないことことですが

テロ等準備法案のこと

2017年03月27日 | 日記
この法律の必要性は、数少ない私の友の一人をオウム真理教で失っていますから、私は絶対にそうした行為を未然に防ぐための措置は絶対に必要であると思うのです。

しかし、松本サリン事件がありました。

松本サリン事件では、被害者である河野さんを警察が犯人として検挙した。

その時に、とあるTV番組で「この人が犯人だと思うか?」という投票を生番組でやった。そんなことがありました。

あの時、私は、「絶対に有り得ない。」そう確信して、堪らずに「No」に電話で投票した。それは、私に有機化学と有機リン剤の少しばかりの基礎知識があったからです。

ところが、投票の結果はほぼ半々でした。

もし、これが裁判員裁判なら冤罪で河野さんが有罪にされていた可能性すらあるのです。

何故なら、裁判員が有機リン剤の基礎的な特性を知らないからなのです。

そういう恐怖が、この法案には感じられてなりません。

この法は厳格に「裁判所が判断する」ということが担保になっていますが・・案件ごとに専門委員会がなくては恐ろしく怖い。

河野さんのように被害者であるのに冤罪を着せられて逮捕されてしまう、そういう恐れがある、私はそう思うのです。


あとがき
地下鉄サリン事件でも2液混合方法で実行犯は2つの液体をビニール袋に入れ傘の先で刺して混合させて逃げた(傘であったか?)。クアラルンプールでのVXも2人の女が関わっていることで2液混合であると直感した。しかし、TVに登場する専門家は全くそのことに触れずキャスターも実行犯が無事なのはどうしてなのです?と首を傾げる有様・・地下鉄サリン事件を知らないのだろうか?と私は首を傾げました。犯罪を検出する専門委員も、「納屋に農薬があったからこの人が犯人だろう」では困るのです。


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