なんてことはない

つまらないことことですが

これからの日本の地震のこと

2017年04月13日 | 日記
これまで地震のことをあれやこれやと書きましたが、私は、地震については素人です。

しかし、常に関心を持って、どうしたらこの災いから私達の身を守ることが出来るのだろうか?とそう思う多くの人達の一人でもあります。

今、私のような素人でも国土地理院のGPSでの地殻変動を見ることが出来ます。その際に、やはりどこの観測点を基準として固定点に選ぶのか?
ということが重要な問題になる訳です。

何故なら日本列島全体がプレート運動で動いているのですから、動いている板に乗って、周囲の板の動きの変化を見ることになる。

地震は、プレート同士が押されてぶつかってずれ動く、または引っ張られて地割れして離れる、その結果として地表には断層というプレートの境目が現れる。

そうすると、今実際に起きている地震をその近傍の観測点でのベクトルの方向が、その地震を合理的に説明できる観測点を探して、そこを基準点として見ていけば良いのでは?
そう思いました。そして東日本大震災からその後に今日までに起きた地震から、その時にそれらの地震を説明出来たその場所を基準点として選びました。

その結果として、高野山の「高野」を基準点として見ていると、やはり周囲の流れとはと異なる異常なベクトル方向を示した観測点の近傍で地震は起きている。
地震が起きれば地殻のプレートは動きますから当然のことベクトルはビュンと伸びます。
しかし、地震の起きる前に、ベクトルの方向が周囲の流れと明らかに異なる、方向の変化が現れています。

GPSは1年間と直近1ヶ月間のそれぞれの比較を水平と垂直のベクトル変化で示してくれます。これを比較して見ると良いようです。

九州が大きく2つに裂ける動き、鳥取も裂ける方向での動き、茨城北部では東西からベクトルがぶつかり合い南にずれている様子や、しばらく前の福島県の内陸での地震では、東向きの太平洋方向へのベクトルがその直前から西向きに全く逆転していました(およそ1ヶ月間だけだったでしょうか?)。

大雑把ですが、ベクトルの方向変化が裂けるような2つの方向であるか、ベクトルがぶつかり合う場所で、地震の発生が対応している、ということが言えると思うのです。
そういう目で、基準点を「高野」に置いて日本列島の動きをこれまで見てきました。

当然ですが冒頭書きました通り、基準点とした場所も周囲と一緒に動いてますから、その近くの動きの変化は遠くに比べて小さくなります。
ですがベクトルの向きの変化は、この場所はその周囲で起きている地震(Hi-netで見られる小さな地震)も良く説明していると思います。
1ヶ月の地表の動きは大きなものではありません、300%(3倍)に拡大して、画面も右クリックで「拡大」にしないと良く分かりません。
しかし、そうすると良く分かります。

Hi-netは直近7日で見ます。GPSの地殻変動は1ヶ月の過去の動きですが、この過去の動きがHi-netでの今の地震とこれからの地震を良く説明してくれていると思います。
地表の動きであるGPSが50Km~100Kmのプレート地震も反映してるように思います。

「高野」を基準点として、九州の地殻変動も良く反映されていました。同じぐらいの距離が離れている南関東、東京湾周辺の地殻変動も良く反映されているように思います。

その東京湾周辺のことですが、2ヶ月前までは銚子から南東方向に逃げていたベクトルが茨城北部での地震が活発化してから南方向に向き、
この直近1月では南西方向に変化し、三浦半島先端での北東方向のベクトルをより一層加算する方向に変わってきたように見えるのです。

それに伴い、東京湾とその周辺で微弱な地震が活発化してプレート境界かその内部での小さな地震がこれまでよりも活発化してきたように思われます。

このように、経時的に比較して見ていることが大切だと思います。

この推移を注意深く見ていかなくてはならないのでは?とそう思うのは私だけなのでしょうか。

これまで、このような地殻変動方向の異常があって、小さな地震が活発(群発)になっている場所では、必ず大きな変動を伴う大きな震が発生しています。

首都東京だけでなく、長野県、京都(琵琶湖周辺)、愛媛県伊方原発直下など、この辺りも良くご覧下さい。


あとがき

高野山のある「高山」という観測点ですが、地図上では日本列島本州と九州の東西南北で概ね中央に入ります。
地質は、秩父帯主部であり国土地理院の地質図では、一枚の四角いスレートのようになっています。
弘法大師空海が、今も高野山の奥の院からこの国の動きを見ているようなそんな気が私にはするのです。



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