野に撃沈

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。ペンタックスK10Dをバッグに野山と路地を彷徨中。現在 野に撃沈2 に引越しました。

上高地を歩く

2008-08-17 | 旅行
 当初は上高地に行くことは全く考えてなかった。猛暑をのがれて二泊三日の予定で乗鞍高原にやってきて、初日は乗鞍岳登山の積りだった。が、雷雨とガスで断念、予定を変えて上高地へ。
 引き返して沢渡の大駐車場(何と5箇所もある!)に車を止めたのが9時過ぎ、シャトルバスに乗って大正池に着いたのは10時少し前だった。時おり小雨が降っている。



 早速、小雨模様の自然研究路を歩く。


 ガスが山の中腹まで降りてきている。


 上高地の良さは、アルプスと梓川の織り成す景色にあるのは無論だが、ここは高山植物の宝庫でもあり、散策路の途中で容易くたくさんの花たちに出会える。
 夏盛りのこの時期はキク科の花が多いようだ。






 これはメタカラコウだろうか。


 田代池までやってきた。


 川沿いにはキツリフネの群生が見られる。


 ここから散策路は梓川コースと林間コースに分岐している。ニッコウキスゲの群落が見られるという梓川コースを選んだのだが、キスゲは見ることが出来なかった。


 梓川を流れる水は清冽で、差し入れた手を思わず引っ込めてしまうほどだ。


 ゆっくり歩いて一時間ほど田代橋までやってきた。右に折れ、4,5分歩いた所に白樺の林に囲まれた上高地帝国ホテルがある。お昼少し前だが、レストランの前にはたくさんの人が行列を作っていた。


 気品のあるヤマオダマキがこのホテルには良く似合っていた。


 ミヤマニガウリの白い小さな花、三脚なしでは4,5枚に一枚ぐらいしかぶれずに撮れない。風が吹いたら尚いけない。


 再び田代橋に戻り、西穂高登山口前を通る。河原にはもうススキの穂が花を咲かせている。


 ヤナギランもちょうど見頃だ。


 この可憐な花はクサボタン。


 マルバタケブキも咲いている。


 
 白いつる性の花はボタンヅル。



 上高地の風光明媚さを世界に伝えたというウェストンのレリーフ。


 梓川の右岸を歩いていると段々人が多くなってきた。上高地一番の観光ポイント河童橋到着。人が渡れないほど鈴なりになっている。


 <続く>

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