野に撃沈

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。ペンタックスK10Dをバッグに野山と路地を彷徨中。現在 野に撃沈2 に引越しました。

笛吹桃源郷

2008-04-12 | 旅行
 今春18キップ最後の一枚で山梨の笛吹市を訪ねた。9日の頃で全体的には6分咲きぐらいだったので今週末が見頃となるだろう。

 昼を過ぎたばかり、山梨市駅で降りてフルーツ公園に向かった。桃の花と菜の花の組み合わせがきれいだ。


 桃園の中の一軒家。花で囲まれたこんな家に住んで見たいものだ。




 桃の木の下にはびっしりと紅白の絨毯が敷き詰められている。よく見るとホトケノザの群生だ。赤紫の花はよく見かけるが、白花のホトケノザは初めてだ。


 アケビの花も咲いている。


 桃の枝に藤の蔓が絡まっていて不思議な模様を描いていた。


 桃園の間の迷路のような急勾配の道を随分と登って来た。やっと高台にあるフルーツ公園の看板が見えてきた。レンギョウとユキヤナギが小滝のように花を咲かせている。


 桜もまだまだ咲き残っている。


 色分けされた花壇が美しい。


 ここには幾つかの施設があるが全てパス。高台から甲府盆地を望む。




 今日はあいにくの小雨模様で山並みを遠望することは出来ない。


 古戦場の跡地を過ぎた辺りに小さな祠があった。桃や枝垂桜の枝先には祭り提灯が架けられているものの人気はない。


 一時間半余り歩いた所で石和の町が近くなってきた。嬉しいことに雨も止み、時おり陽が射すようになって来た。雨の中の桃の花も落ち着いて良いが、陽ざしを浴びた桃の花も透き通っていて美しい。仙桃と呼ばれ、神酒古草や三千年草と異名を持ち、邪気を払うとされた桃には何処かしら汚れを寄せ付けないような気高い美しさがある。


 手前に新緑を置いて、鉄塔が一部入るように撮ってみた。


 歩き始めて2時間半やっと石和温泉に着いた。おなかが空いてきたので創業100年と暖簾にあるラーメン屋に入った。昔ながらの懐かしい味わいのあるラーメンだった。


 最後にネットで調べておいた共同浴場「石和温泉」に入った。(結構分かりにくい場所にあり迷って探すのに苦労した。)入浴料380円の所、いきなり350円で良いよと負けてくれたのには驚き、ちょっぴり嬉しかった。狭い風呂だったが、水風呂、電気風呂、サウナと一通り揃っていたのもよい。




 石和温泉駅を4時を少し過ぎた電車に乗って帰った。数瞬だけだったが車窓から久しぶりに虹を見ることが出来た。


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