先日は久しぶりに大菩薩を登ってきた。裂石から入り上日川(にっかわ)峠で車をとめた。峠は3連休の中日のせいか人と車でいっぱいだった。
<行程概略>9時峠着→9時半福ちゃん荘前通過、唐松尾根方面へ→雷岩10時半到着→10分で大菩薩嶺、ここで休憩→再び雷岩前を通過し11時50分妙見の頭付近で昼食→12時半過ぎ大菩薩峠着→13時15分石丸峠→15時少し前上日川峠に戻る。ほぼ6時間の行程中、天気はめまぐるしく変わった。
今にも振り出しそうな薄曇りの中、針葉樹林帯を歩く。
やっと樹林帯を抜けた、吹き過ぎるガス。ナナカマドが色づき始めていた。
少しずつ花の姿も見えてきた。ヤマホタルブクロ
オレンジ色がきれいなコウリンカ
ハナイカリ
背の低いウメバチソウはススキの下に隠れている。
ノコギリソウ
登りきった所が雷岩だ。多くの人が柔らかい日差しの中で憩っている。
本日の最高地点、大菩薩嶺。ここは木立に囲まれ見通しはきかない。
再びガスが山の斜面を登ってきた。
意外なことに稜線上にはバッタが多い。歩く先から次々と飛び跳ねて行く。近づいてみると下界のそれと違ってなかなか精悍な顔を見せている。
シャクナゲ、レンゲツツジ、ズミなどの木に混じってホツツジの花がこの時期でも咲き残っていた。
年々少なくなっているマツムシソウ。
眼下に見えるのは賽の河原の避難小屋。天気が良ければこの向こうの空の高みに富士が浮かんでいるのだが……。
真っ赤に染め上げられたナナカマドの実。
丈高い笹の下にはフウロソウが顔を覗かせる。
ウスユキソウ
小一時間の楽しい稜線歩きも終わりに近づいたようだ。はるか下に大菩薩峠と介山荘が見えてきた。
めまぐるしく過ぎ去るガス。時々はっとするほど真っ青な秋空が覗く。澄み切った空気、心地よい風が汗を吹き飛ばしてくれる。
下に見えるのは上日川ダム。
岩の上で早めの昼食にした。暫く休んだ後、ガレバを下る。下りきった先が大菩薩峠だ。お昼時ともあって、介山荘前は騒がしく人が多い。
また時間があるので石丸峠方面を迂回して帰ることにする。山荘の売店前を抜けて、原生林の中を登る。先ほどまでの喧騒が嘘のように静まり返っていく。
木についている地衣類はサルオガセだ。
石丸峠の分岐が見えてきた。
毀れかかった古い道標。
この一帯はウメバチソウやフウロソウ(タチフウロ)、コウリンカ、ハナイカリ、マルバタケブキ(殆ど枯れかかっていた。)等々花が多かった。上日川ダムを背景にハンゴンソウ。
苔の上から顔を見せていたトリカブト。
途中林道を跨いだ辺りから小雨が降ってきた。峠手前に親水公園があったので休んで、下りで火照った脚を冷やした。公園にはヒヨドリバナの群落があり、渡り蝶のアサギマダラが数匹、優雅に飛び回っていた。
帰りはのめこい湯に浸かっていく予定だったが、道が混み遅くなったので断念した。総歩数は約17000歩、富士と南アルプスの展望が見られなかったのは残念だったが、それを除くと結構充実した山行だった。
<行程概略>9時峠着→9時半福ちゃん荘前通過、唐松尾根方面へ→雷岩10時半到着→10分で大菩薩嶺、ここで休憩→再び雷岩前を通過し11時50分妙見の頭付近で昼食→12時半過ぎ大菩薩峠着→13時15分石丸峠→15時少し前上日川峠に戻る。ほぼ6時間の行程中、天気はめまぐるしく変わった。
今にも振り出しそうな薄曇りの中、針葉樹林帯を歩く。
やっと樹林帯を抜けた、吹き過ぎるガス。ナナカマドが色づき始めていた。
少しずつ花の姿も見えてきた。ヤマホタルブクロ
オレンジ色がきれいなコウリンカ
ハナイカリ
背の低いウメバチソウはススキの下に隠れている。
ノコギリソウ
登りきった所が雷岩だ。多くの人が柔らかい日差しの中で憩っている。
本日の最高地点、大菩薩嶺。ここは木立に囲まれ見通しはきかない。
再びガスが山の斜面を登ってきた。
意外なことに稜線上にはバッタが多い。歩く先から次々と飛び跳ねて行く。近づいてみると下界のそれと違ってなかなか精悍な顔を見せている。
シャクナゲ、レンゲツツジ、ズミなどの木に混じってホツツジの花がこの時期でも咲き残っていた。
年々少なくなっているマツムシソウ。
眼下に見えるのは賽の河原の避難小屋。天気が良ければこの向こうの空の高みに富士が浮かんでいるのだが……。
真っ赤に染め上げられたナナカマドの実。
丈高い笹の下にはフウロソウが顔を覗かせる。
ウスユキソウ
小一時間の楽しい稜線歩きも終わりに近づいたようだ。はるか下に大菩薩峠と介山荘が見えてきた。
めまぐるしく過ぎ去るガス。時々はっとするほど真っ青な秋空が覗く。澄み切った空気、心地よい風が汗を吹き飛ばしてくれる。
下に見えるのは上日川ダム。
岩の上で早めの昼食にした。暫く休んだ後、ガレバを下る。下りきった先が大菩薩峠だ。お昼時ともあって、介山荘前は騒がしく人が多い。
また時間があるので石丸峠方面を迂回して帰ることにする。山荘の売店前を抜けて、原生林の中を登る。先ほどまでの喧騒が嘘のように静まり返っていく。
木についている地衣類はサルオガセだ。
石丸峠の分岐が見えてきた。
毀れかかった古い道標。
この一帯はウメバチソウやフウロソウ(タチフウロ)、コウリンカ、ハナイカリ、マルバタケブキ(殆ど枯れかかっていた。)等々花が多かった。上日川ダムを背景にハンゴンソウ。
苔の上から顔を見せていたトリカブト。
途中林道を跨いだ辺りから小雨が降ってきた。峠手前に親水公園があったので休んで、下りで火照った脚を冷やした。公園にはヒヨドリバナの群落があり、渡り蝶のアサギマダラが数匹、優雅に飛び回っていた。
帰りはのめこい湯に浸かっていく予定だったが、道が混み遅くなったので断念した。総歩数は約17000歩、富士と南アルプスの展望が見られなかったのは残念だったが、それを除くと結構充実した山行だった。