記憶鮮明、文章不明

福祉は権利。平和こそ最大の福祉。保育なめんな、子どもなめんな、保育士なめんなです。

やられたらやりかえす?

2006-04-28 | 保育について
集団保育での1、2歳児の世界では言葉より先に手が出るというのは珍しい事ではありません。

「とりっこ」のあげく。が主な原因。
取り合うのはおもちゃだけではありません。
手を洗う水道に並んでいて割り込んだり、先生のお膝に乗る権利の主張をしあったり。
保育士が充分気をつけなければいけない事象です。
ここで相手によりダメージを加えるのに有効なのはヒッカキ、カミツキです。
手ごろな積木や絵本もいい飛び道具。


一日のうちで一度も紛争が起こらなかったという日は年間通してもホンの僅かなものです。




傷跡が残るような事はいい気持ちではいられません。
保育士は怪我をさせないように、未然に防がねばなりません。
ゆえに保育士はニコニコ遊んでいても「警戒」を怠らないのです。
そう思ってはいても・・・・。休み明けとか雨が続いて外遊びが不十分とかいろんな要因でお子はコトに及びます。いとも簡単に。大人の油断を見透かすように。


突発的なカミツキやヒッカキが起きるのは保育士として「悔しい」の一言。しかし、一方でおりがみこうも思う。

おもちゃの取りっ子も経験せずに、友達とのつかみ合いもやらずに、友達に泣かされたり友達を泣かしたりする場面もスルーしたままおおきくなるのは・・・はっきり言いますが、損です。(っていうかもしそうならバラバラに子どもを分断して保育しているってコトで。これではケージに入れて育てたほうがマシ)
相手の思いを気付けたり、自分のおこした行動がどんな風に周囲に受け止められるのかを肌で感じるためには、ぶつかり合いは避けて通れないのです。

腕力に物を言わせて(自分にとって都合のよい方法で)解決しようとするお子には特に。
友達を泣かせ、先生が何事か言ってるな~くらいにしか感じられない子は特に。
自分が他の子よりも優位になった場合その解決方法がベストではない事とかをなんとしてもわかってもらわなければ。

また、力及ばす?泣かされている子も、どうしたら解決できるのか、腕力ではない方法を気付いたり出来るのか。

何より、相手の立場を尊重できるか。
あやまちがあると気付いたら素直な気持ちでわびれるのか。



たわいない、幼児期のけんかですが、学ばされる事がいっぱいあるですよ・・・。

やられたらやり返せばいい・・・というのは、保育園では通用させません。断じて。


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