記憶鮮明、文章不明

福祉は権利。平和こそ最大の福祉。保育なめんな、子どもなめんな、保育士なめんなです。

日本ちゃちゃちゃ

2004-11-26 | 本棚(まんが)
女子バレー、久し振りにオリンピックに出られてヨカッタヨカッタ。(ちょっと古い話題)

バレーといえば「アタック№1」「サインはV」。熱中して読んだものでした。

どちらかというとおりがみは、「V」が好き。しかも朝丘ユミより椿マリ、ジュン・サンダースが好き。
椿マリは花形満の親戚ではないかと思うくらいかっこいい。打倒稲妻落としの特訓は凄まじい。
恋だの愛だの吹き飛ばす汗と涙の物語。特にジュンの生涯ははかないが強烈な光をはなつ。ユミとの和解からX攻撃開発、特訓のあたりは、彼女のつかのまの暖かい時間だったのではないか。
〈おりがみおきにいりの場面〉
日本リーグ(今のVリーグね)を控えて、ユミとジュンが夜間特訓をしている。
X攻撃が連続してできるかどうか。「やっぱり4回が限度ね」と二人でコートに大の字に倒れこむ。
そしてユミがおもむろに母親手作りの太巻き寿司を広げる。魔法瓶のお茶の湯気、ジュンがお寿司をほうばる。親のいない施設育ちのジュン。母1人子1人(姉はバレーの練習中に死んでいる)のユミ。
ハングリーな家庭環境の2人がバレーを通して更に強く魂を寄せ合っていくさりげない名場面でした。
〈さらにおきにいり番外編〉
本編と少しわき道にそれた読みきりエピソードもいい話が二つあります。
ジュンが慰問に訪れた少年矯正施設でバレーボールのコーチをする、「スクールウォーズ」っぽい話。
ジュンが入院した後その穴を埋めるべく野心を燃やし、ユミのブラックシューズを盗み出して練習する泉選手の話。

 物語の中の人物は椿以外みな家庭的には「恵まれていない」ことが共通している。
 泉選手などは家庭が貧しく進学を断念して中卒で「立木」チームの親会社に就職して、バレーでなりあがっていく。人を蹴落とす事しか考えてない彼女に災難が降りかかる。その後の変化が素晴らしい。
 恵まれた環境の中で安心して育てられる事も大事だけれど、そうでない逆境にどう立ち向かえるか(魔法や前世や超能力などに頼らずに)人間が信じあい切磋琢磨する過程の大切さを気付かせてくれるマンガだと思います。
 勿論、スポーツマンガとしての面白さもたっぷりもりこまれています。

バレーボールマンガとしては先の2作より地味ながら「ビバ!バレーボール」もかなり面白かった。
作者は「ファラオの墓」の人だったかなー。訂正!「王家の紋章」でしたー。
絵はお目目ばっちりの少女マンガなのに、バレーの技で生きるの死ぬの大騒ぎ。
主人公(名前忘れた!)のライバル、全日本チームでは同僚となる「浜さん」は「北朝鮮」チームに妹がいるという設定。日本チームが「打倒ほくせん」のため新しい攻撃を編み出す。しかしこのアタックは何回もやると命が危うい。(それぐらい強烈ということらしい)
「浜さん!いけない!その攻撃は!」と止める主人公。「メイリン(妹の名前)、死んでも、好きよ」と涙を浮かべてジャンプする浜さん。もうわけわからん。国際情勢と姉妹の愛憎の結末やいかに。
(それにしてもこのマンガが連載されている頃に「拉致」らしき事件がチラチラと起こっていたと思うと、なんともいえない気もちです。)


現実のバレーの世界では「プリンセス・メグ」が移籍をしたためVリーグにでられないという歯痒い状況です。
岩隈、清原も移籍云々でもめているけれど、も少しメグちゃんでもみんな騒いでも良いのでは?とおもっています。

おりがみは野球といいバレーといい「本気で日本の国民がトップから裾野までスポーツを見たりやったり楽しんだりする権利」=「スポ権」について真剣な論議があってほしい。

あ、また話がそれてる。

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