記憶鮮明、文章不明

福祉は権利。平和こそ最大の福祉。保育なめんな、子どもなめんな、保育士なめんなです。

秋葉先生に会ってきたよ

2004-11-29 | 保育について
土日、湯河原にて保育大学に行ってきました。
おりがみは保育専門の養成学校には行かず、国家試験で資格をとった保育士です。
しかも、認可外の保育所で働いているため、官制の講習会とか研修とかに参加する事はめったにありません。常に新しい保育の動向を知ったり技術面の向上をはかるには学習が不可欠の業種なのですが。
だから、というわけではありませんが、自主的勉強会が多くなります。

早いもので保育大学に参加して15回。幼かったむすめたちを引きつれ、臨時保育所に預けて、夜は温泉に浸かってとようやったもんです。
夏の合研と共に、冬の湯河原がおりがみの保育の学校であります。
毎回、講師は一流(NO●Aではない)。脳の権威から方言指導者、歌手、回虫博士、作家、新聞記者、etc。よくまー見つけてくるし、来てくださるし、毎回感心します。

で、今回は久々にアキバ先生です。ご専門は青年心理学。
大阪教育大学前副学長、今は図書館長。このひと、追っかけがいるほどの人気者。「おもろいおっちゃん」です。雰囲気はプロ野球解説者の福本氏とおすぎさんをたして2でおわりください。

おりがみが大学生の頃、サークルの先輩が「この人の本はおもろいよ」と紹介してくれたのが「育ちあいの子育て」という本でした。当時新進気鋭の青年学者、秋葉せんせ。でたばかりの「こどものしあわせ」という雑誌も教えてもらって、「青年期をみとおした乳幼児期の保育、教育」という分野に目を向けるきっかけとなりました。

保育士になるまでに紆余曲折ありましたが、今のおりがみには無くてはならないお人の1人が秋葉先生です。直接学生として教えていただいたわけでもなく、一読者、一保育者、一母親の立場からの心の師のお一人ですが。

「子どもたちの先達者である大人は子どもたちの未来に責任をもつこと」
「子どもに勉強しろーべんきょうしろー・・・・と言ってばかりいたら、今に殺されますよ」何年も前、長野の山ノ内合研で語っていらっしゃいました。

「教育、保育の営みは効果を早く期待する欲深な側面がありがちです。しかし、人より早く、もっともっとがんばれ、なんでも一人で出来るようにおなり。そうやって新幹線のぞみのような生き方を強いられたら子どもは丁寧に歳をとってこれない。」

秋葉先生も白髪頭の63歳となられました。

今、国立大学では入学した2割が留年し、2割が卒業しても無業で、6割が就職します。しかしその6割の中の3割は3年以内に離職、6割が5年以内に離職するのだそうです。つまり、4年で卒業し、安定した就業状況でいられる学生は少数派なのです。
個々人の努力や学力だけで解決できないニートのことなども触れられていました。

先達者は我が子や教え子に「受け継ぐに値するような生き方を」示しているでしょうか?




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