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映画「METトスカ」を観る

2025年01月30日 | オペラ・バレエ

METライブビューイングの「トスカ」を鑑賞した、3,700円だったか、3枚セットのムビチケ9,600円を買ったが、買った当日は使えないのを忘れていたため通常料金を払った、上映時間は3時間15分(休憩2回)、30人は来ていたか、MET上演日は2024/11/23

演目:トスカ/プッチーニ
指揮:ヤニック・ネゼ=セガン(1975、Yannick Nézet-Séguin、カナダ)
演出:デイヴィッド・マクヴィカー(David McVicar、1966、英)

出演:
トスカ/リーゼ・ダーヴィドセン(Lise Davidsen、ノルウェイ)
カヴァラドッシ/フレディ・デ・トマーゾ(Freddie De Tommaso、1993、英)
スカルピア/クイン・ケルシー(Quinn Kelsey、1978、米)
堂主/パトリック・カルフィッツィ

つい2か月前に上演されたMET公演が映画になって見れるなんて何という贅沢だろうか、今シーズンはフィガロやセビリアの理髪師など好きな演目も多いのでなるべき観に行きたい

METライブビューイングは舞台裏が見れたり歌手や演出家などのインタビューが聞けるので貴重だ、同じようなものにROHのライブビューイングもある

鑑賞した感想などを述べてみたい

  • この演目の持つ歴史的な意味などについては以前のブログで取り上げた(こちら)

演出について

  • デイヴィッド・マクヴィカーはMETでは既に13作品手がけいるようだが、この日の演出は良かった、時代の読み替えなどなく、謎かけのような演出もなく、オーソドックスな正統派演出だと思った

歌手について

  • タイトルロールのリーゼ・ダーヴィドセンだが、歌は良かった、声量は豊かだし、歌唱力もあると思った、ただ、最近ちょっと太目になってきたのはいただけない、第2幕では戦勝記念のオペラを歌った後、直ぐにスカルピアのところに駆け付けるためオペラ歌手の衣装そのままで登場する演出であり、これは非常に妖艶な感じがして良かった、また、幕間のインタビューの最後には自分のノルウェーの家族に母国語で「ハーイ・・・」などと話しているところはまだ子供っぽいあどけなさが残っていると思った

  • カヴァラドッシのフレディ・デ・トマーゾはMET初出演だが、これもよかった、なかなかの歌唱力、声量だと思った、ただ、リーゼ・ダーヴィドセンより背が低いため、二重唱など二人並んだ場面ではどうしても姉と弟と言う感じに見えた、彼は幕間のインタビューで、自分はイタリア人の父と英国人の母をもち、王立音楽院在籍中にバリトンからテノールへ転向しためずらしい経歴で、リーゼ・ダーヴィドセンなど周りの人に助けられて務めていると述べていた
  • カーテンコールで一番の喝采を浴びていたのはスカルピアのクイン・ケルシーだった、彼はMETの常連メンバーでしょう、実際、素晴らしい演技だった、特に第1幕のテ・デウムはスカルピアの最大の見せ場で演出も含め最高に盛り上がった、そして、スカルピアと言えば私の中では2018年ザルツブルク音楽祭でのティーレマン指揮の「トスカ」でスカルピア役をやった伊東四朗似のルドヴィック・テジエ (Ludovic Tézier、1968)が最高のスカルピアだ(と言っても、そんなに多くのトスカを観ているわけではないが)、この日のケルシーもテジエに負けない演技だった

指揮、演奏について

  • ヤニック・ネゼ=セガン指揮による演奏も素晴らしかった、セガンは代役だったようだが、メリハリを効かせ、盛り上がるべきところできちんと盛り上がっていたのは良かった

楽しめました



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