脚色で満たされた仮想空間から出たくないと
虚ろな目をした君が呟く
薬を呑むことで逃れた世界には
君の言う美しい死の世界が本当にあるの
君の言う脚色とは
利己的な遺伝子で満たされた
ただのエゴイズムであることに
君は初めから気付いていた
胃を洗浄することでしか
現実を受け止めることができなかった君は
僕という藁の舟にしがみついた
頼り無き藁にしては頑張ってみたものの
限界を迎えた僕は
君の手を離してしまった
神秘的な光を湛える湖の畔で
僕は今も尚
天使のような微笑みが堪えぬ
あの頃のままの君と
ブランコを揺らすあの日に帰れることを願いながら
気の遠くなる程長い夜に
終止符を打てないまま
孤独という名の自由を
手放すことができず
下弦の月の下
安酒を煽ってはまた
ほの白き闇を漂う
虚ろな目をした君が呟く
薬を呑むことで逃れた世界には
君の言う美しい死の世界が本当にあるの
君の言う脚色とは
利己的な遺伝子で満たされた
ただのエゴイズムであることに
君は初めから気付いていた
胃を洗浄することでしか
現実を受け止めることができなかった君は
僕という藁の舟にしがみついた
頼り無き藁にしては頑張ってみたものの
限界を迎えた僕は
君の手を離してしまった
神秘的な光を湛える湖の畔で
僕は今も尚
天使のような微笑みが堪えぬ
あの頃のままの君と
ブランコを揺らすあの日に帰れることを願いながら
気の遠くなる程長い夜に
終止符を打てないまま
孤独という名の自由を
手放すことができず
下弦の月の下
安酒を煽ってはまた
ほの白き闇を漂う
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