おかえりのすけBOOK

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ヤマト糊は龍

2005-04-14 | 製本
製本するときにわたはヤマトのチューブ糊や和紙糊をよく使い、幼稚園児の匂いにまみれます。そのヤマト株式会社がユニクロのTシャツプロジェクトに参加。チューブを龍に見立てたデザインとかで、なるほど緑色をしています。写真ではよくわかりませんが、吐き出した灰色のモワモワが糊ですね。こうした印刷における接着、つまりインキが綿にいかによくくっつくか、というのは、ヤマトさんあたりは関係ないのですか。
ヤマト社のウェブサイトでは「糊物語」や「ヤマト糊百年のエピソード集」もあり。1899年、東京両国で炭などを商っていた木内弥吉さんが、小分けして炭を売るための袋を貼る糊を改良したのがはじまり。戦時中は彼岸花などの球根から澱粉をとったり、作った糊は風船爆弾にも使われたそうです。その後、加熱せずに化学的処理で非食品澱粉を混ぜてつくる「冷糊法」を開発、いまや接着の一大企業に。