Ultra HD Premiumってことば、ご存知ですか?僕は昨日初めて知った。この言葉はとりあえず「宣伝用の造語」で、何も知らない消費者になんかすごいもんや、と伝えるために作られたもの。だけどいったいなんだろうといろいろ調べてみたら結構奥が深かった。
まずはこの映像をご覧あれ。この映像は4K/UHDとは解像度の話だけじゃない!ということを視覚的に説明してくれた秀逸な映像。
これを見れば、「4Kなんて解像度が多少増えてもわかんないから意味ないよ~」という言葉を前言撤回したくなるはず。じゃあこの映像が示しているのはなんなんだ?
この映像が意味することはなに?
時はさかのぼること5か月前のCES2016。こんな発表があったそうな。
4K/HDRテレビや配信作品を認証するロゴ「Ultra HD Premium」

なんかすごそーーー
このロゴはマーケティング的な用途以外には何もないことはわかるのだが、それでハイハイと流してしまっては街角映像業者の名が廃る。この意味を理解するにはいくつかの基礎知識が必要だ。その基礎知識は3つ。
- 解像度
- 色域
- ダイナミックレンジ
このうち1はわかりやすいので改めて書く必要もない。640x480が1920x1080となり、3840x2160が現在スタンダードになりつつある解像度。UHD Premiumの条件の一つが3840x2160解像度というわけ。では2.色域とは何だろう?
1990年のREC.709
REC.709という言葉はきっと映像制作をやっていると何度か聞いたことがあるはず。RECというのはRecommendationの略で、勧告という意味。「業界団体がお勧めする規格709番」ということ。はるか昔、1990年に策定された。
このREC.709(レックななまるきゅー)は何を定めたのかというと、重要なことの一つはハイビジョン映像において表示すべき色の範囲だ。こういう図をご覧になったことがあるはず。
Wikiより転載
ご覧のように非常に狭い。
これは何かというと1990年当時、カメラの性能もブラウン管の性能も非常に低く、それどころかハイビジョンなんて誰も見たことがない時代、「これくらいの色が表示できれば御の字だ」という色域だったわけだ。
時代は下って22年もの時が過ぎた2012年。GH4が発売されたのが2014年だからまだまだコンシューマーにおける4Kでの撮影が微妙に立ち上がっていないころ。。
REC.2020の策定
Wikiより転載
2012年に策定されたのがこれ。REC.2020。2020は2020年という意味ではなく勧告の番号。709番から2020番に勧告番号が増えてる。この22年間に1310もの別の勧告があったわけだ。
で、上記図を見ていただければわかるけど、色域がメチャクチャデカくなってる。これだけの色域を表示できる規格、それがREC.2020というわけ。
当然、1990年時点で709を表示できるモニタがなかったのと同様、2016年現在この色域を表示できるモニターなどない。昨年、「三菱がこの色域の98%をカバーできるモニタを開発した」というニュースがあったそうな。
三菱、BT.2020カバー率98%のRGBレーザーディスプレイ
今年以前に4Kテレビ買った人は残念賞
じゃあUHD Premiumの色域ってなんなの?というとこれまた複雑で。DCI P3という別の規格の90%以上と定められている。
imgurより転載
この図ですね。709 < P3 < 2020と色域が拡大されているのが一目瞭然。
UHD Premiumっていっても本来UHDフルスペックのはずのREC.2020は遠い未来の話なので「とりあえずP3の90パーで許しておいてやろうやないの」というわけ。なのだけど実は、現在発売されているテレビはこの「P3の90%」すらほぼ全滅で、今年発売された数機種だけが基準をクリアしているというありさま。これまでUHDテレビ買った方はご愁傷さま、という話。よかった買ってなくて。
ちなみに来月大量に発売が予定されているUHDブルーレイはこのUHDプレミアム規格に準拠しているので、UHDブルーレイの性能を最大限楽しみたい方はUHDテレビを買い直さなければならない。
今話題のHDRって?
さて、もう一つのキーワード、ダイナミックレンジ。HDRという言葉は映像制作している人にとってはなじみ深い言葉なのですんなり腑に落ちるだろう。HDR=High Dynamic Rangeということで、これが分からない人はいないと思う。14ストップだ10ストップだ、とカメラの性能を語るうえで、ダイナミックレンジとはよく使う言葉だ。広ければ広いほどいい、というのは感覚でわかるので、そのダイナミックレンジがHighだと当然いいわけだ。
ところが、、、、
これがモニタの話になると、全く聞いたことがない単位が出現する。それがnit=ニト。輝度をあらわす単位だ。
ニトってなんやねん!?
今回調べてて初めて聞いたよ。ニト。nit。ワットは厳密には明るさの単位じゃないけど、60W、100Wというと感覚的に明るさはわかる。カンデラも知ってる、ルクスも知ってる、最近LEDライトが出てきたときにああだこうだ言われたルーメンも知ってる。けどニトってなんや!!
nitという単位は「カンデラ毎平方メートル」ということらしい。僕にはよくわかんないんでこれ読んでください。
カンデラ毎平方メートル (wiki)
さて、この突如現れたニトという単位。意味不明くないですか?今までのハイビジョンテレビは最大輝度が100ニトだったんですって。知らねーよそんなの!!ニトすら知らなかったのに。
今回策定されたニトは最大輝度(白)が1000ニト、最低輝度(黒)が0.05ニトということだそうな。ところがこれ以外にもう一つ基準があって、有機ELパネルの場合は、白が540ニト、黒が0.0005ニトなんだって!!!!
ニト。。。全然感覚がつかめないよ。。。わかんねーーーー
踊らされ過ぎ
というわけで、結局わからないまま時が過ぎてしまい、、、せめてわからないことをブログに書いておこうと記しておきました。
あとね、もう一つめんどくさいのが、このUltra HD Premiumっていうのは業界唯一の規格じゃないんですよ。ドルビーがDolby Visionっていうのやってましてですね。
たいていのUHD Premium準拠テレビは両方の規格を表示可能だそうんだけど、要注意でっせ。
いずれにしても踊らされ過ぎな消費者。。。
nit表記ですが、SmallHDやAtomosなんかは最近使っていますね。
新将軍シリーズは1500nit、
500シリーズは400nitで702は1000nit、
VideoDevicesのPIX-E5は500nit、
公表してないですけどBlackMagicのVideoAssistは2機種共400nit(ほんとかな…)などなど…
直近のiPhoneシリーズ(5~6)が550nit前後らしいので、
屋外の見易さを想像するときはわかりやすいかな?と思います。
iPhone 最大550nitと言われると一気にわかりやすくなりました。ありがとうございます!カンデラ毎平方メートルというのはモニタだからこその数値なのかー、、なるほど。だいぶ腑に落ち始めました。
新将軍シリーズがHDR対応をうたっていたのは1500nitだからなわけですね。ただSmallHDの702も1000nitということはHDR対応といえるはずなのに言ってた覚えないなあ。。もしかしてブラックレベルが足りないとか??
こうやって見慣れているデバイスを並べると非常にわかりやすくなりますね。携帯もそのうちニト表記をしはじめるのだろうか????
そりゃミト爺でんがなまんがな!
ミト爺はおいといて、明るさはSIではlxやlmがすでにあるのに今度はnitかいなと、そりゃわけわからん単位だして数字大きけりゃ凄そうだと思わせる宣伝方法なんじゃないかと邪推したくなります。
私のnitは53万ですとか!
どもです!
ニトで検索するとダークソウルズってゲームに出てくるキャラっぽいです。
nitで検索すると日本工業大学かニッセイ情報テクノロジー株式会社か、毛シラミの卵って出てきます。
それくらい「誰も知らない単位」なんですねーーー
で、メーカーさんのサイト見るとさも数十年前からこの単位は普遍的だったみたいな書き方されてるんで、知るかヴォケ、映像で10数年食ってきたけど初めて聞いたわ、と言いたくなります。
まあ、新しいものを売るためのツールなんでしょうが、客観的で有用な単位だったら残っていくんでしょうけど、、、ルーメンが出てきた時もハア???って思いましたけどね~
> 私のnitは~~~~
おでこのカンデラ毎平方メートルとして公式に、、、(以下略
っ視覚的に説明してくれた秀悦な映像…
個人的にはHDRの映像よりBlu-rayの映像の方が綺麗で(色も)好みなんですが…^^;;
HDRってこんなに黒潰れてましたっけ?
どもです!
いやあ、そこがUHD Premiumのウリなんじゃないすか??(笑
結局、比較映像見ても真価はわからず、「UHD Premiumのモニタで!」という話になるわけなのでは??
僕もこの比較映像見ても「うちはごく普通のUHDP準拠のモニタじゃないからよくわかんねーわ」としか言えない、、、
でも実際、UHDPの映像見てみたいとパナソニックのDX950の価格調べちゃいましたから、消費者を陥れようとする戦略に負けてますww
特に、解像度(6,8K)よりも色域やダイナミックレンジに。
日本で発売されているTVはHDRとBT2020対応のTVが
東芝、松下とソニーから発売されていますが、
東芝の最上位のTVZ20Xシリーズは1000nitでUltr Hd Bluray対応、
松下のDXシリーズは500nitくらいでソニーも同様に500nit以下で
東芝のZ20xシリーズが一番綺麗と量販店の店員が言ってました。
当方も3メーカのTVを見たのですがやはり東芝のが綺麗でした。
ソニーのは少し人工的に明るくしているみたいでした。
いくらカメラがHDR, 10bit,444対応でもTVが対応して
いなかったら意味ないですよね。
店頭でご覧になられたのですね!?やはり1000ニトを超えると鮮明ですか!
UHDプレミアム規格によると500ニトではUHDプレミアムを名乗れないはず。なのでご覧になられた機種はUHDプレミアムロゴがついてなかったのではないですかね?
パナソニックの機種でいうと、DXシリーズでも950だけがUHDプレミアムのロゴが付いていますので、このDX950だけが1000ニトを超えるのだと思います。
個人的には白のほうよりも黒のほうが気になっていまして、有機ELの0.0005ニトと液晶の0.05ニトでどれくらいの差があるのだろうか?というところを見比べて検証してみたいです。
うちはパイオニアのプラズマ「KURO」のユーザーで当時液晶の灰色がどうしても許せず(あとヌルヌルした感じも、、)、アンチ液晶派だったのです。東芝REGZAも定評はありましたが、その後、パイオニアKUROの技術がパナソニックに移ったことで、テレビはパナソニックかなあ、、という気持ちでいます。
DX950はまだ店頭に並んだばかりですよね。ぜひ850と横並びでUHDブルーレイを見比べてみたい!!
まだ店頭ではUHDブルーレイの視聴はできないのですかね???
,UHD再生にPanasonic「DMR-UBZ1」を使用すれば見れるみたい
ですがまだ見たことはないです。アバックではB&W 802 D3という
スピーカーの視聴をしましたが結構いい音しました。
黒の表現もZ20Xはいいみたいと店員がいってました。
950、今度見てこようと思っています。
750は見たのですが悪くはなかったです。
今、TVの規格作りはアメリカの方が先行していますね。
以前は日本も結構頑張っていましたが。
友人がパイオニアにいたのですがプラズマは国内生産に
こだわって価格を低減できず市場を失い撤退したと
聞いています。あまりに激しい価格低減を予測
できなかったと言っていました、パナソニックも同じです。
Samsung KS9000,TVはピークで1400nitsだそうで
日本のTVよりいいみたいです。
15年前アメリカに行った時、量販店には松下やソニー
のTVがたくさん店頭に展示してありましたが、3年強前
行った時は日本のメーカのTVは片隅に少しある程度で
韓国のTVがたくさん展示してありました。
式域と類似してますかね?
なら撮影はフィルムだね。
テレビというハードウェアはあっという間に日本メーカーは凋落しましたね。画質の差がもう「誰にも違いがわからないレベル」になったということでしょうか。
DX950でUHDブルーレイを見てみたいなと思いますが、正直いまの売り出し価格を払おうと思わないです。たぶん1年もすればあっという間に価格が下がるでしょうし。
教えていただいたSamsung KS9000は今1000ドルディスカウントで、65インチで3500ドルですね。DX950の65インチが価格コムで66万円ですから全く価格で勝負にならない(笑
http://www.samsung.com/us/video/tvs/UN65KS9000FXZA
こういう内外価格差を知ると日本の消費者は損してるなーと思います。日本では日本のメーカーのモノしか買えませんからねえ、、、
SANYOもSHARPもなくなって日立ももうテレビ作ってないし東芝もあんななっちゃって家電部門売るみたいですし、テレビは韓国か中国メーカーでいいんじゃないですかねえ、、と個人的には思います。
REC.709とREC.2020はITU(国際電気通信連合)の規格で、今回のUHDプレミアムは、「DCI-P3の90%」ということだから、よりフィルムに近いということなんでしょうか?
DCI(デジタルシネマイニシアチブ)が決める規格とテレビのITUが決める規格にどんな違いがあるんだろーーー?
このプレミアム、ハードは良いけど
日本はれに対応するクオリティーの映像を
ちゃんとリリースするのか疑問。
CMFのDIでローコンポジマスター
なんてのやってるしハリウッドではこれから
マスター作らない、日本の映画は綺麗じゃないと
言われてるし、これを機に見直して欲しい。。。
> 日本の映画は綺麗じゃないと言われてる
うへ~、機材は同じはずなのになんでそんなこと言われるのか。やっぱ予算と時間がないからなんですかねえ。それともノウハウの蓄積度合いが違うからなんでしょうか。北野映画とかは画質やグレーディングが評価されてると思ってたんだけど。
邦画はほとんど見ないので個人的には何も語ることはないですけど。。。
ただ確かに今後UHDプレミアム準拠のディスクはハリウッドでマスター作るとかになりそうですね。
それにしてもDCIとITUの規格の違い、気になるなあ。どういう基準なんだろー
物理的なダイナミックレンジがぜんぜん足りないモニターにそれを越える輝度差を再現するから人間の目には不自然になるわけですね。
で、そこをクリアしようとしたのがUltra HD Premiumってことでしょうか。
しかし、あんまり輝度差がありすぎると眩しそうな気がするのですが実物のデモを見てみたいものです。有機ELパネルは黒の深みが特徴らしく、それなので黒側のnitが小さいんでしょうね。
と初めてこの企画を目にした人間のいい加減な推測なので誰か正しい突っ込みをお願いします(笑)
どもです!
HDRは、実物を見たことがないから話をしていても空中戦になってしまう。。ただ、昨日この記事を見て少しその威力が分かりました、、、
http://bit.ly/1ZpY4Oe
将軍と将軍Infernoの比較です。
なのですが、これだと単に「太陽光のもとで見ても明るい」くらいしかわかりません。あ~外ロケの時は便利だなー、、くらいな話で。
実際、家の中で映画をじっくり見る、みたいな状況でいったいどう視聴体験に影響があるのかがさっぱりわかりません。
話には、「1000ニトのモニタは明るすぎて、長時間見るのには適していない」ということも聞きました。
上にも書きましたが、僕個人的には「黒がちゃんとクロであってほしい派」なので、有機ELの黒側のニトがどういうものなのか気になります。どうせ外にテレビを持ち出して映画見るなんてことはしないので明るいほうは正直どうでもいいです。
あとは制作者として「HDR対応のテレビで見る場合の調整法」というのが全く情報としてわからない。REC.2020は、もちろんまだやったことないのでこちらもわかりませんが、なんとなくREC.709と同じような感じかなと想像できるんだけど、、、、
まあ当面は「HDRは無視」でいいと思ってますw
でも、現実には視聴者にとって気軽さ、見易さ、そして映像表現としてのルックが重要ですから、夢の規格ですが特殊コンテンツのひとつに収まりそうな気もしますが。
「HDR対応のテレビで見る場合の調整法」は写真で言うならトーンマッピングのカーブが変わるんでしょうね。より広大な輝度差が物理的に目に見えるわけですから。
確かに!
太陽光の下で見てもきちんと見える、ということは、1000ニトとは太陽光と同じ程度の輝度だ、と考えればいいということですね。そう考えればわかりやすい。
暗闇で太陽光が眩しすぎるのと同じことか。
> 特殊コンテンツのひとつに収まりそうな気も
実際HDRが本格的に話題になったのは昨年のことのようですね。それをさらに規格化してカッコいいロゴつけて消費者にウリやすいようにしたのがUHDプレミアムということでしょうか。
実際、UHDプレミアム準拠の機種は倍以上のプライスタグがついてますし、どうしてもメーカーや業界団体のご都合のような面が見え隠れしてなりません。
HDRとREC.2020にどう相関性があるのか、僕にはにわかにはわかりませんが、REC.2020の色域表示はパネルの性能として今後は追及されていくのだと思いますが、HDRは確かに特殊コンテンツになっていく可能性はある気もする。。
> トーンマッピングのカーブが変わる
単純に考えて、「FHDのパネルは100ニトだった」ということらしいので、1000ニトまで数値が細かくなるってことなんでしょうか。なんとなく8bitが10bitになるみたいなことなんですかね。実際、プレミアムは10bitということですから。
いやあ、頼むよ~って感じです。
コントラストが非常に高くかつ明部も暗部も豊かな諧調を示すモニターに合わせて、カーブがより直線的になるような気がしますが、さて?
色域に関しては明暗比が高い分だけ色純度が増して色域拡大に有利というのが本質な気がしますがこれもただの推測です……。
以上、制作側の方は規格ばかり無責任に増えて本当に大変だなあというのがこの記事の最終的な感想です。映像素人にはまずなんで4kが二種類あるの?というところから首を傾げます。(過去記事で読ませて頂きましたが)
REC.709の場合、8bitのRGBに換算すると黒:16-白:235で、それ以上も以下もクリップされてしまします。
カメラでいうとGH4が16-235撮影モードを用意していて、そのまま動画サイトなどにUPしても大丈夫なようになっています。
ただこれをRGB表示できるモニタで見ると、黒は灰色に見えます。
UHDプレミアム準拠テレビにREC.709の素材を表示した場合、きっと「REC.709表示用モード」があるんだと思いますが、「HDRモード」で表示すると、きっと白も黒もグレーに見えるんだろうなあ、、、と想像してます。
UHDプレミアム準拠テレビで表示するコンテンツは当然ながらそれ専用の調整をせねばならず、そのノウハウが全く分からない。もちろんImagicaとか大きな編集スタジオさんではそのノウハウはあるんでしょうが、、、、
あと日本のコンテンツでそこまで手間暇かけられるものってあるのかなあ??という気もしてます。今のところハリウッド発の映画UHDブルーレイ版と、Netflixくらいしかないそうですが、、、
> なんで4kが二種類あるの?
ほんとそうですよ。以前記事にしましたが、2012年にITU(国際電気通信連合)やCEAなどの団体が、「テレビ用の4KをUHDと呼ぶことにする」と決めたのに日本では無視。
http://blog.goo.ne.jp/3rdeyestudios/e/0bea4ed7f90ac38ce2cd30b8f42b86dd
が、日本では4Kという言葉が先行していたので、このUHDという言葉は無視を決め込んだんでしょうねえ~。僕はあえて4Kと区別するためにUHDという言葉を使ってますが、横3840しかないのに4Kと呼ぶのは、誇大広告の類だと思ってますw
フォトロンさんは、「ニト」じゃなくて、「ニッツ」って発音してました。nitsですからね。ずっとニッツって言ってますよ、っておっしゃってました。
DaVinch Resolveの波形モニターがわかりやすかったのですが、まず、1000ニッツまで拡張した状態を見せてもらうと確かに波形モニターの上限のメモリが1000になってました。あたりまえか!木漏れ日の映像だったのですが、HDRモニターの画は確かに、パンチの利いた木漏れ日が表現されてました。ただ、このくらいでは、まぶしいとかそんなことはないですね。4000ニッツまで拡張してもらうと、けっこうまぶしげには見えます。ただ、ここまでやっちゃうと、青空に激しいノイズが。1000ニッツでも、よく見ると、青空にちょっとノイズが乗ってます。フォトロンの人も、ノイズリダクションかけないとだめですねって言ってました。トホホ。
今日もAfter NABやってますので、もし時間があったら行ってみたらいかがでしょうか。(ネットで予約必要)ただ、他のブースはあまり見るべきものはなかったんで(私にとっては)。私も、まだまだよくわかってませんが、ご参考までに。
> 波形モニターの上限のメモリが1000
そんな波形モニターがあるんですね。ダビンチ使わないから知らんかった。なるほどー。
それ見ながらだと調整しやすそうですね。
いまそういえばとAfter Effects CC 2015のカラースペースを見てみたら、ちゃんとHDR UHDTV (Rec.2020)という項目がありました。普段2015使わないからこれも知らんかった。2014にはありませんでした。
ただこの辺りはちゃんとした講習を受けないとわかんないですねえ。。スタジオさんは知ってるでしょうし、こんど教えてもらおう。
> 「ニト」じゃなくて、「ニッツ」って発音
おっとそうなのか!と思っていま再度検索してみたところ、やっぱり一般的にはニトで定着しているっぽいので、もしかしたらフォトロンさんのほうが少数派なのかも?それとも映像業界ではニッツなんでしょうか。
本文で挙げたWikiもそうですが、
http://www.daisaku-shoji.co.jp/iel/w_kido.html
http://bit.ly/1TnrjNL
http://bit.ly/1TnrpVG
http://chg.zouri.jp/060/ent143.html
http://www.convertworld.com/ja/luminance/%E3%83%8B%E3%83%88.html
でも、ニッツという呼び方も出てきたので
http://www.boss-int.com/Develop/sheet/lcdchk02.html
間違いってわけではなさそう。どっちで定着するんですかね。
Media ComposerをHDRを謳っている8.5.3にアップグレードしたんですが、さっぱりわかりませんです。カラースペースのことろにやたらといろいろと選択肢が増えているんですが・・・。
ぼちぼち勉強していこうと思います!
テレビ放送ではHDR放送とかあるんですかねー。今年のCEATECあたりでは各メーカーさんのブースでHDRコンテンツ流しそうだから、いまごろ「HDRマスターをどうやって作るか」って話をしている制作会社さんとかあるんだろーなーと、、、たいへんそーー
まあ一般視聴向けに降りてくるのはまだ先でしょうから仕事で必要になるのはあと2年くらいはあるのかなと勝手に想像。
でも制作者たるモノ勉強はしとかないとですねー
> ニッツかニトか問題
いや、僕は全然わかんないんで、もう決まったほうに従います(笑 たぶんパナソニックやソニー社内ではいっぱい話されてるはずだから、それが広まれば!!
今年のCEATECでいやっつうほど耳にするんじゃないですかね!