3RD EYE STUDiOS
街角の映像制作下請け零細業者のブログ




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ここ数年デジタルハイビジョン化が喧伝されてきたがとてもじゃないけど魅力ある製品はなかった。でもこの春に発表された数々の製品は、そうとういい出来だと思う。もっとも実機を見ていないのでプレスリリースや記事だけの印象だが、液晶もプラズマもかなり枯れてきてる気がする。そろそろ買い時かもしれない。

まず注目は日立のiVDRなる規格だ。こんな規格が策定されていたとは知らなかった。Impressにレビューがあるがハイビジョン録画できてしかもコピーワンス録画を何度もムーブできるというHDDならではの利点はけっこう便利だと思う。なかなかいい規格じゃないか。参加企業が微妙なんだけど、今後パートナーが増えたらいろいろ可能性が見えてくる。池上やキャノンがカメラの録画メディアとして採用してくれたらかなりビビる。

その日立もそうなんだけどようやく各社、液晶の倍速駆動を標準装備し始めた。以前の液晶はヒサンだった。早くから倍速駆動を採用していたビクターは横スクロールのテロップをデモしていたが、僕が作るようなモーショングラフィック系の動画は特に見れたもんじゃなかった。展示会ではよく液晶テレビで映像を見せるため、せっかく作った映像がガタガタボヤボヤになってしまってガッカリしたことが何度もある。倍速駆動なら買ってもいいかも。

金曜日まで開催されていたDisplay 2007では、ソニーが有機ELテレビをなんと今年中に製品化すると発表したり、エフ・イー・テクノロジーズがFEDを展示したりと、ソニーがだんだんイケイケな感じになってきてる。もともとソニーは液晶やプラズマは「過渡期の技術だから」とシカトして、ブラウン管の次は有機ELとFEDの投入を目指していたわけだが、その間に市場が拡大してしまい薄型テレビに出遅れてしまったという経緯がある。ようやくここに来てソニーの目指すモニタが出せるようになってきたということか。逆にパナソニックは「プラズマの次」が見せられなくて株価が低迷しているという(日経BP記事)

パナソニックも42インチプラズマのマスターモニター用にチューニングしたモデルを展示していたらしい。見ないと分からないけどこれは最も発売に近いマスモニじゃないかな。欲しい。今まではパイオニアの5000EXくらいしかなかったから。他にも三菱の狭額縁テレビとか、ビクターの110インチリアプロとか、興味深い製品が多い。

新製品の発売はGWにかけてボチボチって感じだが、明日からNABも始まるし、なかなか楽しみな春になりそうですね。

※追記(2007/4/17)
ソニーの株価が高値更新だそうです。Braviaの好調、新型Walkman、有機EL、FEDと、ソニーに明るいニュースが立て続いており、なんかイケイケだなあ、と思ってたらやはり市場は正直だ。Pasmoというと例の一時問題になったFelica技術ですね。いや、ソニーが復活するとワクワクしてきますね。ブルーレイベースだったXDCAMがメモリ化するというこんなニュースもあります。

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