三浦俊彦@goo@anthropicworld

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コンタクト系16

2013-02-15 00:28:00 | モンスター映画
 ■遊星からの物体X ファーストコンタクト■ 期待を裏切らぬ出来映えでホッとした。ホッとしちゃって前作のようなスリルを感じてる暇がなかったゆうか。CGが達者すぎて前作の物質感がチョイ後退したかな、ヘリの中でのぶわーって変身シーンとか。それでも堂々たるモンスターぶりでした。女が女を襲い始めるとこ、乗っ取られてることに本人は気づいてないらしいって仕組みが仄見えてよかったです。しかしまぁ、無理にアメリカ人出さずにノルウェー人だけでやりゃよかったのにな。べつに英語喋ってても不自然だなんてイチャモンつける気ないからさ。あと肝心なことだけど犬追っかけるシーンにスムーズに続いてくのかと思ったら、女が生き残った(んだよね、あれは)シーンからってつけたような犬追跡シーンへ。つながってないじゃないか。あとほら、氷破って外に出るシーン、あれじゃあダメですよ。あんな急速突破じゃマンガでしょ。じわじわ抜け出す感じでやってくれないと。いろんな意味で前作のホラー風味を味消ししてくれた続編でしたわ。いや、基本楽しめたけどね。虫歯治療で弁別しようってアイディアはよかったね。あそこはほんと前作の血液検査シーンにしっかり肉薄してましたわ。
 ■メン・イン・ブラック3■ こりゃあまあ、面白いの当たり前って感じで観てたんで。そりゃあまあこのシリーズ的な期待の通りでしたし。でも終わってみりゃ冒頭で鎖外してくれたムシ型ロボット(?)がモンスター度ナンバーワンという、そうね、あのデカ魚よりもだね、とにかくモンスター度じゃそういういまいちの流れでしたが。敵があいつってんじゃねえ、ただのパンク兄さんじゃないかって。しかしまぁ、なんせ達者だよね。ビルから落ちるシーンとか。観賞サイドとしてはもう安心モードだよね。あんまりサクサク滞りなくエンタメが進むんで、なんか却って寂しかったり。ああそういえば、ビル屋上でチョイ邪魔しに来た巨大イカみたいなの、あの浮遊生物。あれ出番がもっとあればよかったなあ。
 ■クライモリ デッド・パーティ■ 普通の殺人鬼と「あいつら」がチームを作るというナンダソリャコンタクト系だな。「あいつら」って、ふつーの人間に服従しちゃうのかよ。なんかがっかり。パケに「セルフ内臓喰わせ」ってあるから楽しみにしてたんだけど、なんだつまんねえ。もっとスマートにやってや。
 ■プロメテウス■ クリーチャーの出番少ないってば。残念。ラストのプチバトルんとこくらいか、タコっぽいクリーチャー全開で華々しかったのは。それまではヘビっぽいのが宇宙服内に侵入とか、手術マシーンで開腹取り出しとか、あれっ、そんなもんかよ。モンスター度低っ。凶暴化した人間なんてのは要らんから。そういえばロボットがわざとパラサイトの卵か何かを乗組員に飲ませてたっぽいけど、あれどうしてなの? わかんなかったんだけど。ラスト首だけになってなお恩着せがましい弁明によって生き延びたあのロボット、謎だったんだけど。続編に続けるつもりかな?
 ■9 ナイン 9番目の奇妙な人形■ どうしてズダ袋人形かなあ。もっと見応えあるクリーチャーにしてほしかったのに。あ、これほんとはサバイバル系ね。コンタクトっぽい場面あったから、といっても生きてる人間とじゃないわけだけど、まあコンタクト系にしとくけど、そもそも人間が作った生物らしいからなあ。骸骨恐竜的なビーストの動きには満足。だけどなんちゅうか、わびしい風景だったなあ。人形のそれぞれが見分けつきにくいのも一因だな。重ね重ねもっと多彩な生物にしてくれりゃよかったのに、変にストイックな、意地悪なような。
 ■狼男アメリカン■ 決してコンタクト系じゃないけど、ここにぶちこんどけいうか、ま、死んだ友人に執拗に自殺勧められるって設定、やっぱコンタクト系列でしょうね。それにしてもパブの異様なシーンとか、『インブレッド』あたりはこれの影響受けてんのかな。しかしパブと荒野で舞台統一してほしかったよなあ。病院で悪夢見るシーンくらいまではすっげえ不条理でわくわくさせられたんだけど、看護婦の振る舞いのエロサが不条理方向じゃなくて俗っぽい方に滑ってっちゃったし、みるみる普通の映画になっちゃった。ていうか舞台変化しすぎでしょ。評判の変身シーンは確かにノンCGの時代にしちゃこれ、驚異的でした。多重衝突シーンも気合い入っててマル。けどモひとつ文句言っとくとラストシーンは「あれっ、それで終わりかよ」って呆気にとられましたわ。そんな平凡な映画として始まっちゃいなかったはずだがなあ、重ね重ね。
 ■アポロ18■ 異色のPOVと言うべきだろうな。いや、ただの石がむくむく立ち上がってくれたのは得した気分でした。モンスターものとは思わなかったので。いや、コンタクトなんてしちゃいないけど、あの立ち現われぶりって知能あるっぽいもんな。
 ■ひきこさんvs口裂け女■ あの子実は口裂け女の娘でしったってそれ、ぽかーんって感じ。対決ものはどっちかを人間寄りに作らんといかんのかねえ。余計な設定だと思うが。それにしても看護婦の演技がムゴかったね。ろくにセリフ言えてないじゃん。撮影途中でわかりそうなもんだが。ま、ずっと見てりゃ対決シーンのショボサも覚悟しちゃいたけど、あの2体じゃ強さが違いすぎておもろなかったな。もうチョイ拮抗しててくれないとさ。

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2 コメント

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Unknown (k)
2013-02-23 04:29:33
■プロメテウス■
ネット上のレビューや解釈では、「舞台となったLV223は旧約聖書の『レビ記』第22章3節を指している」という説が有力なようです。
参考→ http://movieandtv.blog85.fc2.com/blog-entry-352.html
信仰に篤い者だけが助かるっていうのはどうも...後味の悪い映画でした。

※以前書きました「ムカデ人間2」観ました。
私はかなり楽しめました。
抵抗出来ないまま死に至るというのはやはりインパクトがあるんだなぁと。
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Unknown (φ)
2013-02-24 15:15:56
『プロメテウス』は、私は何が何だかわかりませんでした。わからなさは基本的にポイントなので別にいいのですが、だったらもっとモンスター本位にしてくれないと。思想的な要素は活字媒体に勝てるわけがないので、映画はとにかくビジュアルで勝負してほしいと思います。・・・・・と、勝手にモンスター映画と決めつけてひたすらその期待のもとで観た私が悪かったのかもしれませんがね。

 『ムカデ人間2』は良かったですね! 前作を遙かに超えてます。犯人のフリークっぽさがたまりません。3はあの路線をもっと突き詰めてほしいですね。犯人だけでなく被害者側の身体障害ぶりにも期待したいと思います。
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