三浦俊彦@goo@anthropicworld

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阿呆理詰日記7534

2022-04-05 00:28:00 | アフォリズム日記
T女性が男性であることの哲学的証明:その⑤
  ●可能世界・究極編
 自分が自分のままでノンバイナリーやジェンダーフルイドでありえた、という想像ができる〈奥行きある人間〉であるためには、人は誰でも、シスであれTであれ、身体性別を固定して心をパラメータとする存在であり、心を固定して身体性別をパラメータとする存在であることは不可能、という話でした。
 自分が自分のままで、自分らしくあるままでは、身体性別を(想像の中ですら)変えることはできない。
 性別とは身体の属性であり(それ以上でも以下でもなく)、心の属性ではない。心に性別の枠はなく、自由。枠にはめられて不自由なのは、身体だけ。
    最低限のまとめ
MtF もしシスジェンダーだったら→身体は女(シス女) と仮定する。すると
    もしTジェンダーだったら→身体は男
    もしジェンダーフルイドだったら→身体は・・・あれ?
MtF もしシスジェンダーだったら→性自認は男(シス男) と仮定する。すると
    もしTジェンダーだったら→性自認は女
    もしジェンダーフルイドだったら→性自認は揺れる。辻褄合ってる。
1「女だから、{もしシスジェンダーだったらシス女であるような人}のはずです」
2「{もしシスジェンダーだったらシス男であるような人}は? それは男です」
 1は「あれ?」に至り、2は辻褄合ってた。

 したがって、MtFは男です。
         ――可能世界・完結編へつづく