三浦俊彦@goo@anthropicworld

・・・・・・・・・
オトイアワセ:
ttmiurattアットマークgmail.com

阿呆理詰日記7532

2022-04-03 00:01:00 | アフォリズム日記
T女性が男性であることの哲学的証明:その③
  ●可能世界・上級編
自分の中の承認欲求は、現実の染色体の産物であることにとりあえず気づいとけばいいことあるかも、という話でした。
(身体違和なき性別違和、性別違和なき承認欲求、承認欲求なき性別移行など多彩な現象の分析についてはまもなく拙論を二つほどお目にかけます)
さて、MtF、FtMは、ジェンダーフルイドの時間的揺動の極限形、ノンバイナリーのスペクトル上位置の極限形です。
一般ジェンダーフルイドのAさん、一般ノンバイナリーのBさんに問うてみましょう。
「あなたがシスジェンダーだったとしたら・・・」
身体性別に心を合わせた想像をする以外の返答があるでしょうか。
(それとも、DSDである世界を思い描きますか? そう早とちりしかねないTRAは実在しますが・・・)
一般形が身体性別を選ぶならば、極限形だけが逆の答えへ跳躍するには極限的立証責任が必要です。
 しかも自分が「完全極限形」であるという保証はないわけですから(性別違和は何歳からでしたか?)
 最小離脱世界におけるあなたは全員、同一の身体性別によって貫世界同定されています。
       *
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   ここまでのまとめ
任意のT女性x(一般には、ノンバイナリーorジェンダーフルイド♂)につき、もしxがシスジェンダーだったとしたら、xはシス男性であろう。・・・・・・(起源の同一性確保)
任意のT女性x(一般には、ノンバイナリーorジェンダーフルイド♂)につき、もしxがシスジェンダーだったとしたら、xはシス女性であろう。・・・・・・(起源の同一性放棄)
 ゆえに、T女性はシス男性と同類であり、シス女性と同類でない。
 したがって、T女性は男性のバリエーションであり、女性ではない。
   証明終わり。
・・・・・・・・・・・・・・・・
       ――可能世界・最上級編へつづく