釜石のM師からメールを頂戴しました。
ご法務ご苦労様です。
釜石の今の話を一つ、(19文字略:管理人)メールを差し上げます。
釜石では行政が誘致したイ○ンが今月十四日にオープンしました。連日賑わっているようですが、
昨日仮設店舗で酒店を営まれている方がうちに集金におみえになり、「十月で廃業することにしました…もとの場所は再建禁止区域で建てられず、また他の場所で店をやる気持ちにもならない…」ととても辛そうでした…
このお店は日本酒の浜千鳥のオリジナルの場所前というお酒を扱っています…うちの寺を通してお米の支援をしてくださったあるお寺様にお礼に場所前を差し上げたところ、リピーターになられたと酒屋のご主人様が以前に喜んでおられました…
時代の流れと言ってしまえばそれまでですが、被災した事で人生が大きく変わってしまった事は間違いなく、また被災地ビジネスというのでしょうか、ここぞとばかりに大手が参入してきます…やるせないです。
地元で頑張っている方々を地元の寺として応援していこうと思っています。
>もとの場所は再建禁止区域で
「高台移転事業」とか「地盤のかさ上げ工事」とかの報道を見聞きしますが、個人的には、「行政」サイドがここぞとばかり公共の利益の御旗を掲げて、許認可権限を楯に規制をかけて、復興とは名ばかりの逆方向の「政策(というより無策)」を感じております。
阪神淡路の時も、「都市計画」の美名、キレイナ町並みが区画化されましたが、是非に関しては・・・・という印象を持っております。
「災害に強い街作り」的スローガンの背後に何がひそんでいるのか?と懐疑を憶える管理人であります!
(注:改行・区切り・○化等は管理人です)
追記 昨晩頂いたコメントを記事欄にコピペしました。3/24 07:55
弱肉強食なのか。 2014-03-23 22:33:12 ご隠居 釜石からメールを頂戴しました。
戦後の混乱に乗じて物資の横流し等をして膨れ上がった者もいますが、その人間が後に、その地域社会の中でどれ程の功績を残したであろうか?先ず皆無と言っても良いと思う。
儲かったと言っても、所詮あぶく銭です。
「悪銭身につかず」
復興支援という名のの下で、拝金主義者が考えることはいつの時代も同じ事なのか?
お役所は事勿れ主義で、市民にとっては迷惑な存在になってしまうことも多々ある。と感じてます。
確かに大きなスーパーマーケットが出来ればそれを目指して人は集まります。いかにも活気が出て来たように見えますが、巨大資本の力に対して、漸く這い上がって来始めた自営の人にとっては、再び谷底に突き堕とされた気持ちになることでしょう。
日本国中のシャッター商店街は、被災地とは違っても、同じように手で店を閉めざるを得ない状況にされたものも少なくないと思ってます。
いずれ大店舗は引き揚げてしまします。そうなったとき、いったい市民は何処で生活必需品を調達するのでしょう?
担当のお役人は、市民のことなど眼中に無いのでしょうかね?
私自身時分の住んでる役場に質問し続けてますが、「糠に釘」の返事ばかりです。
「大きな物には巻かれなさい!」とお役所は言っているのでしょうね。
こういう現象は、決して釜石だけではありません。
被災地の人間が、いま世間から注目されてます。いつまでも「あれが欲しい・それが欲しい・・」と言わず、自分の足で歩き出すのをね。
その足下をすくって立ち上がれなくする。ってどういう事なんでしょうね。